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 旧日本軍の元慰安婦を支援する「和解・癒やし財団」の金兌玄(キムテヒョン)理事長が護身用スプレーのようなもので液体をかけられた事件で、ソウルの南大門警察署は7月31日、無職の男(21)を特殊傷害の疑いで逮捕した。男は7月28日の事件発生直後に身柄を拘束されていた。同署によると「慰安婦合意が間違っていることを思い知らせようとした」と話しているという。特定の団体に所属するなどの事実は確認されていないという。

 一方、女性家族省関係者は1日、財団の運営費を韓国政府が負担する方向で検討していることを明らかにした。「日本政府が拠出する10億円は、元慰安婦らの支援にだけ使いたい」とする理事らの意見を受け入れた。事務所経費だけで年間4千万ウォン(約370万円)ほどかかる見通しという。(ソウル=牧野愛博)

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