成田エクスプレス 誤った方面の線路に進入
29日夕方、新宿方面に向かうJRの特急列車「成田エクスプレス」が、品川駅を過ぎたところで、誤って横浜方面の線路に進入するトラブルが起きました。この列車はふだんと行き先を変更していましたが、JRは、この情報が線路のポイントを切り替える司令室に伝わっていなかった可能性があるとみて調べています。
JR東日本によりますと、29日午後6時半ごろ、東京駅を出て新宿方面に向かっていた特急列車「成田エクスプレス40号」が、品川駅を過ぎたあと、誤って横浜方面の線路に進入しました。運転士はすぐに誤りに気付き、いったん停車させたのち、そのまま横浜方面に進み、次の武蔵小杉駅でおよそ220人の乗客を降ろしたということです。
JRによりますと、通常この特急列車は、成田空港を12両編成で出発したあと、東京駅で2つの6両編成に分かれ、前方の列車が横浜方面に、後方の列車が新宿方面に向かうことになっています。
ただ、29日は後方の列車がおよそ3時間前に起きた別の人身事故で一部が破損したため、車両基地がある横浜方面に向かわせようと、前方と後方の列車の行き先をふだんと逆にしていたということです。
ところが、先に出発した前方の列車はふだんと同じ横浜方面の線路に進入してしまったということで、JRは、行き先変更の情報が線路のポイントを切り替える司令室に伝わっていなかった可能性があるとみて、原因を調べています。
JRによりますと、通常この特急列車は、成田空港を12両編成で出発したあと、東京駅で2つの6両編成に分かれ、前方の列車が横浜方面に、後方の列車が新宿方面に向かうことになっています。
ただ、29日は後方の列車がおよそ3時間前に起きた別の人身事故で一部が破損したため、車両基地がある横浜方面に向かわせようと、前方と後方の列車の行き先をふだんと逆にしていたということです。
ところが、先に出発した前方の列車はふだんと同じ横浜方面の線路に進入してしまったということで、JRは、行き先変更の情報が線路のポイントを切り替える司令室に伝わっていなかった可能性があるとみて、原因を調べています。