大阪府守口市立小学校で担任講師の男性に平手打ちをされてけがをしたとして、当時6年生だった男子児童が守口市に慰謝料など80万円の賠償を求めていた訴訟は、大阪地裁で和解した。市が解決金を支払う内容で、7月22日付。

 訴状などによると、担任講師は昨年6月、男子児童が校舎の3階から紙切れをまいたことを注意するため、空き教室の壁際の席に座らせた。その際、注意に対して舌打ちをしたと思い、平手で3回顔をたたいた。児童はその弾みで壁の金属製フックに額をぶつけ、10針を縫うけがを負った。講師は同7月に依願退職した。

 市教育委員会は「早期解決のため、市として認めるべきところは認め和解に応じた」としている。