弘前ねぷたまつり始まる

弘前ねぷたまつり始まる
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青森県の津軽地方を代表する夏祭り「弘前ねぷたまつり」が1日夜から弘前市で始まり、勇壮な武者絵などが描かれた鮮やかな山車が練り歩きました。
「弘前ねぷたまつり」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている津軽地方を代表する伝統行事で、農作業が忙しいこの時期に眠気を払うために行われたのが始まりといわれています。
初日の1日は、午後7時ごろから弘前市でねぷたの運行が始まり、巨大な扇形の飾りを載せた「扇ねぷた」と呼ばれる山車など大小合わせて38台が、「ヤーヤドー」という独特の掛け声と囃子にあわせて、町を練り歩きました。
それぞれのねぷたには、勇壮な武者絵などが色鮮やかに描かれていて、大きいものでは、高さが9メートル余りあります。沿道には大勢の見物客が詰めかけ、ねぷたが通るたびに盛んに拍手を送って祭りを楽しんでいました。
弘前市内の30歳の男性は「50年も100年も続けていきたい地元にとっては最高の祭りです。あすは自分も参加するのできょうの迫力に負けずに一生懸命頑張りたいと思います」と話していました。
「弘前ねぷたまつり」は今月7日まで行われ、期間中、合わせて81台のねぷたが運行する予定です。