トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

イチロー先発も無安打でM2のまま

2016年7月31日 紙面から

4回、三走を本塁で刺すイチロー

写真

◇カージナルス11−6マーリンズ

 【マイアミ穐村賢】イチロー、予告スタメンも無安打…。マーリンズのイチロー外野手(42)は29日(日本時間30日)、地元でのカージナルス戦に「3番・左翼」で先発したが4打数無安打に終わった。メジャー3000安打までは残り2本のまま。ただ、守備では本塁へのレーザービームを披露し存在感を見せつけた。試合後、マッティングリー監督は30日(同31日)の試合にイチローを先発起用しないことを明言。本拠地10連戦は残り2試合となり、地元での偉業達成は微妙な状況となってきた。

 ファウル1つで大きなため息がもれた。4度の打席でイチローのバットから快音が響くことなく終わると、地元ファンは大きく落胆した。

 内外角を巧みに突いた名捕手モリーナの配球に翻弄(ほんろう)され、スタメンでは6月26日以来となる無安打。4打席で計27球を相手投手に投げさせる粘りは見せたが、捉えきることはできず「まあそういう(きわどい)勝負ですからね」とサバサバとした表情で話した。

 守備ではファンを魅了した。4回1死三塁のピンチで左翼線際に打球が上がると、素早いスタートで落下点に入ったイチローが本塁へ“レーザービーム”を発動。捕手のミットにショートバウンドで吸い込まれる返球で三走ウォンを刺すと「大したボールじゃないけど。アウトになれば、というところですね」。自らに厳しいイチローらしく、辛口で今季9個目の補殺を振り返った。

 この日の先発出場は、前日に球団公式ツイッターで発表されるという異例の事態となったが、マッティングリー監督は次戦でイチローが先発から外れることを明言した。本拠地10連戦の残り2試合で、偉業達成となるか。背番号51の一挙手一投足から目が離せない日々が続く。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ