【鈴鹿8耐】ガチンコ勝負の展開でヤマハが昨年以上の強さを発揮、チームワークでつかんだ連覇

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2016鈴鹿8耐決勝
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31日に鈴鹿サーキットで行われた2016“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース。今年もヤマハ勢の強さが光り、No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行/ポル・エスパルガロ/アレックス・ローズ)が2年連続で優勝を果たした。

ポールポジションからのスタートだったが、今年もホールショットを奪うことができなかった。しかしすぐに2番手まで順位を取り戻していく。

序盤から転倒するバイクが相次ぎ、優勝候補の一角と目されていたNo.5 F.C.C. TSR Hondaが7周目に転倒。マシン修復を行いレースに復帰したが、優勝争いから脱落してしまった。そんな中、No.21ヤマハはNo.17 Team KAGAYAMAとの一騎打ちへ。しばらくは中須賀も様子を伺っていたが、18周目のシケインでトップに浮上。すると、そこからは完全に彼らのペースとなった。

今年は大きなアクシデントもなく、珍しくセーフティカーが出ない展開。そんな中、後続を徐々に引き離していくが、唯一食らいついてきたのが2013・2014年の鈴鹿8耐を制したNo.634 MuSASHi RT HARC-PRO.。徐々に引き離されていくものの50秒差で踏みとどまり周回を重ねていたが、75周目にヘアピンを立ち上がったところでトラブルが発生。リタイアを余儀なくされた。

これでさらに楽になったのはNo.21 ヤマハファクトリー。3人のライダーとも全くミスのない走りを披露。ライバルが2分10秒台で走行する中、2分09秒台のペースで周回を重ねていった。最終的に鈴鹿8耐の最多周回数である219周には届かなかったが、現行レイアウトでは最多となる218周を走破し、2連覇を果たした。

今年も多くのファンが表彰台下にかけつけると、3人のライダーは笑顔で登場。吉川監督が約9時間前に返還した優勝トロフィーを再び手にし、3人とも勝利の雄叫びをあげていた。

そして、ファンの前でインタビューに答えた3人は、揃ってチームメイトの2人を讃えた。特にポル・エスパルガロはファンに「ナカスガコール」を煽り、共に戦った仲間に感謝の気持ちを伝えていた。

8時間セーフティカーが出ないガチンコ勝負の中で、3位以下は全車周回遅れ。2位に入ったNo.87 Team GREENにも2分17秒差をつけるという圧勝。以前はホンダが5連覇を果たしていたが、昨年と今年でヤマハが2連覇を記録。これからも勢いが止まることはなさそうで、鈴鹿8耐での「ヤマハ黄金時代」到来を告げるようなフィナーレとなった。
《吉田 知弘》

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