商業施設で自動運転バスの試験運行 千葉市

商業施設で自動運転バスの試験運行 千葉市
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自動運転で走行する無人の小型バスを利用客の移動に活用しようと、千葉市のショッピングセンターで1日から試験運行が始まりました。
この試験運行は、流通大手のイオンと、自動運転技術を活用したバスやタクシーの運営事業を進めている大手IT企業のディー・エヌ・エーが提携して始めました。
自動運転で走行する無人の小型バスは最大で12人乗りで、車体には周囲の人や障害物などを関知するためのカメラやセンサーが取り付けられていて、千葉市にあるショッピングセンターに隣接する公園の中で、片道およそ250メートルのコースを走行します。
公道ではないため、無人であっても走行ができるということです。
初日の1日は、ショッピングセンターを訪れた家族連れが早速、無人で走るバスに乗り込み、乗り心地を楽しんでいました。
4人の子どもと一緒に乗った男性は「自動運転でもゆっくり走ったので、安心できました。こういうものが広がれば便利だと思います」と話していました。
試験運行は今月11日まで行われる予定で、会社側は利用客の反応や安全の確保などの課題を検証したうえで、ショッピングセンターの敷地で利用客の移動などに活用したいとしています。
この取り組みを担当しているイオンの齊藤岳彦さんは「敷地が広いショッピングセンターではお年寄りなどは移動に疲れてしまうこともあるので、各地の店舗に自動運転のバスを導入できるか検討していきたい」と話していました。