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【経済インサイド】
中国で日本式スーパー銭湯が大ブームになっている 年間100万人が殺到する上海 「極楽湯」はなぜブレークしたのか?
スーパー銭湯をチェーン展開する「極楽湯」が中国で快進撃を続けている。海外初進出先の上海2店舗で入館者が年間計100万人を超え、9月にも湖北省武漢に3店目を出店する。
同社の新川隆丈社長は、中国本土で10年以内にフランチャイズも含め100店舗にする強気の方針を明らかにしている。成長鈍化が続き、外国資本が相次ぎ撤退する中国ながら、スーパー銭湯が好調なのはなぜか。
湯船にゆっくりつかる生活習慣のなかった中国。だが、上海市浦東新区に位置する極楽湯海外1号店の碧雲温泉館で館長を務める馬場保幸氏によれば、爆買い目的で訪日した観光客が日本の温泉文化に触れ、口コミやネットで評判を広げたことが大きいという。スーパー銭湯を中国にも作った極楽湯が、にわかに注目されるようになった。
入館料は大人138元(約2200円)と日本の700円程度に比べて3倍以上もする。それでも上海の直営2店舗は、春節(旧正月)前後など冬のピーク時に1日でそれぞれ4000人以上が押しかけ、入館まで3時間待ちという人気ぶりに。20代や30代の女性客が最も多い。
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