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プログラミングとデザイン、スタートアップの話

プログラミングやデザイン、スタートアップ関連についての雑記

24歳フリーランスエンジニアが非常駐で単月100万の売上を出すためにやったこと

2016年上半期からフリーエンジニアとしての活動を始め、上半期後半には開発案件を通じて、月の売上がコンスタントに100万円を超えるようになったので、どのようにしてこの数字に至ったかをご紹介します。

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フリーランスエンジニアとしての活動を開始するときに、最低限単月100万円の売上目標を立てていました。私のスキルセットとしては、Webデザイン・フロントエンド開発・バックエンド開発がメインとなっているため、これらのスキルを混合させて目標額を達成し、現在も継続することができています。

フリーになるときに気をつけたこと

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複合的な理由からフリーランスとして一時的に活動をすることになったのですが、これまでフリーランスとしての経験がなかったため、事前に色々と調べてみて方針を固めました。以下がその方針です。

  • 生活資金は前もって確保しておく
  • 単価だけで選ばず、スキルを伸ばせる案件であること
  • 常駐はしない、コミュニケーションは最低限にする

a. 生活資金は前もって確保しておく

これは非常に重要な項目です。事前リサーチをしているときに、デザイナーの深津貴之氏のブログの下記記事を読み、方針として取り入れました。

社員がフリーランスになる前に教えておきたいこと | fladdict

生活運転資金が十分にない状態だと、そのためのお金を稼ぐためにとにかく案件探しに必死になってしまいます。つまり、自分のこだわりなどは一切考慮できずに、低単価の案件を仕方なく引き受けないといけなかったり、自分のスキルの切り売りになってしまうような案件と付き合ってしまうことになります。

「お金を稼ぐこと」がトッププライオリティに来てしまうため、「スキル」や「スケジュール」「納期」「単価」などの項目を十分に考慮できなくなってしまいます。

したがって、フリーランスとしての活動の前には最低でも3〜6ヶ月は生活資金を気にせずに過ごせるように貯金などをしておくことが大切です。

b. 単価だけで選ばず、スキルを伸ばせる案件であること

私自身、まだ24歳という年齢であることと、ずっとフリーランスとしてやっていくわけではなかったという2点から、近視眼的な案件の取り方はしないようにと決めました。

単価が高い案件だとしても、自分の伸ばしたいスキルが伸びない環境であったり、新たなスキルを獲得できる機会がなさそうな案件は基本的には請け負いませんでした。フロントエンド開発・バックエンド開発ともに自分の技術が陳腐化することが長い目で見た時に一番避けるべきことです。

古い技術を使った高単価案件ではなく、新しい技術や学びがある中くらいの案件を選ぶようにしていました。

c. 常駐はしない、コミュニケーションは最低限にする

基本的に常駐案件の方が高単価案件を見つけやすいですが、常駐はめんどくさすぎるので対象案件からは外しました。通勤自体面倒だと感じましたし、常駐することによって職場での不必要なコミュニケーションが増える可能性があると考えたためです。

例えば、常駐する場合、心優しい企業だとありがたいことに社員と業務委託の区別をせずに接してくれます。昼食をはじめ、飲み会や会社のイベントなどに誘われる「危険」があります。また、エンジニアであれば、朝会や技術系のMTG、チームのMTGなどにも参加する必要があるかもしれません。このような誘いをバッサリと断れる方なら良いですが、こういった類いの不必要なコミュニケーションが生まれることを私は回避したかったのです。

あくまでもフリーランスエンジニアとして、技術面での貢献をし、社員の方々とのプライベートなリレーションシップの構築は完全に排除したいという考えだったため、常駐はせず、リモートでのコミュニケーションに徹しました。

もちろん、案件の開発に必要なMTGやコミュニケーションはチャット上で行ったり、本当に必要であれば対面でのMTGにも足を運びますので、誤解なさらずに。

結果として、これは売上目標額達成にかなり貢献をしました。開発のみに集中できるため、パフォーマンスが向上し、作業工数あたりの売上が増加する要因になりました。

単発納品よりも継続できる案件を探す

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単発納品系の案件だと、納品後にまた新しい案件を探すというコストが発生します。「案件を探す→単価交渉→契約」のフローは案外時間を取られるし、精神的にもタフになるため、できるだけ効率化して行いたいです。そのため、単発納品系よりも継続可能性が高い案件を中心に探す方が効率が良いです。

例えば、「Wordpressでコーポレートサイトを作成してください」というような案件は単発納品系に該当し、一回きりの作業で打ち切りとなる可能性が高いです。これに対して、「新規サービス開発」や「既存サービスのリニューアル」「既存サービスの新規機能開発」などはその後もサービス開発においてクライアントから依頼が来る可能性が高いです。

フリーランスエンジニアとして活動して初めて知りましたが、世の中のコードの品質の低さに驚きました。様々な受託開発会社やフリーランスエンジニアが玉石混交だからだとは思うのですが、なかなかひどいコードのまま納品されていたり、そもそもコミュニケーションの質が低い方などが多くいらっしゃるようで、常識のあるコミュニケーションを行い、常識のある成果物をクライアントに納品することができれば、クライアントからはかなり高い評価を得ることができます。結果として、継続した発注依頼を頂けます。

案件探しに使ったツール

特殊なツールは使っていませんが、参考になればということで記載しておきます。

a. フリーランス向け案件掲載サイト

案件掲載型のサイトだと、常駐案件が比較的多いですが、常駐でも問題ない人は高単価案件が多いためオススメです。また、常駐という条件がついていても正直交渉次第でなんとでもなるパターンがあるので、一度面談を申し込んでから条件交渉をすれば良いです。

b. クラウドソーシング

クラウドソーシング系は製作案件の単価がめちゃくちゃで、技術に理解がないクライアントが多いという叩かれ方をしていることでも有名ですが、そんなこともない案件ももちろん存在します。毎日10件〜20件ほどは新着の案件が出てくるので、毎朝チェックすることを日課にして、自分の希望条件を満たすものだけにエントリーすればOKです。

個人的には開発系の案件はランサーズの方が充実している印象があります。

その他の便利なツール

フリーランスとして活動していくときには、見積書や請求書を作る必要があるのですが、Misocaが一番オススメです。簡単に書類を作ることができます。

あとは確定申告などがあるので、定番のfreeeを使っています。