NNNドキュメント「隠された被爆米兵 ~ヒロシマの墓標は語る~」
2016年7月31日(日) 24時55分~25時50分 の放送内容
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番組詳細説明(表題)
知られざる被爆米兵 〜ヒロシマの墓標は語る〜
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
広島に投下した原爆によって死んだ12人の‘被爆米兵’がいた。自国民をも犠牲にした原爆。彼らの足跡をたどり、日本とアメリカを取材。今も複雑な思いを抱く遺族たちの本音とは‥。今年オバマ大統領は広島を訪れ被爆米兵に初めて言及、核兵器なき世界を訴えた。
一方でその脅威は深まるばかりだ。被爆米兵らも一緒に眠る原爆慰霊碑は今日も静かに訴える、「過ちは繰り返しませぬから」と―。今、私たちがなすべき事は一体何か。
【内容】
アメリカはなぜ、原爆投下の第一目標を広島としたか。通説とされているのは、当時広島に捕虜がいないとされていたからだ。しかし実際は違った…。新兵器でアメリカ兵捕虜の命を奪ったという「不都合な真実」は、長らく遺族にも伏せられていた。戦後70年を経て、アメリカでは被爆米兵にまつわるドキュメンタリーの制作が公開され、さらにはオバマ大統領までもが‘広島演説’の中で被爆米兵の存在に言及した。変わり始めた、アメリカ…。しかし核をめぐる世界情勢はむしろ悪化の一途をたどる。核廃絶を願うヒロシマの思いが真に届く日は来るのだろうか。
<オバマ大統領と森重昭さん>
その抱擁のシーンは瞬時に世界をかけめぐった。オバマ大統領、
広島訪問の象徴となった被爆者・森さんとの対面。大統領の抱擁は
40年にわたり被爆したアメリカ兵の調査をしてきた森さんをねぎらうかのようだった。
<公開されたドキュメンタリー>
ことし2月ボストンで、ある映画が上映された。森さんと被爆米兵の遺族との交流を描いたドキュメンタリー映画だ。製作したのは会社員のバリーさん(46)。自らの大伯父が、被爆死したアメリカ兵の親友だったことをきっかけに、3年がかりで遺族や関係者の証言を集めた。この映画が、アメリカ国内に発見と感動をもたらしている。
<遺族の複雑な思い>
被爆死した米兵捕虜は12人。しかし、アメリカ政府は38年にわたり被爆米兵の存在を公式に認めなかった。被爆死したラルフさんの遺族も31年間、政府から被爆死の事実を知らされなかった。一方、被爆死したノーマンさんの遺族は辛すぎる経験からか、これまで身内の中でもその事実が語られることはなかったという。母国が開発した原爆で命を落としたことをどう思うのか―?私たちの問いに、ノーマンさんの妹はノーコメントを貫いた。
<矛盾を抱えるアメリカ、そして日本>
オバマ大統領は広島での演説で核兵器なき世界の重要性を示しつつ、「生きている間に実現できないだろう」と述べた。核廃絶を唱える理想と、現実のギャップは埋まらないままだ。
「過ちは繰り返しませぬから」…。被爆米兵12人の名をおさめた原爆慰霊碑は訴える。
広島の原爆で死亡した12人の‘被爆米兵’。その存在を調べ続けた被爆者がいた。日本とアメリカを取材し彼らの足跡をたどる。今も複雑な思いを抱く遺族の本音とは。
出演者
- ナレーター
- 馬場のぶえ
番組内容
オバマ大統領が広島を訪問し、1人の被爆者と抱擁する映像が全世界に流れた。森重昭さん、広島の原爆で死亡した12人の知られざる‘被爆米兵’の存在を調べてきた。自国民をも犠牲にした原爆。日本とアメリカを取材し‘被爆米兵’らの足跡をたどる。今も複雑な思いを抱く遺族たちの本音とは。そして森さんの願いとは。12人もともに眠る原爆碑に刻まれた「過ちは繰り返しませぬから」-そのために私たちは今、何をすべきか。
制作
広島テレビ
その他
- 属性情報?
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント