(cache) 第763話ランドセルを押し付けられた友達 : あか男のはなし

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解説
僕が中学1年生の頃、友人のK君と一緒に下校中、いきなり声をかけて来る小学生がいました。

それは僕の中学で最も恐れられている、F兄弟(長男中2・次男中1)のさらに下の弟の小6の末っ子でした！

上の兄貴2人もかなり恐れられていましたが、F三兄弟の中で一番強くて達が悪いのは、この末っ子と言われているぐらいの奴…

そんな奴がいきなり初対面の僕らに話しかけてきました。

そしてF末っ子は、僕には目もくれずK君に、

「おいデブ、遊びに行くから、ランドセルを家に届けておけ！」

と、一方的にランドセルを押し付けて、遊びに行ってしまいました。

初対面でランドセルを押し付けられて、かなりご立腹なK君は、近くの電柱めがけて、ランドセルを思いっきり投げ捨てました。

そしてそのまま歩き出し暫くすると、遊びに行ったはずのF末っ子が、物凄い形相で登場し、

「デブてめ〜俺のランドセルをどこにやった？」

とK君に迫ってきました。

とっさにK君は、

「はっはい…ランドセルはあそこの電柱にそっと置いてあります…」

と言って誤魔化していました。

どう考えても思いっきりランドセルを放り投げていたK君…

この後、F末っ子にボコられるのかと思いましたが、自分でランドセルを取りに行き、そのままいなくなったので、僕らは助かりました。

そんなF三兄弟…

その後、地元の暴走族に入った事は知っていますが、その後どうなったのか…

本物のヤっちゃんになっているのかな…

そして友人K君のちょっと驚くエピソード。

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