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おたふく5年間で患者数最多
07月31日 19時10分
耳の下が腫れる「おたふくかぜ」にかかる子どもが愛知県内で増えていて、最近5年間で最も多くなっていることが愛知県感染症情報センターの調査でわかりました。
おたふくかぜは、子どもを中心にかかるウイルス性の感染症で、発熱や耳の下の腫れなどの症状が特徴です。
発症しても多くは1、2週間で治りますが、髄膜炎や難聴などの合併症を起こすこともあります。
愛知県感染症情報センターによりますと、7月24日までの1週間に、愛知県内の182の小児科の医療機関から報告された患者数は151人で、1つの医療機関あたり0.83人と、最近5年間で最も多くなっています。
また、岐阜県では0.66人、三重県は0.1人となっています。
感染症に詳しい三重病院の谷口清州医師は「おたふくかぜは春から夏にかけて患者が増える傾向があるので、今後さらに増える可能性がある。髄膜炎や難聴などの合併症を起こすこともあるので軽視せず、予防のためにワクチンの接種をしてほしい」と話しています。
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