アップル 日本企業と取り引き 3兆円余

アップル 日本企業と取り引き 3兆円余
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アメリカのIT企業、アップルは、主力製品の「iPhone」などの製造に関わる日本企業との取り引きが、去年、865社との間で総額300億ドル(3兆円余り)だったことを初めて明らかにしました。
アップルはこれまで日本企業との取り引き状況を公開していませんでしたが、日本が重要な製造拠点で多くの雇用を作り出しているとして、2日、初めて明らかにしました。
それによりますと、アップルが去年1年間に取り引きをした「iPhone」などの製造に関わる日本企業は、電子部品メーカーの京セラ、液晶パネルメーカーのジャパンディスプレイ、液晶画面の外側部分に使う特殊な塗料を作る帝国インキ製造など865社で、取り引きの総額は300億ドル(3兆円余り)だったということです。
また、アプリを開発する企業を含めると、日本で71万5000人の雇用を作り出してきたとしています。
アップルは、横浜市に新たな技術開発拠点の建設を進めるなど日本との関わりを深めていますが、主力のスマートフォンは世界的に販売不振が続いており、日本企業の業績への影響も注目されています。