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ダイコー会長1日にも再逮捕…詐欺容疑などで

ダイコーの倉庫に野積みされた状態で保管される廃棄物。カラスが群がり、悪臭が漂う=愛知県稲沢市北麻績町で2016年7月15日、河部修志撮影

愛知・岐阜県警

 カレーチェーン大手「壱番屋」(愛知県一宮市)の廃棄カツが横流しされた事件で、愛知、岐阜両県警は、壱番屋から処分費用をだましとったなどとして、産業廃棄物処理業者「ダイコー」(愛知県稲沢市)の会長、大西一幸容疑者(75)=食品衛生法違反容疑で逮捕=を詐欺と廃棄物処理法違反容疑で、1日にも再逮捕する方針を固めた。

     また、廃棄カツを食品卸売会社に転売したとして、食品関連会社「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)の実質経営者、岡田正男容疑者(78)と食品卸会社「ジャパン総研」(名古屋市)の元従業員、木村正敏容疑者(76)=いずれも詐欺容疑などで逮捕=も合わせて別の詐欺容疑で再逮捕する見通し。

     捜査関係者によると、大西容疑者は2015年11〜12月ごろ、壱番屋から廃棄委託を受けたカツを処分したかのように装い、2回にわたって処分費用計約28万円をだまし取ったなどの疑いがもたれている。岡田、木村両容疑者は共謀し、大西容疑者から横流しされたカツに異物混入の可能性があることを認識しながらそのことを隠し、食品卸売会社に販売して代金をだまし取ったとされる。

     壱番屋は冷凍カツの製造過程で一部に合成樹脂が混入したため昨年10月、ダイコーに約4万枚のカツの廃棄を委託した。しかし、ダイコーはそのうち約3万6000枚を岡田容疑者に転売。さらに岡田容疑者から木村容疑者を含む複数の卸売業者に転売され、愛知、岐阜など東海4県の計118業者に流通した。【山本佳孝、野村阿悠子】

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