いいにおいのするconcert dans un temple:Alcest、Vampillia スペシャル編成お寺コンサート

4/12 圓能寺

大森にある圓能寺というお寺でのAlcestとVampilliaのアコースティック編成によるライブ。翌日の+envyのフルセットライブも観たかったのですが、両方観にいく金はないのでレア度の高いこちらを選択。まあ一番の理由は家から近いからなんですが…。

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お寺の本堂でのライブ。仏壇の前に楽器が並び、その前の畳の上に客は雑魚寝ならぬ雑魚座り。正座なんてせずあぐらをかいていたのにライブ前に早くも足が痺れてくる…。

Vampillia
・いつも静かにしているギターの人が先頭でラップを歌いながらメンバー登場。この人もこんなキャラなん?
・メンバーは見えた限りでは、いつものギター2人、ドラム、ピアノ、ベース、オペラ、バイオリン。それにバイオリンがもう1人。さらにもう一人見たことない女性ボーカル(ソプラノ)。
・真部氏が浪曲みたいなギターをポロンポロン奏で始める。そこにバイオリン、ノイズが不吉な感じで絡み合う。カオスな雰囲気が漂ってきたところで、見えなかったけど奥にいたらしいお坊さんたちのコーラスが入る(聲明というようだ)。さらにソプラノボーカルのコーラスも絡んでいく。ソプラノと坊主コーラス(略して膀胱)、それに会場のほのかな灯りとお香の匂いが相まって、黄泉の国のような情景を感じる。この場ならではの素晴らしい演奏。いにしえのような雰囲気もありつつ、バイオリンの入り方がちょっと現代音楽風でもあった。
・続いて2013年3月のCHRISTIAN DADAのショーで最初にやった曲。ソプラノボーカルの声量もあって、あの時の聖歌隊とはまた違った趣がある。あの時は照明も幻想的で、大勢の天使が歌ってるような感じだとしたら、今回は薄明かりの森のなかで女が一人歌っているような印象。
・続いてはピアノとバイオリン主体の最近ライブの最初に演る曲をいつもデスが出てくる辺りのパートまで。最近はバイオリンが1人しかいないので、もう1人との絡みが新鮮だった。次は前に出したコンセプトアルバムの最初の曲、Welcome To Deathtiny Landからギターの叙情的な旋律まで。数年前にライブの最初でよくやってた形かな。
・続いてendless summer。ツジコノリコとは違い、ソプラノボーカルがコーラスのような形で入る。激しくなるところは当然音が出せないので、スロウな演奏で幻想的な要素を強調した感じだろうか。
・次は前述のCHRISTIAN DADAのショーで最後にやった曲。その次は同じくCHRISTIAN DADAのショーで2番目にやった曲で終了。

素晴らしい演奏でした。美しく、情景漂う演奏。お香の匂いによく馴染んでいた。…ところでデスは?(入場時にレジ担当してたけど)


・Vampilliaの演奏前にいつものバイオリンのお姉さんが譜面の置いてない譜面台の位置を調整していて、あれはギャグなのか?バイオリニストの習性なのか?と思っていたんだけど、セットチェンジ中にトイレに行って戻るときに譜面台にマイクが取り付けてあるのに気付き、なんだちゃんと意味あるのかよ、とちょっとガッカリした笑。

Alcest
・どういう音のバンドかはわかってるけど、ちゃんと聴いたことはほとんどないバンド。Vampilliaのピアノとバイオリンもサポート。
・アコースティックならではの楽曲の美しさを感じる演奏でした。原曲を聴き込んでいる人なら、いつもの轟音のなかでは見えにくい曲本来の美しさを感じれたのではないのかなと思う。ツインボーカルの曲とか、ちょっとRIDEを感じさせたりもした。
・意外にもVampilliaより短く演奏終了。普段ではない会場だけに客も戸惑いながらアンコールの拍手を始めるも、アンコールはなしとのことでした。


貴重なシチュエーションでの貴重な時間。いいライブでした。満足しました。またこのような場で観てみたいです。わたくしのような足先まで栄養の行き届いてないけつペッタン族には座ってるのもしんどいものはありますが…。

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