bloodthirsty butchersの言葉を少しだけ 3

今回で最後。



「BBL」トークゲスト。2003年。

(何度も語られてる田淵さん加入の経緯の話のあと)
ブライアン ナンバーガールが終わって、新しいバンドに入る田淵さんの気持ちはどんな気持ちだった?
田淵 いやなんかあの、入りたい、抵抗なくそういう気持ちにはなったんですけど、まあ全然違いますね、やっぱ、バンドバンドでやり方っていうのは。
ブライアン それは驚きだった?
田淵 新鮮でしたね。
ブライアン 逆にブッチャーズはどんな感じだった?
小松 3人にギターが1人プラスされたとかじゃなくて、当たり前に4人になったって感じ。今まであったなかに加わっただけ、とかそういうもんじゃないと思う。
(吉村さんが人のビールを飲みはじめてメンバーがクスクス笑う)
ブライアン いい話こまっちゃんがしてんのにさ―(笑)。

ブライアン 荒野ニオケルっていう意味って?
吉村 まあこのままの状態を説明してるわけで、荒野だから、何もないしこの世の中、楽しいこともいっぱいあるし、そう思えば楽しいことは幾らでもできるし、…よくわけわかんなくなってるけど。砂漠というか、荒野で楽しむという。キャンプでもして楽しもうよってことですね。

(「サラバ世界君主」のクリップを見た後)
ブライアン この曲はどういう曲?
吉村 まあ普通に暮らしてるときの気持ちですよ。昔から思ってる気持ちで。サラバ世界君主っていうのは、教科書にあった偉人とか偉い人とか、まあそういうことを言ってんだけど、悲しいことがあったらちょっとくらい逃げてもいいんじゃないかっていったときにフィードバックするじゃないですか、思い出って。でも別れを告げなくちゃいけないっていうか。時代は変わってくわけで。…自分は歳取ってくわけなんだけど、思い出すことで、マイナスじゃなくて、別れを告げなくちゃいけないっていうか。

(ライブ告知)
ブライアン こまっちゃんソロもあると(笑)。ソロってどんな感じなの?
小松 おれも何しようかまだよくわかんないんだよね。一人でやってみるっていう。
ブライアン あとおよそ悩む時間3日ぐらいです。
小松 すいません(笑)。

(思い出の1曲コーナー)
ブライアン 吉村くんが持ってきてくれたのかな?これ最後聴いてみましょうよ。
吉村 stiff little fingers。nobody's heroesですね。
ブライアン これはいつぐらいに聴いてた曲なの?
吉村 ぼくが中学校2年生のとき。
ブライアン こういうの聴く環境にあったの?
吉村 いやー、留萌だよ。留萌っていう田舎で、日本盤のラフトレのシリーズで。…日本盤の和訳を読んだときにトキメイタってやつ。
ブライアン これ聴いたときにどういう影響があった?
吉村 おれでもできる!
ブライアン 今でも聴ける?
吉村 もー、聴けますね。
ブライアン ちなみに最近お気に入りは?
吉村 ぼくはなんか古いところ聴いてて、YESとか(笑)。





・なんかの番組内のコーナーのTHE CURE特集で、ゲストとして吉村さん出演。司会はビークルの日高氏。(「ギタリストを殺さないで」発売頃)

日高 まず端的に吉村さんがキュアーのここに心を奪われたというポイントは?
吉村 まあ、メロディの良さ。ダークなんだけど、ポコっとあるポップな曲に、すごい心を奪われるというか。あとはやっぱ、わけのわからない風貌っていう。(笑)大事なんだよ、そこ。大事なんですよ、私生活が全然読めないというか…。わっかんないよねー。謎なんだよ。どこに住んでるかも(笑)。そういうことすごい考えるんだよね。昼間何やってんだろ?とか(笑)。

(吉村さんとキュアーの歴史を書かれたフリップから)
日高 まず84年。日本盤7’「The Caterpillar」をポイントカードで購入(笑)。
吉村 これはまだハードコアとかポジパンとか激しいのが好きだったの。で、ちょっとゴシックぽいっていうか、そういう匂いがしてて踏み込めなかった。でもポイントカードによって、手に入れたのがこのキャタピラー。で、意外にポップな曲で。まあここらへんから始まるんですよね。で、他のアルバムを聴くと、意外にダークだったり。

(1985年に「IN BETWEEN DAYS」の12’を購入)
吉村 これがほんっとに完成度の高い曲で、3コードなの。ぼくにとってのロックンロールというか、キュアーというか、ピュアというか(笑)。

(86年~88年に再発されていた「Boy’s Don’t Cry」をジャケ買い。一番惹かれたのはロバート・スミスの靴!)
吉村 レッグウォーマー(笑)。…この後ろ姿だぜ。これはいいよ。これはもう買いだよ。
日高 おれのなかのギターポップっていうと、やっぱり真っ先にこの曲ですね。
吉村 そうだね。ギタポだよ、ギタポ。名曲だよね。そういうジャンルでいえば、3本の指に入るぐらい名曲。
日高 靴もいいぞ、と(笑)。
吉村 これ一番引っ掛かんのは、(靴の)この辺と(体の)この辺のバランス。大事なんです。

(86年にベスト盤が出るも、好きな曲はアナログで持っていたので買わなかった)
吉村 好きな曲は単体で買ってるわけで、どうしてもこだわりがあって…買わなかった。ジャケットいいからさー、惹かれるんだよなあ。…でも我慢した。この前も中古屋さん行って我慢した。先日も(笑)。

(92年。個人的に最高のアルバム「Wish」)
吉村 本当にこのアルバムが好きで、そのなかで名曲というのがやっぱこれ「Friday~」有線とかで結構かかってて、これが居酒屋とかでポコっと有線から流れると、もう絶句して…涙。

・その後吉村さんとビークルメンバーのバンド「ざ☆ぴゅあー」による「IN BETWEEN DAYS」のアコースティックカバー。ボーカルは日高氏。

日高 最後に吉村秀樹にとってキュアーとはどんな存在なんでしょうか?
吉村 そうですねぇ、まあキュアーは解散はしてないし、今でも現存している。まあ、おじさんなんだろうけど、斧を持ってるおじさんだなっていう。そういう感じかなあ。


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