1. 昭和の大横綱、元千代の富士の秋元貢(あきもと・みつぐ)さんが7月31日、死去した。61歳だった。優勝回数は31回。「ウルフ」の愛称で親しまれ、国民栄誉賞も受賞した。1991年、引退後は九重親方となり、元大関の千代大海らを育てた。
現役時代を、写真で振り返った。
2. 人気力士、貴ノ花を破る。
1980年11月の九州場所。新関脇の千代の富士(右)は、大関貴ノ花を破った。この相撲をきっかけに、貴ノ花は引退を決意したという説もある。貴ノ花は後の平成の大横綱、貴乃花の父。
8. 30代を迎え、全盛期に
相次ぐ怪我で限界説もささやかれる中、1988年9月の九州場所で、歴代2位(当時。現在は3位)となる53連勝を記録。圧倒的な強さを見せた。
11. 貴花田に敗れ、世代交代へ。
1991年夏場所、18歳、前頭筆頭の貴花田に寄り切りで敗れた。若き日の千代の富士が、貴花田の父・貴ノ花を破った時から、11年の月日が経っていた。