08月01日 12時27分
1日から名古屋市北区に障害者の差別に関する相談センターが設けられました。
センターの責任者は神奈川県相模原市の事件を受けて差別意識のある人が少しでも減るよう努力していきたいと話しています。
「名古屋市障害者差別相談センター」は、今年4月、「障害者差別解消法」が施行されたことを受けて設けられました。
開所式で、名古屋市の杉山勝健康福祉局長は「センターの活動を通して、障害の有無にかかわらず人格や個性を尊重しあえる社会を実現したい」と挨拶しました。
センタ-では常駐する5人の職員などが障害を理由に行政や民間企業などからサービスの提供を拒否されたり、施設の利用を断られたりしたといった相談に対応します。
センターの弘田直紀統括責任者は「神奈川県相模原市の事件では加害者の心に障害者への差別的な考えがあったと思う。そうした考えを持つ人が少しでも減るよう関係者とともに努力していきたい」と話していました。
「名古屋市障害者差別相談センター」の利用時間は平日と毎月第3土曜日の午前9時から午後5時までで、面談や電話のほか、メールやFAXでも相談に応じます。
専用電話は052ー856ー8181です。
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