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[香港 8日 ロイター] - プライベート・エクイティ企業CVCキャピタル・パートナーズは、アジアの葬儀サービス最大手、富貴生命(ニルバーナ・アジア)(1438.HK)に11億ドルでの買収を提案した。買収は株式と現金で行う計画。
CVCと富貴生命がそれぞれ発表した声明によると、買収価格は1株3香港ドルと、直近の株価に22.4%のプレミアムを上乗せした水準。
富貴生命は創業者が42.7%、オーキッド・アジア・グループ・マネジメントが21.6%それぞれ出資している。
富貴生命は、マレーシア、タイ、シンガポール、インドネシアなどで墓地、墓石のデザイン・建設、葬儀の関連サービスを提供。ウェブサイトによると、2015年の利益は前年比2%増の約4500万ドルだった。
同社は2014年に香港市場に上場した。株価はIPO価格の3香港ドルを下回る水準で推移している。買収が完了すれば上場廃止となる見通し。
声明によると、JPモルガン(JPM.N)がCVCのアドバイザーを、UBS(UBSG.S)が富貴生命のアドバイザーを務めている。
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