文大成(ムン・デソン)国際オリンピック委員会(IOC)選手委員(40)がIOCから職務停止処分を受けた。IOCの公式ホームページ(27日現在)には文大成委員の名前の横に「職務停止(suspended)」を意味するアスタリスクが3つ(***)表示されている。理由は明らかにされていないが、文大成委員の論文盗作が問題になっていると言われている。
スポーツ界のある関係者は「IOCが公式発表なしに委員の職務を停止するのは非常に異例なことだ。IOCは現在、ドーピング疑惑に包まれたロシアの五輪出場を許可し、激しい非難を浴びているため、問題になりそうな事案を封じようとこうした措置を取っているものと見られる」と話す。文大成委員は今回のリオ五輪閉幕まで任期を務める予定だった。