福島に行くんだから東北新幹線で行けばいいのに、お金がないので青春18きっぷ。
始発に乗るんだから仮眠して、とかできないので、徹夜で朝を迎えて、無事に始発に乗って出発。
新宿からが青春18きっぷ、日暮里に出て常磐線で水戸へ。
水戸駅で乗り換え待ちがあったので立ち食い蕎麦やを探すも見つけられず、後から調べてみると降りたホームにありました。
いわき駅に着いたのは11時近く、既に6時間近く電車に乗っています。
近くに住む友達に連絡するも都合が付かず、久しぶりにバスでお店に向かいます。
バスは30分おきなので、タイミング悪く出た直後、約30分ほど時間が空いてしまったので、そば八@福島県いわき市へ。
いわき駅から徒歩1分、店内は奥半分が厨房になっていて、手前左側に2人掛けテーブル1卓、右手は立ち食いカウンター5人分。
平日のこの時間で先客1人、後客3人。
メニューはそばとうどん、種物はかき揚げ、海老天、ちくわ天、山菜など。
ざるやもりは見当たりませんが、冷やしは夏季限定で用意されています。
頂いたのはかき揚げそば320円。
テボザルに入れたお蕎麦を大きなお鍋に張ったお湯で茹で上げ、コシもハリもツヤもないけど、立派なお蕎麦で朝そばとして満足度は高いです。
蕎麦つゆはかなり熱く、薄めながらほんのりと鰹節の香りでいい感じです。
かき揚げはたっぷり野菜、芯の冷たさが仕入れ物を想像させますが、美味しいので誰がどこで作っても問題ありません。
意外と多めの薬味ネギ、ワカメ、ご馳走様でした。
新常磐交通の路線バスで、小名浜行きのバスに乗って支所前下車(30分620円)。
インターネットで時刻表まで調べられる時代、とはいっても必ずバス停の時刻表は確認しますけどね。
バス停を降りて一分ほど戻って、支那そば一力@福島県いわき市小名浜中町境、お店に着いたのはほぼ12時です。
店内は広くゆったりした典型的な地方ラーメン屋の佇まい、券売機横と厨房近くに師匠である佐野実さんとのツーショット写真が飾られています。
一時期、佐野実さんはテレビや雑誌などで積極的にラーメンの普及に尽力されていたので、こうして写真を貼ってあれば分かる人も多いことでしょう。
メニューは醤油が通年、塩が4月から11月、味噌が12月から3月、つけ麺は不明、トッピングは味玉のみ。
この地までは中々来ることができないので、一杯だけじゃなくて二杯、三杯、と食べたいところですが、店内待ちするほど混み合っているのでそうもいかず。
客層は年金生活者から未就学児まで、老若男女、幅広い客層に受け入れられているのは、美味しいから食べに来ているのではなく、食べたいから食べに来ている、と言う理屈理論抜きの行動原理からだと思います。
カウンター9席、奥と手前に4人掛けテーブルが二つずつ用意されています。
テーブルには黒白胡椒、七味とうがらし、この壺のようなレンゲ立てって随分と懐かしい感じがします。
程なくしてラーメン700円。
ここ数年、戸塚やラー博での支那そばは限定メニューしか食べていませんが、鵠沼で食べた醤油ラーメンは写真も文章も残っていませんが、この身体が全身で覚えています。
食材の品質が高まり、調理器具が進化したことによる味の変化は否めませんが、当時の醤油ラーメンの味のまま、高松の支那そばやでも同じ印象を受けたなぁ。
良く言えば教わった食材の選定、調理法を忠実に守っていると言えますし、悪く言えば食材の進化についていけてないと言えます(つけ麺はありますけど)。
今風のインパクトやパンチは全くありません。
でもね、醤油ダレを合わせた黄金色に透き通ったスープ、しなやかな極細麺はとてつもなく美味しいですし、トッピングのチャーシュー、白髪ネギ、板海苔、1ミリの妥協も感じません。
スルッと食べてしまってご馳走様でした、生きているうちに塩ラーメンを食べに来ます。
戻りのバスも30分おき、バス停を見誤って一本逃してしまったので45分も待ってバスに乗りました。
久保入口下車(10分300円)、少し戻るとほっともっとと同じ敷地内に大きな看板があります。
ゆで太郎いわき鹿島店(ホームページ) 福島県唯一のゆで太郎、平日ランチタイムながら8割以上の入り。
二重ドア開けると左手に缶飲料の自販機、店内に入ると券売機一台、お持ち帰り非対応です。
券売機を見た限りでは特別なメニューはなく、食券を買って厨房兼受付へ謝恩クーポンと共に渡します。
テーブルには謎のゆで太郎日記なるものが置かれているので、読みながら出来上がりを待ちます。
辺りを見渡すと、お蕎麦を大盛にされているお客さんが多く、天ぷらを食べているお客さんは少なめです。
しばらく待ってもり320円、謝恩クーポンでかき揚げ。
綺麗な山盛りに盛り付けられたお蕎麦は、細く喉越しの良く、とても美味しいです。
外気が暑いせいか、もり汁は冷やし過ぎに感じましたが、薬味ネギが良かったですねぇ。
かき揚げは油切りが十分ではありませんでしたが、揚げたてで、ほくほくさくさくで美味しかったです。
ご馳走様でした。
お店を出るとものすごく暑く、コンビニで冷たい水を仕入れている間にバスが行ってしまい、再び30分以上の待ち。
バスは一時間に一本、と初めから思っていればそれでいいわけです。
いわき駅に着いたら磐越東線で郡山へ、郡山駅って東西南北と色々な線路が入り乱れているので駅自体が面白いのですが、もう、10回も20回も来ていると感動も薄れてしまいます。
駅の周りのラーメン屋に行く予定でしたが、大きく一時間以上ロスしてしまったので、今回のラーメン修行では行かれないかも。
早くして旅立った友達のお墓参り、友達が少ない私ですので、8年前からお参りに訪れています。
去年までは彼の実家に必ず顔を出して仏壇にお線香をあげていましたが、わざわざ神奈川から来られることに恐縮されていましたので、今年からは連絡せずにお墓参りだけにするようにしました。
8年間もお邪魔してしまってご迷惑をお掛けしました、気が付くのが遅くて申し訳ありませんでした。
そんなことに気を使っていてお花も線香も用意を忘れてしまい、こんなんでお参りとはとても言えません、いい大人が恥ずかしいです。
振り返るほどの過去が無いので振り返らない私ですが、この地に来た時だけは振り返りながら、手を合わせます。
東北本線を上り、二本松駅で降ります。
ラーメン屋のことしか分かりませんけど、ラーメン屋さんは平均的に存在するわけじゃなくて、まとまっている地域にはまとまっています。
もちろん人口密度に比例しているのだろうけど、地図を見ても私には密度は分かりません。
駅から歩いて五分程度で麺処若武者@福島県二本松市本町(お店のブログ)、何年前だったか、行ってみたら貸し切りで振られて以来の訪問です。
ラーメンが好きと言っておきながらラーメン業界に疎く、ラーメンショーに三年連続出店していることを知りませんでした。
他にも福島ラーメンショーとか、幾つものラーメンイベントに出店されていることも知りませんでした。
店内はカウンター4席に4人掛けテーブルが3卓、奥に小上りが24人分ほど用意してあり、〆に美味しいラーメンが食べられる宴会にも対応されています。
後会計ですので、カウンター席に座ってメニューを眺めると、塩鶏中華、醤油鶏中華、煮干し中華、つけ麺に鶏白湯に約10種類、期間限定メニューも用意されています。
ご飯もののサイドメニューやアルコール類もかなり揃っていて、何なら飲みますか、的な。
と、ぐだぐだと思いながら、結局のところは縦書きメニューなので右端をお願いしました。
卓上には醤油、辣油、酢、白胡椒が用意されています。
青森シャモロック塩鶏中華730円、他意はありませんが都内近郊の塩ラーメンとしてたまに見かける麺相です。
『青森産帆立、北寄貝、蛤、蜆、浅利の五種類の貝出汁とギネス認定ミネラル含有量世界一のぬちまーす、石垣の塩を使い、最高級希少地鶏青森シャムロックの丸鶏を大量に入れて作り上げた鶏塩の極みの一杯』、粉雪のように散らされた白ネギがとても綺麗です。
味わい豊かな角細麺は福島の製麺所である羽田製麺製、スープによって変えているようで、とてもスープに合っていて美味しいです。
トッピングはシンプルであっても満足感が高く、二枚の鶏チャーシュー、茹で青菜、数本のメンマ、半身の味玉、なると。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。
お会計はわざわざ店主さんが対応してくださり、おお、どこかで見かけたことがあるとは思いましたが、ご馳走様でしたとお店を後にしました。
郡山駅まで戻って、ここで一杯の予定でしたが時間をロスしてしまったこともあって、磐越西線に乗り込みます。
まだまだ終電まで時間はありますが、終電勝負して乗り過ごしたり、電車事故等で停まったり大幅に遅れたりすることが怖くて、一本か二本、早めに移動します。
去年と同じ会津若松泊、会津若松には何軒かのホテルがありますが、今年も同じホテルで。
もちろん赤べこもそのまま、何年前から置かれているのだろう。
ラーメン修行ではラーメンと缶飲料以外を口にしないと、若いころは自身を厳しく戒めていたいましたが、頑張るのは似合わない私。
今夜はこだわりやま(ホームページ)、チェーン店ではなく個人店がいいんだけど、それはそれで重くなっても困りますし。
先ずは生ビールで今夜は会津若松で一人お疲れ様会、カウンター席は用意されていないようで、テーブル席を一人でゆったりと。
軽く飲みながらスマホを弄ろうと思っていたけど、ちょっと照度が低めで、年寄りの私にはちょっと見えにくい。
馬レバ刺しと末廣鬼羅。
牛レバの刺身は禁止され、豚レバの刺身はほぼ禁止され、今食べられるのは馬と鶏だけなのかな。
塩ダレも美味しいけど、にんにくスライスだったらもっと美味しかったかもしれない。
日本酒を一合ほど飲んで、お会計。