フェリーが貨物船と衝突 3人が軽いけが
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広島県の呉海上保安部に入った連絡によりますと、1日午前9時すぎ、広島県呉市の呉港でフェリーが岸壁に着岸していた貨物船に衝突し、乗客乗員合わせて49人のうち乗客3人が軽いけがをしたということです。
海上保安部によりますとフェリーは広島港を出発したあと、呉港を経由して松山港に向かう予定の「翔洋丸」で、乗客41人と乗員8人の合わせて49人が乗っていたということです。フェリーは港に出港する際に突然、電気系統にトラブルが起きたということで、海上保安部が詳しい状況を調べています。
フェリーを運航する松山市の石崎汽船によりますと、事故を起こした「翔洋丸」は総トン数が696トンで、呉港を出発したあと10分ほどして電源が落ちたためかじが利かなくなり、左の前の部分が、停泊中の貨物船にぶつかったということです。
電源は5分ほどで回復しましたが、原因は分かっていないということです。
フェリーを運航する松山市の石崎汽船によりますと、事故を起こした「翔洋丸」は総トン数が696トンで、呉港を出発したあと10分ほどして電源が落ちたためかじが利かなくなり、左の前の部分が、停泊中の貨物船にぶつかったということです。
電源は5分ほどで回復しましたが、原因は分かっていないということです。
乗客「衝撃で前に投げ出された」
フェリーに乗っていた人が午前9時すぎに、事故が発生した瞬間を2階の客室から撮影した映像には、フェリーが停泊していた貨物船にゆっくりとした速度で一直線に向かい、フェリーの左の前の部分が貨物船の側面に衝突した様子が映っています。
撮影した男性は「呉港を出て5分ぐらいはエンジン音がしていたが、そのあと突然、静かになり、かじも利いていないように感じた。乗客はみんなぶつかると思って身構えていたが、衝撃で前に投げ出されてしまった」と話していました。
撮影した男性は「呉港を出て5分ぐらいはエンジン音がしていたが、そのあと突然、静かになり、かじも利いていないように感じた。乗客はみんなぶつかると思って身構えていたが、衝撃で前に投げ出されてしまった」と話していました。