昨晩の採用ディナー中に「端羽さんは人との距離が近いから嫌だ」と言われました。
私としては、興味津々な人だったので、なんでスタートアップに興味持ったのか知りたかったし、「あなたが優秀な人であることに疑問はないので、何を考えている人なのかとか、どんなコミュニケーションをとるのかとか興味あるし、私とうまくやれそうかも知りたいし、遠慮する合理性がない」と答えると、「まだ会うの二回目なのに質問が踏み込み過ぎだ。関係性を作っていくプロセスも大事だ」と言われて、なるほど、と思いました。
直感で好き!と思ってくれる人もいれば、興味を持ったところから徐々に好きになってくれる人もいる。
恋愛と同じではないか。
私としては、キャリアのリスクを取って入ってくれる人には嘘を付きたくないので、ぜひ「ありのまま」を見て欲しい、と思う部分が大きいですが、果たしてそれは万人に正しいのか。
恋愛に例えて言えば、「ありのまま」を好きになってくれる人と結婚したい、とか同年代の友達が言ったら、「ありのまま」のあなたを好きな人なんて親しか居ないと思え!と言うと思います。1対1の排他的な人間関係は、最初は多少飾って興味を持ってもらって、努力を重ねて継続するんだと。
採用も同じではないか。
私の知人は、恋愛や結婚は奇跡だと言います。
そんなすぐに誰かを好きになれるわけじゃない。たくさん人に会う中で、自分が誰かを好きになれて、相手も自分を好きになってくれるなんて、奇跡だと。
採用もまさにそんな感じで、この人と一緒に働きたい!と思った人が、ビザスクで働きたい!と思ってくれるなんて奇跡で、しかも恋愛や結婚と違って複線的に奇跡を起こさなければいけないから大変です。
恋愛や婚活に関しては「ありのまま」はダメ、と知っていましたが、採用も「ありのまま」とか言ってないで、謙虚に、好きなってもらう努力をしなければいけない、と再認識した夜でした。