東京都知事選 100万票余の差で勝利 与野党に衝撃
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東京都知事選挙で、政党の推薦を受けなかった小池百合子氏が次点の候補に100万票余りの差を付けて当選したことについて、与野党の間には衝撃が広がっています。事実上の分裂選挙を戦って敗れた自民党からは、小池氏との関係の構築を急ぐべきだという意見が出る一方、民進党内では「野党4党の連携の在り方が問われる」という意見が強まっていて、9月の代表選挙の争点になる見通しです。
31日に行われた東京都知事選挙で、政党の推薦を受けなかった元防衛大臣の小池百合子氏が、自民党、公明党、日本のこころを大切にする党が推薦した元総務大臣の増田寛也氏や、民進党、共産党、社民党、生活の党が推薦したジャーナリストの鳥越俊太郎氏らを抑えて、初めての当選を果たしました。小池氏は増田氏に100万票余りの差をつけて勝利したことから、与野党の間には衝撃が広がっています。
こうしたなか、自民党内からは、下村総裁特別補佐が「小池氏との対立を継続して、都政を混乱させることがあってはならない。小池氏に対しては是々非々で、東京都の発展にプラスになる施策には積極的に協力すべきだ」と述べるなど、まずは、4年後の東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、小池氏との関係の構築を急ぐべきだという意見が出ています。ただ、増田氏を支援するという党の方針に反して立候補した小池氏の処分を求める意見も出ていて、今後、党内で議論が行われる見通しです。
一方、鳥越氏を支援した野党4党のうち、共産党、社民党、生活の党の3党は今後も連携を続けたい考えですが、民進党内では「4党の連携の在り方が問われる」という意見が強まっているほか、鳥越氏の擁立を主導した岡田代表ら党執行部の責任を問う声が出ています。このため、9月に行われる民進党の代表選挙では、次の衆議院選挙に向けた野党連携の在り方が争点の1つになる見通しです。
こうしたなか、自民党内からは、下村総裁特別補佐が「小池氏との対立を継続して、都政を混乱させることがあってはならない。小池氏に対しては是々非々で、東京都の発展にプラスになる施策には積極的に協力すべきだ」と述べるなど、まずは、4年後の東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、小池氏との関係の構築を急ぐべきだという意見が出ています。ただ、増田氏を支援するという党の方針に反して立候補した小池氏の処分を求める意見も出ていて、今後、党内で議論が行われる見通しです。
一方、鳥越氏を支援した野党4党のうち、共産党、社民党、生活の党の3党は今後も連携を続けたい考えですが、民進党内では「4党の連携の在り方が問われる」という意見が強まっているほか、鳥越氏の擁立を主導した岡田代表ら党執行部の責任を問う声が出ています。このため、9月に行われる民進党の代表選挙では、次の衆議院選挙に向けた野党連携の在り方が争点の1つになる見通しです。