蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】巨人は1カ月ぶり1軍復帰の脇谷 由伸監督の期待に応え2安打1打点2016年7月31日 紙面から
◇巨人9−0ヤクルト巨人が快勝した。2回に脇谷の適時打で先制し、3回は長野がソロ。3−0の5回には小林誠の2点中前打などで4点を加えた。大竹寛はコーナーを突き7イニング4安打無失点で3勝目。ヤクルトは投打に精彩を欠き、今季2度目の5連敗。 ◇ 勝てる試合は徹底的に勝つ。巨人が弱っているツバメを踏みつけ、投打にスキのない快勝だ。打線が9点を奪えば、投手陣も零封リレー。脇谷のスタメン起用も的中した高橋監督は「こちらのペースで試合をできた」とうなずいた。 けが人続出の相手に同情している余裕はない。攻撃陣が波状攻撃だ。序盤から小刻みに加点し、5回には打者9人の猛攻で4点。指揮官が「どうやって取りました? ちょっと忘れました」と冗談で返すほど余裕十分の試合展開になった。 伏兵が着火した。約1カ月ぶりの再昇格となった脇谷が先制打を含むマルチ安打。指揮官の就任に合わせて古巣にFA移籍。この日の練習前には「大丈夫か? やれんのか?」とイジられ、『恩返し』に燃える男はバットで応えた。 「チームは勝ちたいという気持ちで一つになっている。僕もそれに乗せられた」。クルーズと片岡が故障で離脱し、ルーキー山本も1軍の壁を味わっている。二塁手不在の危機を救い、声を弾ませた。 現役時代には一緒に自主トレしていた高橋監督も『弟分』の活躍に表情を緩める。「やっと期待に応えてくれた」。7月は13勝7敗。球宴明けも7勝3敗と加速し、6月8日以来の貯金3。ナイターで広島が敗れゲーム差は8に。「追いかける立場は、まだ続く」。追撃の夏。現有戦力をフル稼働して追い上げる。 (井上学) PR情報
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