※シンゴジラのネタバレを含みます。
絶賛公開中の映画『シン・ゴジラ』。
ストーリーも複雑で情報量も多く、また意味深な表現も多かったため、ネット上で数々の憶測や考察が進んでいます。
ゴジラの目的、続編考察、元ネタ小ネタ、その他疑問点など、シンゴジラに関する情報やネット上の気になる声をまとめましたので、今回の『シン・ゴジラ』という映画をもっと知りたい方はぜひご観覧ください。
ゴジラが日本を襲った目的は?
今回の『シン・ゴジラ』ではゴジラが日本(東京)を襲った目的が劇中では、今ひとつはっきりとしていませんでした。これについて、ネット上で以下のような考察が見られます。
考察1:牧博士が、なんらかの技術で自分の身体をシンゴジラにした。(シンゴジラは牧博士の成れの果て)牧博士は劇中でも述べられていた通り、放射能汚染された家族を見捨てた日本政府に恨みをもっており、日本政府を潰すためシンゴジラは日本を襲った。
考察2:『初代ゴジラ1954』や『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』と同じく、ゴジラの中には太平洋戦争で散っていった人々の残留思念が詰まっておる。それが今回もゴジラを動かせ、東京を襲う原動力となった。
考察3:目的は特にない。海上生物が陸に上がってきたのと同様に、目的はなく本能的なもので陸上にあがり進化してしまった。そしてうろつきまわっていたら、結果的に街を破壊した形になった。
続編やラストシーンの解釈は?
シン・ゴジラの続編や、意味深なラストシーンの解釈としては以下のようなものが挙げられています。
考察1:『シン・ゴジラ』の続編は無い。あったとしても庵野監督はもう作らない。(今回一回限りのつもりで作ったという庵野監督のコメントもある模様?)
考察2:ラストの凍結状態が解除され、ゴジラ復活。続編でゴジラVS〇〇といった、再び対戦ものに繋がっていくのではという声もあり。エンドロールでラドンやメカゴジラのBGMが流れたのはその布石ではないかという声も。
考察3:進化したゴジラとしての続編。今回のゴジラは柔軟な進化が可能で、今後第5形態に進化し再び暴れまわるという考え方です。この考察は複数のパターンが挙げられています。
分裂化・・・最後の凍結状態を逃れるため、小型ゴジラに分裂化。そして尻尾の骨が破れ、小型ゴジラが飛びだし蔓延していく。
人間化・・・シン・ゴジラにて人間はゴジラを凍結させ一時的に勝利した。ゴジラは人間が優れていると判断し、人間化する道を選んだ。ラストシーンで尻尾の骨から出てくる人型生物は、人間に進化した人型ゴジラ。
巨神兵化・・・ゴジラが第5形態として、『風の谷のナウシカ』に登場する”巨神兵”、さらにはその巨神兵がエヴァンゲリオンに進化していく説。ラストシーンで尻尾の骨から出てくる人型生物は、巨神兵の子供。
続編やラストシーンはこの他にもさまざまな解釈が出てきています。
なお続編やラストシーンの、私の個人的な考察は以下の記事でまとめています。
『シン・ゴジラ』のラスト、最後の尻尾の骨から人間が出てくるシーンの解釈は?あれは巨神兵?※ネタバレあり
シン・ゴジラに関連のある作品
『シン・ゴジラ』に関連のある映画作品、シン・ゴジラを観る前に観ておくとニヤリとする映画作品として以下のようなものが挙げられています。(私の個人的な趣味も一部混じります)
1.初代ゴジラ(1954年版)
ゴジラシリーズの記念すべき第一作目。核批判をや戦争批判など重いテーマも絡めた怪獣映画で、今も観客動員数頂点に輝くゴジラ映画。(約961万人)
ゴジラによる恐怖や災害を全面に出しているところが、今回のシンゴジラと似ている。細かく見れば元ネタとなっている部分も多数あり。
2.ゴジラ(1984年版)
1984年に公開された、シリーズ第16作目にあたるゴジラ映画。
原点回帰の作品となっており、シンゴジラのようにゴジラVS人間のテーマを深く描いたゴジラ映画。海外のゴジラに向けた核攻撃など国際情勢を絡めたストーリーも近作に繋がるものがある。
3.ゴジラVSビオランテ
1989年に公開された、シリーズ第17作目にあたるゴジラ映画。
怪獣VS怪獣の対戦物であるが、シリアスな演出や描写が多く、ストーリーもしっかりとしているため、ジャンル的にはシンゴジラに近いゴジラ映画。数あるゴジラ映画作品の中でも評価の高い作品。
4.日本のいちばん長い日
日本がポツダム宣言受諾を国民に伝える1945年8月14日~8月15日間を描く政治・社会映画。政府の人間が奮闘する姿が、今回のシンゴジラのドラマパートと似ている。
オリジナルは1965年公開、最近2015年に公開されたのはリメイク版。危機感や緊張感はオリジナル版の方が高め。
なお、同じ内容を民間人視点で描く『沖縄決戦』という映画もある。
5.世界大戦争
1961年に東宝が製作したSF特撮映画。第三次世界大戦をテーマにした作品。
第三次世界大戦に突入するまでの国際間の緊張と、世界大戦突入後、海外からの核爆弾の発射が決定し最後の一時を過ごす日本国民の姿が描かれえいる。終末映画の傑作として扱われる作品。
海外からの核攻撃という点で、今回のシンゴジラと似ている。
6.八岐之大蛇の逆襲(ヤマタノオロチの逆襲)
1984年(昭和59年)に制作された16ミリフィルムの自主製作特撮映画。日本神話のヤマタノオロチを題材にした特撮映画で、怪獣と自衛隊の戦いを描く。
樋口真嗣、庵野秀明、押井守が製作にかかわっており、今回のシンゴジラの元ネタやルーツが垣間見れる所も。樋口真嗣の特撮映画第一弾に当る作品でもあります。
シンゴジラの「ヤシオリ作戦」も、この映画の八塩折之酒(ヤシオリの酒)が語源となっている模様。
7.ガメラ2 レギオン襲来
1996年に公開された平成ガメラシリーズ第2作目にあたる特撮映画。平成ガメラシリーズは、全3作品すべて樋口真嗣が特撮監督を務めていますが、その中でもこのガメラ2は、怪獣と自衛隊の戦いをリアルに描いており、シンゴジラに近い雰囲気を感じられる作品です。
8.新世紀エヴァンゲリオン
庵野秀明が監督を務める、言わずと知れた人気アニメシリーズです。
自衛隊の戦い方の演出、爆破やレーザー表現、作戦会議の演出やBGM、文字テロップを使った表現など、エヴァンゲリオンの演出方法はシンゴジラにも多く流用されています。
9.巨神兵、東京に現れる
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』と一緒に上映された特撮短編映画で、こちらも庵野秀明が監督を務めています。
『風の谷のナウシカ』に登場する”巨神兵”のスピンオフ映画で、巨神兵が現代の東京に現れ、東京や世界を壊滅に追い込む過程を、最新の特撮技術を用いて描いています。
巨神兵の吐くプロトンビームの表現や、建物の破壊表現、爆発表現などがシンゴジラ酷似しています。
シンゴジラはこれらの作品を観なくても楽しめますが、観ておくとより面白く感じられ、新たな発見があるかもしれません。
シンゴジラの疑問点
シンゴジラにおける疑問点や、よく分かり難かった点の解釈をまとめます。
形態の変化がよくわからない
→シンゴジラの形態は以下のように区分されています。
第一形態・・・水中にいたい際の形態(劇中では登場時に尻尾しか見えない)
第二形態・・・初上陸した際の形態。深海にいたため目が大きく、はって街を移動する。
第三形態・・・途中で立ち上がり、2足歩行になった後の形態。
第四形態・・・再度鎌倉市に上陸した際の、体長が2倍になった形態。目が極度に小さくなり、ここの状態から尻尾が赤く骨も混じったゴツゴツした形となる。劇中での最終形態。
第5形態・・・今後進化する可能性のある形態。劇中では、「死すら超越した存在になる。」「複数に分裂し各国に飛来する可能性がある。」と示唆されていた。
米国の熱核兵器でゴジラは倒せたの?
→過去、ゴジラは1500度のマントルの中を平気で移動した実績があります。(ゴジラVSモスラ)。また、体内温度は1200度まで持たせた実績があります。(ゴジラVSデストロイア)
今回のゴジラはそういった過去のゴジラより更に表皮が硬いように見えるため(自衛隊の攻撃などから)仮に熱核兵器が使われたとしても倒せなかった可能性があります。
なんで血液凝固剤を作ったの?
→シンゴジラは体内で高温を発する生き物だが、血液循環で温度を調整していると劇中で発覚。このため、血液を固め熱暴走させてゴジラを葬ろうとした。(もしくは熱暴走させゴジラを退化させようとした。)だが、結果的にゴジラが自ら身体を凍結させる超反応で熱暴走を回避。しかし凍ったままになった。
総理大臣は結局死んだの?
シンゴジラが初めて背びれから放射能熱線を乱射した際に、総理大臣一行の乗ったとおもわれるヘリが撃墜された描写がありますので、おそらく死んでいます。
石原さとみの英語は上手いの?
→2010年に1ヶ月ほどニューヨークに語学留学していた実績があるようです。
石原さとみ 4年前の「空白の1カ月」が色気に スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/11/18/kiji/K20141118009304840.html
矢口(長谷川博己)はなんで若いのにあんなに偉いポジションなの?
→親が偉く(警視総監がお世話になったと言うレベル)、その七光りやコネを躊躇無くつかったため。かつ有能?なため。
ヤシオリ作戦は、少し場所がずれたら失敗していたのでは?
→ごもっともです。
エンドロールで流れていた曲は?続編に関係ある?
「ゴジラのテーマ」→「ラドンのテーマ」→「自衛隊のテーマ」→「ゴジラVSメカゴジラのテーマ」です。ラドンのテーマ→次回ゴジラは飛ぶ?、ゴジラVSメカゴジラ→次回ゴジラは機械化?人類に改造される?
他、また何かありましたら追記していきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のシン・ゴジラはかなり内容や設定が濃いので、観たあとも色々と楽しめますね。
他にも調べれば、面白情報がいろいろ見つかるかもしれません。
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