2016-07-31

選挙に行かなかった人へ。貴方政治批判する資格はない。

2016年参議院選挙東京都知事戦が行われた。参議院選挙での投票率は全体で54.7%、実に約半数が投票権棄権した形だ。

都知事選投票率は18時時点の速報ベースで35.8%とこちらも半数以下。

参議院選挙投票率年代別で見ると18歳51%、19歳39%、20代33%、30代43%、40代51%、50代61%、60代67%、70代以上58%と、18歳が善戦しているが、若者投票率が低く、中高年の投票率が高くなっているのは明らかだ。

私は20代だ、選挙に行かない若者に腹が立ってしょうがない。

選挙棄権することの意味が本当に分かっているのかと問い詰めたい。全て分かった上で、信念があっていかないならもう何も言うまい。ただし行かないやつに政策批判する権利もないからな。国がどんだけ高齢者優遇若者差別政策とっても文句言うなよ。黙って甘んじて受け入れろ。選挙に行かない若者が多数なら、国は今後も高齢者優遇政策を推し進めるだろう。

私は予言する。私達が高齢者になる時、年金破綻する。毎月何万も給与から天引きされてる年金基金だが、将来私達はそこから一円も貰えない。保育園に入れられず、育休から社会復帰が出来ずリタイアを余儀なくされる人も減らないだろう。

「なぜ投票に行かないのか?」

周りに尋ねると「興味がない、忙しい、投票してもしなくても一票で結果は変わらないので行く意味がない、選びたい候補がいない」などの答えが返ってくる。そこに共通するのは圧倒的な当事者意識の不足だ。

貴方達の言い分もよく分かる。確かに本当に興味がわかないだろう。投票なんて5分で終わるが、デートに買い物に人生は忙しい。組織票が多いし、一人一人の個人の一票の重みが実感出来ないのもよく分かる。候補者はクソばかりだ、ゴミ箱の中からまともなゴミを選ぶなんて不毛だ、だって全部ゴミなんだから

...本当にそうだろうか。こんな言葉がある。

民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが by 英国元首ウィンストン・チャーチル

こんなデータもある。衆議院データだが、一票の価値360万とする試算だ。

「一票を「国家予算の配分を決める権利」だと考えること。政府一般会計は約90兆円だから有権者数を約一億人として、これで割ると、一票は年に九十万円。衆院議員任期を四年とすると、360万円の価値ということになる。」

日本では選挙義務じゃなくて権利規定されている。だから行かなくても表面上はなんの罰則もないし、誰も貴方選挙に行くことを強要できない。

でも覚えとけよ、お前らに政策文句を言う資格なんてないからな。

待機児童問題にも、低所得者へのバラマキ政策にも、生活保護にも、例えポルシェを乗り回す裕福な高齢者であっても後期高齢者なら一律で1割しか医療費負担していないことも、お前らは文句言う資格なんて無いんだからな。

一緒に心中してやるよ。選挙に行かず、結果として差別されることを自ら若者選択するなら、民主主義社会ではそれを民意として受け止めるしかいからな。正にチャーチルの言う通りだ。民主主義は今までの他の政治体制を除けば最低だ。

将来は食うものにも困りながら、汚い長屋で一緒に暮らそうぜ、江戸時代みたいで風流だろ?俺がお前のオムツを替えてやるよ、お前が俺のオムツを替えてくれ。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20160731223856

記事への反応(ブックマークコメント)