【8月1日 AFP】(更新)シリア北西部イドリブ(Idlib)県で1日、5人が搭乗するロシア軍の輸送ヘリコプターが撃墜されたと、露国防省が発表した。一方、露大統領府は同日、5人全員が死亡したとみられると発表した。

 露メディアは「アレッポ(Aleppo)へ人道支援物資を届けた後のロシア軍の輸送ヘリ「ミル8(MI-8)」が地上から撃墜された」とする同省の声明を伝えた。乗員3人と将校2人が乗っていたとされる。

 ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)露大統領報道官は「国防省からの情報でわれわれが知る限りでは、ヘリコプターの搭乗者は死亡した。彼らは地上での犠牲者を最小限に抑えるために機体を遠ざけようとし、英雄的に亡くなった」と語った。

 これまでのところ、どの勢力によって撃墜されたのかは明らかになっていない(c)AFP