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300万回線も残るISDN、迫る終了のインパクト
ITpro読者の皆さんは、「ISDNが終了する」と聞いて、何を思うだろうか。「そういえばそんなのあったな」「20年前ぐらいに自宅からインターネットに接続するのに使っていた」、と遠い過去のこととして思い出すかもしれない。「今さら終わりと言われても…」と思う人も、少なくないだろう。
1988年に始まったISDNサービスは、1995年ごろから家庭のインターネット接続環境や企業の拠点間通信環境として一気に普及した後、ADSL回線や光回線に急速に切り替わっていった。今となっては、自宅のインターネット接続にISDNを使っているという人は、ほとんどいないだろう。
だが実は、業務用途ではISDN回線はまだまだ現役だ。そして、サービス終了の報を聞いて、その対応に頭を悩ませる企業ユーザーがたくさんいるのだ。「愛されていたサービス」「なくてはならないサービス」「代替となるサービスがない」──。ISDNの終了について取材したところ、こうした声を色々なところで聞いた。
2020年度後半にデータ通信サービスは終了
NTT、NTT東日本、NTT西日本は、電話網(PSTN)をIP網へと切り替えるのに伴い、PSTNで提供していたいくつかのサービスを終了する。その中の一つであるISDNのデータ通信サービス(INSネット ディジタル通信モード)は、2020年度後半に終了予定とされている(2015年7月時点)。
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