そして、誰もいなくなった #3 2016.07.31


(人事部長)君は誰だ?藤堂新一です。
(はるか)新一?はるか?
(はるか)よかったらこれ使ってください。
結婚か〜いいな〜うらやましい。
じゃあ今度デートしてよ。
えっ?
(はるか)結婚したい相手はいるんだけどちょっといろいろ問題があって。
(早苗)早く解決するといいですね。
(はるか)ねっ。
(男)さっさとこの電話を切って逃げろ!離せ!
(早苗)新一?
(早苗)うっ!公安?
(西条)あなたは国家の敵ではないかと疑われているのです。
無実だ。
俺は無実なんだ!さてと。
では前向きにビジネスの話をしましょうか。
俺が本物の藤堂新一であることを証明してください。
それはできません。
私は弁護士なんで先客の利益に反することはできないんです。
言いましたよね?でもあなたをただ単にここから出すだけならお引き受けしますよ。
なら今はそれだけでいいです。
半日半年半世紀どのコースをご希望されますか?ふざけてるんですか?大真面目です。
一刻も早く出してください。
かしこまりました。
ではそろそろ失礼します。
あと8時間後にはもう1人の藤堂新一さんの釈放手続きもあるんで忙しいんです。
川野瀬猛。
はい?そいつの名前は川野瀬猛。
藤堂新一は俺です。
ではこれで。

(早苗)うっ!ハァ…。
(五木)へぇ〜。
そんなに藤堂さんに惚れちゃったんだ。
かわいそうに。
(早苗)意味分かんない。
だってどんなに早苗があの人に入れ込んでもあの人とは結婚できないんだから。
(早苗)はぁ?もう1回キスさせてくれたらいろいろ教えてあげるよ。
ふざけないで。
ふざけてなんかない。
俺は早苗ともう1回やり直したいんだ。
妊娠してるの。
えっ?婚姻届も書いてもらったの。
あとは役所に出すだけなの。
へぇ〜。
そっか。
あっその婚姻届あの人名前何て書いてあんの?何言ってんの?それ受理されないよ。
藤堂新一って偽名らしいから。
はぁ!?あ〜ついでに言うと会社の研究費2億2億も使い込んでるらしいよ。
まぁ俺も最初は信じてなかったんだけどどうやら事実らしい。
ウソ。
今会社で大問題になってる。
ウソ!ウソだといいね。
今朝だって普通に会社行ったし。
(五木)会社には来てないよ。
だってあの人自宅謹慎命じられてんの。
じゃあ犯罪者とお幸せに。
(ドアが閉まる音)
(川野瀬)あ〜!やっぱ外の空気は気持ちいいね。
うお〜…。
目にも優しい。
(西条)もう一度あそこに戻らないようにしてくださいね。
次は私が弁護を引き受けるとは限りませんから。
はいはいはいはい。
なぁ先生腹へったんだけど。
ところでこれは単なる私の好奇心で聞くのですがあなた実は川野瀬猛というそうですね。
おい!やめろよこんな所で。
では私はこれで失礼。
ああ。
やっぱりチンピラは口が軽いわ。
ねぇ。
俺いつまでここにいなきゃならないんですか?弁護士とはどういう話になってるんですか?そもそも法的にはこれ任意同行ですよね?俺絶対に後で訴えますよ。
あんた達のしてることは単なる監禁なんだから。
決めた。
よし俺は帰ります。
どいてください。
どけよ。
あっ…。
クッソ…痛て…。
(寺前)藤堂新一が公安に?
(小山内保)はい。
どうするんだね?このままじゃ我々が…。
局長。
これはむしろ好都合では?何?騒ぎになればなるほどかえって利用しやすくなります。
なかなか大胆な発想をするね君は。
いいえ。
日本のシステムの中枢を担う開発会社に身元不明の人間がいたんです。
当然公安は動きます。
公安が動き始めたとなると…。
もう後には引けませんよ。
いい意気込みだ。
これはね地方の大学卒の君が出世コースに乗る大きなチャンスなんだからね。
はい。
(ベル)
(弥生)はい藤堂です。
はい少々お待ちください。
奥様。
あの…警察からなんですが。
(藤堂万紀子)お待たせしました。
(鬼塚)キレイな所ですね。
共有のラウンジなんです。
今は貸し切りにしてもらいました。
それはそれはお気遣い申し訳ございません。
おい。
それで警察の方が私に何のご用でしょうか?あなたの息子さんはどちらですか?どういうことでしょうか?息子さんを産んだ病院はどちらですか?産婦人科の名前です。
一体どういうことでしょうか?質問に答えてください。
教えられません。
ほぉ〜なぜです?答えたくない理由を聞かせていただけますか?答えたくないのではなく分からないんです。
私は後妻ですから。
なるほど。
息子の新一さんはご主人の連れ子だということですか?そうです。
ではご主人は?亡くなりました。
もうかなり前に。
では新一さんの実のお母様は?その方も亡くなったと聞いております。
お付き合いはありませんでしたから。
ではもう一度聞きます。
息子さんはどちらですか?
(ミス・イレイズ)削除しています。
(平砂)ミス・イレイズテスト完了しました。
112回のテストで不具合が生じないなんてやっぱり藤堂さんは天才ですね。
ったくあいつは一体どこ行ったんだろうね?2億円のこと俺まだ信じられないんですけど。
俺もだよなぁ?はいでもうちは政府関係の仕事を請け負ってますからね。
こういうスキャンダルが出るのはマズイですよね。
(岩井)田嶋課長今すぐ役員会議室に来るようにとのことです。
(ノック)
(田嶋)失礼します。
あっ失礼間違えました。
(鬼塚)ここで合ってますよ田嶋課長。
警察です。
座ってください。
藤堂新一さんの直属の上司ですよね?はい。
自称藤堂新一さん。

朝から何の動きもない
あんな弁護士を呼んだのが間違いだったか
今からでも別の弁護士を誰か頼むべきだろうか
(火災報知機の警報音)
(舟木)ん?
(火災報知機の警報音)何だ?
(火災報知機の警報音)うわっ!何だ!?冷たい!お〜い!おい!水止めろ!元栓どこだ?
(早苗の声)もうどうしていいのか分からなくなっちゃって。
やっぱり警察に行ったほうがいいんですかね?どこまで聞いてる?えっ?なりすましの被害の件。
あ…いや詳しくはそんなに。
そっか。
あいつ多分自力ですぐに解決できると思って言わなかったんだ。
君に心配かけたくなかったんだろうね。
あの…なりすましの被害の件って何ですか?パーソナルナンバー知ってるよね?一応名称くらいは。
国民一人一人にそれぞれ固有のナンバーが振られていていろんな行政的なことがそのナンバーで管理されている。
例えば君が新一と結婚する時にもそのナンバーが必要になる。
ここまではOK?はい。
ところがある日藤堂新一のナンバーと全く同じナンバーの人間が存在することが分かった。
それって単なるシステムのミスじゃないんですか?そのもう1人も名前を藤堂新一と名乗ってる。
それじゃ新一がしばらく結婚できないかもって言ってたのって…。
今婚姻届を出しても受理はされないと思う。
だってあいつが何者か国としては分からない状態になってるから。
だからまだ警察には言わないほうがいい。
余計にあいつの立場を悪くする。
(男)ガキの使いで〜すそのケータイ使い心地はどう?使うわけないだろどうせ盗聴されるに決まってる
(呼び出し音)おいどういうことだ?
(西条)おめでとうございます。
思ったよりも早く外に出られましたね。
何をした?神様に少しお祈りをフフフ…。
ふざけるな今すぐ会って話をしたい。
(西条)それは無理です。
今日はキャバ嬢の楓ちゃんの誕生日なんです。
ここまで楓ちゃんには結構な時間と労力を投下して来ましてね。
今夜一気に回収予定なんですハハハ…。
あんた俺の弁護士だろ?依頼人を放置してキャバクラ優先するのか?申し訳ないとは思っていますよ。
なのでお詫びとして情報を1つ差し上げましょう。
情報?昨日あなたの面会に行った時にビルの外で女性を見かけました。
あんな深い時間に女性が1人です。
それもどこかで見たことがあるような。
それでずっと考えていたんですがさっき思い出しました。
あなたが初めてうちの事務所に来た時にもその女性外にいましたよ。
実は私窓から見ていたんです。
どんな女だ?敬語敬語使いましょうよ。
いくらあなたが私のクライアントでも「親しき仲にも礼儀あり」と言うじゃないですか。
それに私あなたより年上ですし。
どんな女なんですか?その女は。
色白ですらりとしていて黒髪のロング。
なかなかの美人でした。
心当たりがないか考えてみてください。
では。
おい!
(通話が切れた音)女…。
色白ですらりとしていて黒髪のロング。
(斉藤)藤堂
(はるか)新一
前日に新潟で会った相手と翌日には東京でばったり会う
はるか?あっ
冷静に考えてみればそんな偶然あり得るのか?
(振動音)
(斉藤)もしもし?仕事中悪い俺だよ藤堂。
どうしたんだよ?はるかのさケータイに何度もかけてるんだけどつながらないんだ。
あいつの勤め先を教えてくれないか?斉藤?もしもし?斉藤?悪い長話はできないんだ。
お前昔っからホント鈍感なとこあるよな。
何だよ?いきなり。
勤め先なんてないよ。
えっ?はるかは働いてないんだもう何年も。
働いてない?大学出て最初に入った会社は2か月で辞めた。
それ以来働いてない。
じゃあ出張で東京に…っていうのはウソ?
そんなところまで俺に解説してもらわないとお前分からないのか?えっ?そもそもはるかはそのまんま大学の研究室に残りたかったんだ。
それができなかったのも最初の職場を2か月で辞めることになったのも本はといえばお前のせいだ。
ちょっと待ってくれ話が全然分からないんだけど。
なら少しは自分の頭で考えろ。
(通話が切れた音)
はるかが?いやそんなわけない
でも…
あのすみません。
(日下)あ〜すいませんまだ準備中で。
あっごめんなさい。
ちょっとお聞きしたいことがあって。
はい。
あの実は私前に一度だけここに来たことがあるんですけど覚えてますか?あ〜…もしかして藤堂さんのお連れの方?はい。
最近新一来てないですか?実は昨日から家に戻ってなくて。
会社にも行ってないみたいですし心配で捜してるんです。
そうなんですか藤堂さんなら来てましたよ昨日。
えっ昨日?ホントですか?はいお待ち合わせで…お友達の小山内さんと。
大学時代の友人です。
(日下)ただ小山内さんがいらした後電話をしに外に出て行ってからそれから戻って来てなくて。
(ドアが開く音)あのすみません営業時間ってまだですよね?あれ?あっ。
すごい偶然!また会うなんて。
ホントですね。
私新しく大口の契約が取れたところなの。
それでちょっと早いんだけど一杯祝杯挙げたいなと思って飲めるお店ないかなと思って探してたのね。
そういうことでしたらもうオープンってことにしちゃいましょ。
うわ〜ありがとう。
ねぇおごるからジュースだけでも一杯飲まない?ごめんなさい私今急いでて。
(はるか)そうなの?また今度ご一緒させてください。
あのもし新一が来たら私の番号に連絡いただいてもいいですか?
(日下)あっはい。
(日下)どうぞ。
あっすいません。
お願いします。
はい分かりました。
ねぇついでに私とも連絡先交換しない?えっ…。
だってかわいいんだもん私友達になりたくて。
ダメ?あっ。
いいですよ交換しましょう。
やった!じゃあね…よいしょあれ?行ったかな?はい。
はいありがとう。
じゃあいろいろよろしくお願いします。
ありがとうございました。
気を付けてね。
あのではお客様にだけ当店からカクテルをお作りしてよろしいでしょうか?えっ?大口契約のお祝いですよ。
実は僕お客様のその日の気分に合わせてオリジナルカクテルを作るのが好きなんです。
へぇ〜じゃお願いしようかな。
分かりました。
(日下)どうぞ。
わぁ〜。
(日下)「片思い」です。
(はるか)え?仕事のお祝いがどうして片思いなの?何となくあなたから何かを強く求めているオーラを感じるからですね。
それが仕事への気持ちなのか特定の誰かへの気持ちなのかは分かりませんが。
うっ…。
やだ酸っぱい!うん…でもおいしい。
ちょっと泣きそうフフ…。
(日下)いいんですよ。
えっ?泣いてもいいんです。
素直になっていいんです。
ここはそういう場所ですから。
そっか。
じゃあ今夜はたくさんお酒飲んじゃおうかな?ぜひ。
酸っぱいけどおいしいこれ。
何か…。
あっこんばんは。
え〜っと…705ですね。
ありがとうございますすいませんどうも。
・はるか・えっ新一?え〜何?どうしたの?酒飲んでるの?あっうん今日取引先との接待で。
もう相手の部長がしつこい人でさたっくさん飲まされちゃってやんなっちゃう。
どうしてウソつくの?えっ?斉藤から聞いたんだ。
はるかが働いてないって。
東京に出張っていうのはウソなんだろ?この前偶然俺を助けてくれたのもあれもウソ?たまたま俺の職場の前にいたのもウソなんだろ?新一って昔からそうだよね。
何が?興味があるのはいっつも自分のことだけ。
しかもそれを私が言うと怒る。
怒ってるわけじゃない!怒ってるでしょ!そうじゃないよ。
俺はただ質問してるだけだ。
部屋へ行こうこんなとこで言い争いたくない。
もし私が働いてなかったとしてそれが新一に何の関係があるの?俺の弁護士が…。
弁護士?俺の後をつけてた女がいたって。
その特徴がはるかにそっくりなんだ。
会社から逃げてる時はるかにばったり会って助けてもらった。
すごく偶然だよね。
でももともとはるかが俺の後をつけていたり俺の何かを調べていたんだとしたら…。
新一?はるか?あれは普通のことだよね。
偶然でも何でもない。
ふ〜ん。
それから?それから私は一体何を疑われてんのかな?元カレ君から。
インターネットに俺が研究費を2億使い込んでるって情報が流れた。
この部屋ではるかとその話をして別れた直後の書き込みだった。
「ガキの使い」って変なヤツからの電話もかかって来た。
そいつはセンター試験の日に俺がインフルエンザにかかったことを知っていた。
でも俺はそのことは会社ではしゃべったことがないんだ。
母親と新潟の同級生しか知らない情報なんだよ!全部偶然かな?計算してみたら?得意の頭で。
何で?何が?はるかとは別れた後も仲のいい友達だと思ってた。
何でこんなことするんだ?訳が分からない。
俺をハメてお前に一体何の得があるんだよ?知りたい?もちろん。
じゃあ私と結婚してくれたら全部教えてあげる。
新一…だまされてるよ。
ドアが開く音カメラのシャッター音この後その2人家に入ってしばらく出て来なかったよ。
ひどいよね新一がすっごく大変な時に浮気なんて。
やめちゃいなよこんなコ。
お腹の子だって新一の子かどうか分かんないよ。
う〜ん…。
何で?ん?早苗の妊娠まで何で知ってるんだよ。
はぁ…風のうわさ…。
ふざけるな!
(はるか)どうして!?どうして私じゃダメなの?新一!何で?何で私のこと見てくれないの?やめ…うっ…やめ…!ああっ!どうかしてるぞお前!どうしたんだよ!?はるか。
ハ…ハハハ…。
ハハハ…。
だ…だねごめん。
頭冷やして来るハハハ…。
俺だって…疑いたいわけじゃないんだよ。
(窓を開ける音)でも…。
はるか?
(はるかが落ちた音)はるか…。
ちょっとすいませんすいません。
はるか。
はるか?誰か救急車をお願いします。
はるか!はるか!はるか!はるか!・もうすぐですよ安心してくださいね大丈夫ですよ・・大丈夫ですよ・・安心してくださいね・新一!はるかは?分からない。
楽観できないとしかまだ…。
どうしてこんなことに?お前はるかと一緒にいたんだろ?何があったんだよ?おい!例のなりすましの件はるかが関係してたみたいなんだ。
お前…そんなことあるわけないだろ!俺にだって訳が分からない。
でもはるかはそれを認めたよ。
真相が知りたいなら私と結婚しろって言われた。
訳が分からないんだよホントに。
何から何まで訳が分からないんだよ。
・すいません・はるかは?小山内お前知ってたのか?はるかがすぐに仕事を辞めてたこととか。
小山内…。
教えてくれよ。
お前大学卒業直前になって進路変えたよな。
就職するって言ってたのに突然。
大学院に進むって言い始めて。
はるかは研究室に残りたかったのにお前のためにそれを諦めて就職したんだよ。
えっ?研究室の定員はたった1人だった。
はるかはお前とそのイスを争うのが嫌で辞退したんだ。
何だよそれ。
結局お前はまた心変わりしてさっさと東京で就職した。
はるかの気持ちは全部無駄になった。
お前は東京の一流企業に入りはるかは地元で就職した。
でもそこがいわゆるブラック企業で…。
すぐ辞めたんだよ。
全然…知らなかった。
だろうな。
お前はるかと付き合ってたくせにあいつのことちゃんと見てなかったもんな。
お前はいつも自分の研究に熱中していてはるかの言葉に「うんうん」って言うだけで。
俺も斉藤もよくはるかからそういう愚痴を聞かされてたよ。
俺ははるかが今回の件に関与してるとは思えない。
好きだったお前から疑われてそれがショックであることないこと言ったに決まってる。
でも…。
でもじゃないだろ!新一お前もう帰ってくれ。
はるかが目を覚ました時お前にだけは会いたくないだろうから。
でも…。
斉藤にも俺が連絡した。
ここは俺達に任せろ。
でもはるかの意識が戻ったら俺あいつに聞かなきゃならないことがあるんだ。
お前こんな時まで自分ばっかりかよ!見損なったぞ。

(舟木)自宅にも母親のマンションにも婚約者の所にも藤堂新一は戻っていません。
まっそうだろうな。
(田畑)そろそろ上には報告したほうがいいのではないでしょうか?警視庁の他部署にも協力してもらって手配を回せばすぐに見つけられると思うのですが。
おいおい建前上は任意の事情聴取の相手が勝手に帰ったってだけだぞまだ何も証明できてない。
それに母親も上司も俺達が捕まえた偽者こそが本物だって言いやがった。
それよりスプリンクラーの件はどうなった?
(田畑)あの時間外部からこの建物に入ったのは宅配のピザの配達員だけです。
そいつが女子トイレに火をつけたと?
(舟木)防犯カメラに映っています。
髪の長い色白の若い女です。
(鬼塚)あ〜このサングラスは確信犯だろうな。
で?ピザ屋にはそもそもこんな女はいないと。
はいいつもより随分早くピザが来たなと思ったんですよね。
すいません!フッ面白くなって来やがったじゃねぇか。

(はるか)新一って昔からそうだよね興味があるのはいっつも自分のことだけしかもそれを私が言うと怒るはるかと付き合ってたくせにあいつのことちゃんと見てなかったもんな好きだったお前から疑われてそれがショックであることないこと言ったに決まってる
そうだ俺はどうかしていた
よく考えたらはるかがこんな回りくどいやり方で俺を陥れようとするわけがない
色白で黒髪のロングの女なんて世の中にごまんといるじゃないか
それなのに俺ははじめっからはるかが犯人グループの1人だと決め付けてた
決め付けてあいつの心をさらに傷つけてしまった
(はるか)どうして私じゃダメなの?新一!何で?
(着信音)もしもし?
(男)近くにテレビはあるかな?は?今すぐ首都テレビのニュース番組を見てね。
きっと驚くよ。

(通話が切れた音)いらっしゃいませ!
(女将)あ…ちょちょっとちょっとあなた。
首都テレビ見せてください。
(女将)えっ?早く!首都テレビが見たいんです。
あ〜はいはいはいはい…。
(記者)今回の記者会見を開いた経緯を教えてください。
はい私は刑事に不当な取り調べを受け自白を強要されました。
そのことを知り合いに相談したところ先生を紹介していただきました。
担当弁護士の西条信司です。
これは藤堂新一さん個人の問題ではありません。
今回我々は警察ならびに…。
(女将)ああの〜…。
黙っててくれ!
(記者)藤堂さん今のお気持ちは?地道に生きて来た私藤堂新一の32年の人生は…。
違う…
(川野瀬)一瞬で崩れ落ちました。
仕事を失い恋人を失い友も失いました。
違う!
私正義を信じる私藤堂新一は…。
俺が…俺が藤堂新一だ
(記者)藤堂さん検察に対してひと言。
(記者)藤堂さん藤堂新一さん。
違う。
私藤堂新一の人生の中で…。
うわぁ〜〜〜!!みじめな日々でした。
違〜〜〜う!!私藤堂新一が…。
うわぁ〜〜〜!!小山内!はるかは?まだ手術中だ。
先生。
はるかは…?長崎はるかは?殺してやる…。
藤堂のヤツ殺してやる!うぅ!
(床をたたく音)
(松本)あれがもう…。
(笑い)2016/07/31(日) 22:30〜23:25
読売テレビ1
そして、誰もいなくなった #3[字][デ]

公安の鬼塚(神保悟志)に捕まった新一(藤原竜也)は、弁護士の西条(鶴見辰吾)に依頼し監禁から脱出する。さらに全ての黒幕がはるか(ミムラ)ではないかと疑い始め…

詳細情報
番組内容
公安の鬼塚(神保悟志)に捕まった新一(藤原竜也)は、弁護士の西条(鶴見辰吾)に依頼し監禁から脱出する。さらに新一は西条に「ある女性があなたの周辺で様子を伺っている」と言われる。新一が思い浮かべたのは、不自然な状況で再会したはるか(ミムラ)だった…。新一ははるかを待ち伏せ、真相を問いただす。するとはるかは「私と結婚してくれたら、全部教えてあげる」と言い、新一にある写真を見せる。その写真の中身は…!?
出演者
藤原竜也
玉山鉄二
二階堂ふみ
伊野尾慧

志尊淳
今野浩喜
遠藤要
おのののか
桜井日奈子

ミムラ

小市慢太郎
神保悟志
ヒロミ
鶴見辰吾

黒木瞳
原作・脚本
【脚本】
秦建日子
監督・演出
【演出】
佐藤東弥
音楽
【主題歌】
「鬼」クリープハイプ(ユニバーサル シグマ)
制作
【チーフプロデューサー】
伊藤響
【プロデューサー】
鈴木亜希乃
渡邉浩仁(日テレアックスオン)
鈴木香織(日テレアックスオン)
八木欣也(スーパービジョン)
【制作協力】
日テレアックスオン

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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ステレオ
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