ここは魔女界、元魔女ガエル村… 
魔女ガエルの呪いが解けた後も、以前魔女ガエルだった魔女達が未だに集う村である。 
そんな元魔女ガエル村に、1人の魔女見習いの姿が… 
 


『抱腹絶倒!?Triple-S@ヘキサゴン!』
黄色基調の衣服に、特徴的なリング状の髪型…もうお分かりだろう。ももこである。 ももこ「マジョリード村長、新しい味の魔女ガエル外郎作ったって言うから味見に来たけど、     絶対あの人、味のピントずれてるヨ〜…今日の外郎も全部、失敗作…」 村長を務めているのは、以前と変わらず元老院魔女のマジョリード。 本音と建前というのが苦手なようで、それを理由に日本人を特別に毛嫌いしていた過去がある。 しかしこの方、村のためにお菓子を作ろうという創作意欲はあるのだが、 少々問題が生じるため、ももこが特別顧問として、村に招かれる事が多くなっていた。 マジョ梅「ももこ、もう帰るのか?」 マジョ竹「せっかく来たんじゃ、ゆっくりしていかんか?」 マジョ松「お茶飲みねぇ、饅頭食いねぇ、外郎食いねぇ」 元魔女ガエルの皆さんである。今は元の姿に戻ったが、世話好き・話好きなのは変わらない。 ももこ「う〜ん…じゃ、頂きま〜す☆」 こうして、ももこは茶の間に通され、いつしか茶飲み話に花を咲かせていた。 見習い服の帽子と靴とを脱いで、村の銘菓を頂く。 マジョ竹「テレビでも見んかね」 ももこ「ここ、テレビあったんダ?」 マジョ竹「魔法で出したテレビじゃ。どんな所の番組でも見れるぞ」 マジョ梅「最近、人間界のテレビが魔女界でも流行っとるんじゃ」 マジョ松「テレビに限らず、人間界の物なら何でも大流行しとるんじゃよ」 マジョ竹「ももこ達おジャ魔女のお陰じゃ」 ももこ「そんな〜…」 暖かいお茶を頂いたのもあって、ももこの頬が少し赤くなっていた。 マジョ松「それじゃ、ポチッとな」 リモコンのスイッチを押して、テレビの電源を入れると、あるクイズ番組が始まった所だった… では、ここからはスタジオからの視点で見てみよう… 紳介「クイズパレード・ヘキサゴン!」 一同「ワ〜」 紳介「はい、司会の島口紳介です。今週も凄まじいメンバーが揃ってます!」    まず初登場が3人!瀬川おんぷ・西郷さやか・酒井まさみ!」 カメラが3人の方へ向いて、それに向かって3人は微笑んで手を振る。 おんぷ・さやか・まさみ「わ〜☆☆☆」 紳介「3人共、名字が『さ』行でイニシャルがSやから、通称Triple-S」 おんぷ「あ、でもユニットとかじゃないんですよ」 まさみ「仲がいいだけですから」 紳介「ユニット組んだらええやん…俺がプロデュースしたる」 ニヤニヤする紳介に、さやかが突っ込む。 さやか「ぼろ儲けする気、満々やん!」 何も言わずに、怪しい笑みだけを浮かべる紳介… 紳介「さて、お前ら現役中学生やろ?それなりに、ええ成績出さんとな」 おんぷ・さやか・まさみ「は〜い」 そして紳介、一部のメンバーをチラッと見てから… 紳介「あいつらと一緒にされとうないやろ?」 指差した先に陣取るは、お馬鹿なトリオが2組。 お馬鹿アイドルトリオ「パボ」の、田里まい・スーザン・木下ゆきな。 そして同じくお馬鹿3人衆「羞・恥・心」の、つる野たけし・野久保なおき・上地ゆうすけ。 紳介「おい、ウルトラ馬鹿」 ヒーロー特撮・ウルトラダイナを演じた過去から、つる野はこんな呼び方をされる。 つる野「俺っすか?」 紳介「中学生に負けるなよ」 ワハハ… 紳介「ほな予選ぺーパーテストの結果発表!」 点数発表と同時にメンバー紹介、氏名がクレジットに出る。 「第1位は47点獲得の、麻木くに子さん。 第2位に43点獲得、初登場Triple-Sの酒井まさみさん!」 紳介「まさみ、初登場2位!」 まさみ「ありがとうございます。そんなに難しくなかったですよ?」 紳介「まさみ…お前な、この番組の趣旨、分かっとるか?アホの方が出番多いんやで」 まさみ「そんな事、言われても…」 紳介「はい、まさみの出番、ここで終わり」 ワハハ… 紳介「それと気ぃ付けや。あのオバハン、若い芽は潰しにくるで」 そう囁く紳介の視線の先には、雑学女王とその名も高い麻木くに子。 麻木「紳介さん!変な事、教えないで!」 その反応に紳介、ニヤニヤ… 「第3位は40点獲得、お笑いコンビ『アンガルズ』の山根さん。  37点で、第4位に小嶋よしおさんが続きます。  アンガルズの田中さんは、36点獲得で第5位。  第6位に初登場、瀬川おんぷさんが34点です」 紳介「おんぷは、まあまあやな」 おんぷ「てへっ♪」 ここで、さやかに声を掛けた紳介。 紳介「おい、さやか!」 さやか「ほへ?」 紳介「Triple-S、あとさやかだけやで?」 さやか「それで?」 紳介「鈍い奴…3人の内、お前がアホっちゅう事や!」 こう言われては、流石にさやかでも向きになる。 さやか「ちゃ、違(ちゃ)うもん!次、絶対うち呼ばれるって!」 紳介「ほぉ〜…」 既に紳介は点数を知っている。さて、一体さやかは何点なのか… 「第7位は、お笑いコンビ『品庄』の品川さんで33点。  タムケンさんが、32点で第8位に続きます。  波田ヨークさんは第9位、29点獲得です。  第10位は24点、品庄の庄司さん。  新曲『演歌師』が好評発売中、香田しんさんが19点で第11位。  12位は何と、14点獲得でスーザンさん!」 ここまで残ってしまったのは、さやか・田里まい・木下ゆきな、それに「羞・恥・心」の3人。 そんなお馬鹿さん達6人に、紳介が歩み寄る。 紳介「6人中5人は、常連やからええんや…おい、さやか!」 さやか「あれ?うち呼ばれへんな…」 紳介「お前な、スーザンにまで負けたで?」 本来なら恥じるべき所なのだろうが、そんな事を気にかけるような、さやかではない。 さやか「せやけどまあ、流石にビリ違(ちゃ)うやろ」 そんなさやかに、頭を抱える紳介… 紳介「はぁ〜…この番組、またアホが増えよった…」 「第13位、11点獲得です…木下ゆきなさん!」 ゆきな「チョリ〜ッス」 「第14位、10点獲得です…田里まいさん!」 まい「あ〜良かった〜…ビリじゃなかった〜」 「第15位、8点獲得です…野久保なおきさん!」 野久保「イェ〜イ♪」 「残りは羞・恥・心の、つる野さん・上地さんと…  初登場でいきなり最下位争い!Triple-Sの西郷さやかさん!」 紳介「こっからの点数だけ言うで。6点・6点・3点」 「6点獲得、お2人いらっしゃいます。まずは…西郷さやかさん!」 さやか「いよっしゃあ〜!」 紳介「さやか、たった6点で大喜びすな」 そして、この時つる野の隣から、上地が転げ落ちていた。 紳介「おい上地、どないしたん?」 上地「俺、ビリだ…だって同点だったら、あいうえお順で俺が最初に来るんだもん…」 同点の場合は、名前の50音順で順位を決める。 上地ゆうすけ=か行・西郷さやか=さ行・つる野たけし=た行なので、 6点獲得の2人の内、1人が上地なら自動的に16位になり、17位はあり得ない。 なので、16位で呼ばれなければ18位、つまり最下位が確定するのだ。 「同じく6点獲得…つる野たけしさん!」 つる野「おお〜!助かった〜」 項垂れる上地の肩を、そっと紳介が抱いてやる。 紳介「上地…お前、少し賢くなったやん」 上地「でもビリだ〜!」 ワハハ… この結果から、チーム分けは以下のようになった。 紫色チーム  灰色チーム  緑色チーム 上地ゆうすけ つる野たけし 西郷さやか 木下ゆきな  田里まい   野久保なおき スーザン   香田しん   庄司(品庄) 品川(品庄) タムケン   波田ヨーク 瀬川おんぷ  田中(アンガ)小嶋よしお 麻木くに子  酒井まさみ  山根(アンガ) 「第1ステージ・脳解明計算力クイズ!  各チームの予選テスト下位の6人に、簡単な計算問題を解いてもらい、  お馬鹿さんの思考を解明するコーナーです。今回もお馬鹿解答が連発します!」 小学生の算数の問題に挑む、お馬鹿な解答者は以下の6人(点数順) 木下ゆきな・田里まい・野久保なおき・西郷さやか・つる野たけし・上地ゆうすけ。 紳介「あんなさやか、初登場でそこ座っとるんは、ほんまは恥ずかしい事なんやで?」 さやか「あはは」 紳介「ヘラヘラ笑うな!」 そして紳介、パボの3人の方を見て… 紳介「お前、何度も言うけどな、あのパボに負けとんねんで?」 まい「勝っちゃいました」 ゆきな「さやちゃん凄くね?」 スーザン「凄いよね〜」 紳介「良かったな。お前らの後釜、さやかで決まりや…さて問題!」 「東京の渋谷から、平均時速80kmで120km先の富士山の裾野へ向かいました。  さて、到着するのは出発してから何時間何分後でしょう?」 ここで挑戦者は、問題に対して紳介に質問が出来る。 その質問に対し、伸介は質問した本人だけに答える。 他の5人はヘッドホンを着用しているので、質問も紳介の答えも聞こえない。 しかし、お馬鹿さんの質問は決まって的外れで、紳介もかなりふざけて答えてしまう。 さやか・ゆきな・田里・野久保・つる野・上地「はいはいはいはいはいはい!!!!!!」 一斉に挙手する解答者6人。 紳介「ほな、さやか」 解答席のさやかの前に紳介が行くと、さやかはヘッドホンを外した。 さやか「車?バス?電車?」 紳介「ベンツです」 ワハハ… その後も、計算には関係ない質問が紳介に浴びせられる。 まい「あの、何時頃に出ますか?」 紳介「空(す)いてる夜中、深夜2時」 上地「富士山のどこって書いてるんですか?」 紳介「は?」 上地「ほら、あそこ、富士山の『何とか野』って…」 紳介「問題読んどる時に聞いとけや…『すその』」 上地「その『すその』って、場所ですか?」 紳介「山裾にある野を『裾野』と言います」 ゆきな「裾野って何すか?」 同じ質問に呆れながら… 紳介「…山の裾にある野の事を言います」 ここで、傍観する他出演者の席から、声が上がった。 まさみ「あの…裾野って、裾野市の事とも取れますよね?」 予想外な外野からの真面目な質問に、紳介は対応に困った。 紳介「え?何、まさみ?裾野市?」 まさみ「静岡県裾野市、本当に富士山の近くにある地名なんですよ」 問題文には「富士山の裾野」とあるので、そういう解釈も出来る。 まさみに、やり込められてしまった紳介だったが… 紳介「面倒なんで、このまま続行!」 まさみ「あたしは無視ですか!?」 ワハハ… つる野「これって引っかけですか?」 紳介「質問の意味が分かりません…却下」 つる野「え〜…」 ゆきな「車は何人乗りですか?」 紳介「え〜、5人乗りに2人乗ってます」 野久保「高速使いますか?」 紳介「首都高乗ってから、東名高速」 さやか「道のりと距離って、どっちがどっちやったっけ?」 紳介「どっちも一緒です…あ、初登場やから、さやかだけに大ヒント」 さやか「うんうん☆」 間抜けなほど素直に目を輝かせるさやかに、紳介が出したヒントとは… 紳介「首都高と東名を使います。分かるか?高速道路使うんやで?」 さやか「おお〜☆」 ワハハ… おんぷ「(さやちゃん、ちゃんと気付いて…)」 まさみ「(それは問題に関係ないっしょ…)」 しばらくして全員、答えが出た様子… 紳介「ゆきなの答え…ドン」 裏返しから表向きになった、木下ゆきなのフリップを見てみると… 120×2÷80=3 答 3時間 紳介「120は距離やな。80は時速やな。2は?」 ゆきな「車に2人乗ってるから」 ワハハ… 次の解答者は、田里まい。 紳介「田里の答え…ドン」 120÷2÷80=0.75 答 7時間5分 紳介「ゆきなと同じようで違(ちゃ)うわ…2は何や?」 まい「さっき出発したのが2時って」 ワハハ… 今度の解答者は、野久保なおき。 紳介「野久保の答え…ドン」 120÷80=1.5 0.5時間は30分 答 1時間30分 紳介「1.5時間は1時間30分、正解!」 野久保「よし!」 続いては、注目のさやかの答え。 紳介「さやかの答え…ドン」 さやかの出したフリップに書かれていたのは… 120/80=3/2 答 3時間2分 ワハハ… さやか、出してくれました珍解答。おんぷ・まさみが頭を抱える… 紳介「おい、さやか…こんなんで、中学入試よう受かったな」 さやか「一芸入試やから」 ワハハ… 紳介ですら、これには次の句が出なかった… さらに、つる野たけしの解答を見てみると… 紳介「つる野の答え…ドン」 120÷80=1.5 答 1時間5分 紳介「1.5時間が1時間5分…」 つる野「え?違うんすか?」 ワハハ… 最後に、上地ゆうすけの答え。 紳介「上地の答え…ドン」 上地「どうだ〜!」 120÷80=1.5 答 1時間5分 ワハハ… 紳介「つる野と一緒や…」 上地「え?違うの?自信あったのに…」 紳介「あんな上地、0.5時間は5分違(ちゃ)うねん。    お前、野球やってたから、打率なら分かるやろ?5割は幾らや?」 上地「5割は幾らって?」 紳介「打席に10回立って、10回打ったら10割や。    それが5割やで?5割は全体の幾らになる?」 上地「半分…?」 紳介「そうや!0.5は5割やから、全体の半分や!1時間の半分は?」 上地「あ!30分だ〜!」 紳介「はい、上地アウト!」 第1ステージの成績 紫色・0点 緑色・30点 灰色・0点 「第2ステージ・アナウンスクイズ!  各チームの予選テスト最下位の人が問題文を読み、残りのメンバーが答えます。  但し、問題文には振り仮名が全く振ってありません。  お馬鹿さん達は、果たして漢字や英単語をちゃんと読めるでしょうか?」 このコーナーの攻略としては、お馬鹿さんに正しく読むのを要求するのは無理なので、 残りのメンバーが、お馬鹿さんの伝えようとしている意思を汲み取る事が重要だろうか… 紫色チームの出題者は、上地ゆうすけ。 解答者は、麻木くに子・瀬川おんぷ・品庄の品川・スーザン・木下ゆきな。 紳介「ちゃんと出題できるかな?スタート!」 Q1 上地「あんもの(?)・こうきゅう(?)・しゅわ(?)と言えば、どこの都道府県?」 品川「大阪?」 ブー おんぷ「東京?」 ブー 麻木「長野!」 ピンポンピンポン♪ どこをどう間違えたか、正しい問題文と合わせて補足をすると… 問題文「安曇野・更科・諏訪と言えば、どこの都道府県?」 安曇野(あずみの)≠あんもの 更科(さらしな)≠こうきゅう 諏訪(すわ)≠しゅわ Q2 上地「英語で、ストリップ(?)違うな…ストリッペ(?)、日本語で何?」 麻木「裸?」 ブー 品川「寝る?」 ブー スーザン「ヌード?」 ブー 品川「滑る?」 ブー おんぷ「縞!縦縞!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「英語でstripe、日本語で何?」 正解…stripe(ストライプ)=縞模様 不正解…strip(ストリップ)=裸 不正解…sleep(スリープ)=眠る 不正解…slip(スリップ)=滑る Q3 上地「ていき(?)と巻尺、三角やT型があるのは?」 品川「パンティ?」 ブー そんな品川を、紳介がニヤニヤしながら見ている。 麻木「定規!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「定規と巻尺、三角やT型があるのは?」 定規(じょうぎ)≠ていき Q4 上地「じゅっぺんしゃいっきゅう(?)が、ちょ(?)した、    かしちょっぽん(?)は何、くりげ(?)?」 品川「東海道膝栗毛?」 ブー 即座に麻木が連打。 麻木「東海道中膝栗毛!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「十返舎一九が著した滑稽本は何・膝栗毛?」 十返舎一九(じっぺんしゃいっく)≠じゅっぺんしゃいっきゅう 著した(あらわした)≠ちょした 滑稽本(こっけいぼん)≠かしちょっぽん 膝栗毛(ひざくりげ)≠くりげ Q5 上地「音楽の、せつ(?)や、せっつ(?)の事を英語で何という?」 麻木「え〜、何よそれ!」 その間に、おんぷがボタンを押した。 おんぷ「メロディ!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「音楽の節や旋律の事を英語で何という?」 節(ふし)≠せつ 旋律(せんりつ)≠せっつ カンカンカンカン…時間切れを示す音が響いた。 紳介「5問中、3問が麻木さん、2問がおんぷ!」 おんぷ「てへっ♪」 紳介「ナイスや、おんぷ。それに比べて品川〜…パンティはエロいやろ〜」 ワハハ… 続いて、緑色チームの出題者は、西郷さやか。 解答者は、アンガ山根・小嶋よしお・波田ヨーク・品庄の庄司・野久保なおき。 紳介「さやか、現役中学生としては、ここで名誉挽回せなあかん所やな」 さやか「今度は自信ある!うち英語は出来んねん」 紳介「漢字は?」 さやか「そこは、やる気でカバーすんねん」 紳介「やる気だけで漢字が読めるか!」 さやか「あはは」 笑うばかりのさやかを、紳介は無視。 紳介「ちゃんと出題できるかな?スタート!」 Q1 さやか「とうはやし(?)・いちやましし(?)くもいやまし(?)がある都道府県はどこ?」 小嶋「熊本?」 ブー 山根「鹿児島?」 ブー 波田「長崎!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「諫早市・壱岐市・雲仙市がある都道府県はどこ?」 諫早市(いさはやし)≠とうはやし 壱岐市(いきし)≠いちやましし 雲仙市(うんぜんし)≠くもいやまし Q2 さやか「おもてくん(?)・あさのうちたくみあたま(?)の、きゅう(?)を討つ、     あかほろうにん(?)の物語は何?」 山根「大石内蔵助?」 ブー 波田「四十七士?」 ブー 小嶋「忠臣蔵!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「主君・浅野内匠頭の仇を討つ赤穂浪士の物語は何?」 主君(しゅくん)≠おもてくん 浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)≠あさのうちたくみあたま 仇(あだ)≠きゅう 赤穂浪士(あこうろうし)≠あかほろうにん Q3 さやか「おっしゃ来たぁ!英語でホエール、日本語で何?」 山根「鯨!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「英語でwhale、日本語で何?」 whale(ホエール)=鯨 Q4 さやか「せんし(?)で、たまご(?)の次に来るのは何?」 庄司「黄身?」 ブー 野久保「パン?」 ブー 波田「寅?」 ブー 山根「辰!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「干支で卯の次に来るのは何?」 干支(えと)≠せんし 卯(う)≠たまご Q5 さやか「よこがら(?)の反対語は何?」 野久保「奥?」 ブー 庄司「縦?」 ブー 波田「えっと、横柄だから…真面目?」 ブー 山根「謙遜!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「横柄の反対語は何?」 横柄(おうへい)≠よこがら Q6 さやか「何やこれ!?世界経済の、なかく(?)の一角を、かなう(?)、     おにちょう(?)おにまち(?)にある通称・ひがししょう(?)の正式名称は何?」 波田「日本銀行?」 ブー カンカンカンカン…ここで時間切れとなった。 問題文「世界経済の中枢の一角を担う兜町にある通称・東証の正式名称は何?」 正解…東京証券取引所 中枢(ちゅうすう)≠なかく 担う(になう)≠かなう 兜町(かぶとちょう)≠おにちょう・おにまち 東証(とうしょう)≠ひがししょう 紳介「やる気で漢字読んだらこれや…まともに読めたんは英語だけ」 さやか「ええやん、大体通じてたんやし」 山根・小嶋・波田「通じるか!!!」 ワハハ… 紳介「卵の次言うたら、黄身だのパンだの…朝食セット違(ちゃ)うねん!」 ワハハ… 最後に、灰色チームの出題者は、つる野たけし。 解答者は、酒井まさみ・アンガ田中・タムケン・香田しん・田里まい。 紳介「ちゃんと出題できるかな?スタート!」 Q1 つる野「にょづき(?)といえば何月の事?」 まさみ「2月!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「如月といえば何月の事?」 如月(きさらぎ)≠にょづき Q2 つる野「さば(?)の卵巣を塩漬けにした物は何?」 まさみ「数の子!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「鰊の卵巣を塩漬けにした物は何?」 鰊(にしん)≠さば Q3 つる野「きびしとう(?)や、てんばしりつ(?)と共に、     日本三景に数えられる、けっかっち(?)はどこ?」 まさみ「松島!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「厳島や天橋立と共に日本三景に数えられる景勝地はどこ?」 厳島(いつくしま)≠きびしとう 天橋立(あまのはしだて)≠てんばしりつ 景勝地(けいしょうち)≠けっかっち Q4 つる野「うすに(?)・千歳・にしき(?)といえば何の種類?」 まさみ「飴!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「薄荷・千歳・綿といえば何の種類?」 薄荷(はっか)≠うすに 綿(わた)≠にしき Q5 つる野「とういろ(?)を英語で何という?」 まさみ「オレンジ!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「橙色を英語で何という?」 橙色(だいだいいろ)≠とういろ Q6 つる野「ほうぜん(?)は浄土宗ですが、しんちょう(?)は何宗?」 まさみ「浄土真宗!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「法然は浄土宗ですが、親鸞は何宗?」 親鸞(しんらん)≠しんちょう Q7 つる野「慣用句で、きう(?)・磨く・りく(?)といえば体のどこ?」 まさみ「腕!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「慣用句で揮う・磨く・利くといえば体のどこ?」 揮う(ふるう)≠きう 利く(きく)≠りく Q8 つる野「十二支で、み(?)と、み(?)!?これ振り仮名、振ってよ〜!     み(?)と、まつ(?)の間に入るのは何?」 まさみ「午!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「十二支で巳と未の間に入るのは何?」 未(ひつじ)≠み・まつ Q9 つる野「ばか(?)な人とは何が少ない人の事?」 まさみ「口数!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「寡黙な人とは何が少ない人の事?」 寡黙(かもく)≠ばか Q10 つる野「さいう(?)・なんう(?)・いとう(?)、ふゆじ(?)に食べるのは何?」 まさみ「冬至南瓜!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「西瓜・南瓜・糸瓜、冬至に食べるのは何?」 西瓜(すいか)≠さいう 南瓜(かぼちゃ)≠なんう 糸瓜(へちま)≠いとう 冬至(とうじ)≠ふゆじ Q11 つる野「話を大袈裟に、ばっちょう(?)する事、びだん(?)をどうする?」 まさみ「付ける!」 ピンポンピンポン♪ 問題文「話を大袈裟に誇張する事、尾鰭をどうする?」 誇張(こちょう)≠ばっちょう 尾鰭(おひれ)≠びだん カンカンカンカン…ようやく時間切れだ。 紳介「うわ〜…まさみ凄っ!」 その場の全員から、まさみに大きな拍手が送られる。 まさみ「疲れました…」 紳介「まさみ、ようやった。何で分かるん?」 まさみ「漢字の誤読を逆算したのと、問題の流れと、あとは勘ですね」 紳介「聞いたか?勘やて…あと他のメンバー、押さんかったんは正解やな。邪魔になるだけや」 すると、まさみ以外の残り4人は… 田中「まさちゃんの早押しが怖くて、俺ら押せないですよ〜」 香田「あの勢いじゃあ、割り込めないねぇ」 まい「押す余裕、全然ありませんでした」 タムケン「てか答え、想像もつかんって!     『ばか』な人は何が少ない言われたら、脳みそやろ!」 ワハハ… 紳介「まさみ、ほんまにあれは何で分かった?」 まさみ「あれはもう、少ないっていうのに賭けました」 紳介「まさみの勘の良さと、つる野の早口も時間稼ぎになったんやな」 つる野「俺、役に立ったっすか?」 紳介「お前は、ただ叫んどっただけやろ〜」 ワハハ… 第2ステージの成績 紫色・50点 緑色・50点 灰色・110点 現在の合計点 紫色・50点 緑色・80点 灰色・110点 そして、いよいよ大詰めの最終ステージだ。 紳介「行列早抜けリレークイズ!」 一同「わ〜!!」 各チームが予選テストの点数順に並んで、1人ずつ早押しクイズに答える。 解答権は1問につき1人1回。正解したら抜けていき、チーム全員が正解すれば勝ち抜けとなる。 1位抜けで100点、2位抜けで50点獲得となるので、大逆転も可能。 しかし最後の解答者は、問題出題前に「ヘキサゴン!」と言わないと、正解しても抜けられない。 さらに後半は、お馬鹿さんが固まっているので、珍解答が続出してしまうのだ。 解答者 紫色1人目・麻木くに子 灰色1人目・酒井まさみ 緑色1人目・山根(アンガ) 紳介「最初は、頭のええ女優と頭のええ中学生と、頭のええ河童」 ワハハ… 紳介「では問題!」 Q1 「切手の図柄でも有名な『見返り美人』を描いた…」 まさみ「菱川師宣!」 ピンポンピンポン♪ 問題全文 「切手の図柄でも有名な『見返り美人』を描いた、江戸時代の浮世絵師は誰でしょう?」 得意分野の江戸時代、当然まさみなら即答だ。 早々と一抜けしてきたまさみに、紳介がニヤニヤしながら出てきた。 紳介「まさみ〜、とんでもない事したな」 まさみ「え?」 紳介「ほれ、見てみ」 そう言って指差した先には、クイズ女王の異名を取る、麻木くに子。 このヘキサゴンでも、ほぼ必ず一抜けすると言って良いほどだったのだが… 紳介「こういう時はな、分かっとっても譲ったらな…あの人は怒らせると、後が怖いで〜…」 麻木「変な事、吹き込まないで〜!」 ワハハ… 紳介「せやけどボタン押す反射神経は、やっぱ若い方がええな」 麻木「紳介〜!!」 ワハハ… 解答者 紫色1人目・麻木くに子 灰色2人目・田中(アンガ) 緑色1人目・山根(アンガ) アンガルズの田中・山根が横並びになった所で… 紳介「キモ賢いの、誰が2人並べ言うた」 ワハハ… 紳介「問題!」 Q2 「学校教育法の改正によって、これまでの助教授に代わって新しく置かれた役職は何でしょう?」 麻木「准教授!」 ピンポンピンポン♪ まさみに先を越され、二番手で抜けてきた麻木くに子が、まさみに言うには… 麻木「まさちゃん、後で楽屋おいで♪」 しかし、まさみを見つめる麻木くに子、笑顔なのに目が笑っていない… まさみ「は、はい…」 紳介「怒られよった♪」 これには紳介、手を叩いて大爆笑。 解答者 紫色2人目・瀬川おんぷ 灰色2人目・田中(アンガ) 緑色1人目・山根(アンガ) 紳介「おんぷ、横の2人キモいな〜…すぐ逃がしたるからな」 おんぷ「え?」 何やら紳介、画策している模様… 紳介「問題!」 Q3 「競争入札の際に、複数の業者が前もって相談し、  入札価格や落札者を決めておく事を何というでしょう?」 ここで紳介、徐におんぷの傍へ歩み寄ると… 紳介「中央道のサービスエリア」 これを聞いて、おんぷが押した。 おんぷ「談合!」 ピンポンピンポン♪ 紳介「おんぷは賢いな〜」 おんぷ「てへっ♪」 このような紳介の反則紛いの手に、田中・山根は共に猛抗議。 田中「紳介さん!」 山根「おんぷちゃん可愛いからって、駄目でしょ!」 すると紳介は… 紳介「俺は『談合』とも『談合坂』とも言うてへん。    ただ『中央道のサービスエリア』って言うただけや♪」 補足・談合坂サービスエリア…中央道の都心側から数えて最初のサービスエリア。 田中・山根「絶対、狡(ずる)いですって!」 紳介「喧しい!俺が司会や!俺がルールや!」 ワハハ… 解答者 紫色3人目・品川(品庄) 灰色2人目・田中(アンガ) 緑色1人目・山根(アンガ) 紳介「華のない顔ぶれやな〜…問題!」 Q4 「古代ギリシャ以来、最も調和的で美しいとされる、  およそ『1対1.618』の比の事を『?比』というでしょう?」 山根「あ〜…ド忘れした」 ブー すぐさま相方の田中が、入れ替わりにボタンを押した。 田中「黄金比!」 ピンポンピンポン♪ 紳介「山根、お前がもたついとるから、後が閊えとんで」 さやか「河童〜!はよ抜けろ〜!」 最後列から野次を飛ばしたさやかに、山根も言い返す。 山根「さやちゃん、今の問題分かってた?」 さやか「ううん、うちが分かる訳ないやん」 山根「だったら言うなよ!」 ワハハ… 解答者 紫色3人目・品川(品庄) 灰色3人目・タムケン 緑色1人目・山根(アンガ) 紳介「何や、獅子舞が出てきよった。てか今日は、腹に何書いとんねん?」 褌一丁のタムケンの腹には、マジックペンで「Triple-S 変身」と書かれている… おんぷ「え!?」 さやか「は?」 ちょっと戸惑う2人。まさみは性格上、驚きに怒りも入り混じる。 まさみ「何ですかそれ!!」 紳介「おいこら、どういう意味やねん」 タムケン「特に意味は無いです。インパクト重視で」 ワハハ… さやか「まさちゃん、芸人のネタに、いちいち腹立てたらあかんて」 ワハハ… 大笑いされたまさみは、頬を赤らめて縮こまった。 紳介「あ、そう言えばタムケン、お前の店に、さやかが乗り込んで来たんやて?」 タムケン「メニュー109品、全部食われました」 さやか「えへへ…」 これは別番組「突然!ゴールデン伝説」で、焼肉店メニュー全品食べ尽くす伝説と称して、 大食いタレントとしても売り出し始めたさやかが、タムケンの店の全てを平らげたという話だ。 お好み焼きの大食いが週刊誌で報じられて以来、さやかは食べて食べて食べまくっている。 それでも体形は全く崩れず、健康体そのものだと言うから恐ろしいものである。 そして実は、紳介も「はせがわ」という高級寿司屋のオーナーである。 紳介「さやか…お前、俺の店に絶対来るな。来ても何も食わさへん」 ワハハ… 紳介「さあ、問題!」 Q5 「第二次ポエニ戦争の際、象を連れてアルプスを越えた事で知られる、  カルダゴの将軍は誰でしょう?」 山根「えっと、ハンニバル」 ピンポンピンポン♪ 紳介「やっとキモ賢いのが抜けたわ」 ワハハ… 解答者 紫色3人目・品川(品庄) 灰色3人目・タムケン 緑色2人目・小嶋よしお 紳介「来たな、おっぱっぴ〜」 褌一丁のタムケンの次は、小嶋が海パン一丁で出てきた。 小嶋「ピ〜ヤ」 紳介「こいつ、これで早稲田やからな〜…問題!」 Q6 「ありとあらゆる悪口を並べ汚い言葉で罵る事を、四字熟語で何というでしょう?」 小嶋「罵詈雑言ピ〜ヤ」 ピンポンピンポン♪ 正解して抜けてきた小嶋、いきなりネタを披露し始めた。 小嶋「ウィ〜!あ、それ!あ、それ!あ、それそれそれそれ!    Triple-Sの〜、Sは3つ〜、だけどもだっけぇど〜   『西郷さやか』の〜、イニシャルS.S〜、よく見りゃSが4つある〜    でもそんなの関係ね〜!でもそんなの関係ね〜!でもそんなの関係ね〜!    はい、おっぱっぴ〜!チントンシャンテントン♪チントンシャンテントン♪」 紳介「Triple-S、ようネタになるな〜」 さやか「人の名前にケチつけんといてアホ〜!」 ワハハ… 解答者 紫色3人目・品川(品庄) 灰色3人目・タムケン 緑色3人目・波田ヨーク 紳介「波田、今日は珍しく着物やねんな」 ヘキサゴンに出る際には普通の服装が多い波田が、今回は着流し姿にギターを持っている。 波田「気付くの遅いっすよ!」 紳介「一体どないしたん?」 波田「勿論、ネタやるために着ました」 紳介「誰、斬るん?」 波田「おんぷちゃんで」 おんぷ「えぇ!?」 …という訳で、波田が十八番のギター侍を披露する。 波田「私、瀬川おんぷです♪Triple-Sのリーダーよ♪…っていうじゃな〜い?    でもあんた最近…後輩2人に押されて目立ってませんから〜!!残念!!」 おんぷ「…」 表情が氷つくおんぷ… 波田「そう言う拙者も…しばらくギター侍やってませんでしたから〜!!切腹!!」 さやか「あはは」 無神経に笑うさやかを見て、まさみは冷や汗ものだった。 まさみ「(さやちゃん、ここは笑わない方が…)」 紳介「あ〜…終わった終わった。もうギター侍、あと2年は見なくてもええな」 ワハハ… 波田「ちょっ、紳介さん!」 紳介「問題!」 Q7 「『海豹』この動物は何でしょう?」 品川「あざらし!」 ピンポンピンポン♪ 品川「やっと抜けれた〜」 これで紫色チームが残り3人となり、一足先にメンバー半分が抜けた。そして次に出てきたのが… 解答者 紫色4人目・スーザン 灰色3人目・タムケン 緑色3人目・波田ヨーク 紳介「いよいよ突入、お馬鹿ゾーン!」 スーザン「大丈夫ですよ〜、今日はいつもと違って調子いいんですから」 紳介「あんなスーザン、お前の調子がええんと違(ちゃ)うわ」 スーザン「え?違うんですか?」 紳介「今日はな、さやかがおるからや」 さやか「何でや〜!」 ワハハ… 紳介「問題!」 Q8 「元素記号『H』で表される元素は何でしょう?」 波田「え〜っと、水素?」 ピンポンピンポン♪ 解答者 紫色4人目・スーザン 灰色3人目・タムケン 緑色4人目・庄司(品庄) 品川「庄司!お前も頑張れよ!」 先に抜けた品川が、相方の庄司に声援を送る。 紳介「問題!」 Q9 「1682年、仏国王ルイ14世が完成させた、  バロック建築の代表作として知られる宮殿は何でしょう?」 庄司「ホワイトハウス!」 ブー 品川「おい庄司!」 堂々と間違える相方を、品川が嘆いていた間に、タムケンが押した。 タムケン「ベルサイユ?」 ピンポンピンポン♪ 解答者 紫色4人目・スーザン 灰色4人目・香田しん 緑色4人目・庄司(品庄) 香田「どうも、鉢巻王子です!」 ワハハ… 鉢巻をした漁師のような格好の、演歌歌手・香田しん。 紳介「なあTriple-S、このオッサン、何で鉢巻しとるんか知ってるか?」 さやか「そんなん知らんて」 まさみ「演歌の宣伝ですか?」 おんぷ「まさちゃん、香田さんは、この番組だと常にこの格好よ」 紳介「あんな、こいつもお馬鹿やから、頭これで縛ってへんと脳みそが出てくんねん」 ワハハ… 紳介「では問題!」 Q10 「百という漢字から一を取るとある漢字になる事から、99歳のお祝いの事を何というでしょう?」 庄司「え〜…白寿!」 ピンポンピンポン♪ 解答者 紫色4人目・スーザン 灰色4人目・香田しん 緑色5人目・野久保なおき 紳介「来ました、羞・恥・心の『恥』です」 野久保「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス、『恥』です」 ワハハ… 紳介「ほな行こか〜…問題!」 Q11 「心太(ところてん)の原料となる海藻の一種は何でしょう?」 スーザン「寒天!」 ブー 香田「天草(てんぐさ)!」 ピンポンピンポン♪ スーザン「あの〜…寒天と天草の関係は、どうなるんですか?」 紳介「あんなスーザン、心太も寒天も両方共、天草から出来んねん」 スーザン「じゃあ、心太は寒天なんですか?」 頭を抱える紳介… 紳介「…今、まさみに説明させるわ。まさみ、言うたれ」 ご指名を受けて、まさみが解説を引き継いだ。 まさみ「心太は、天草を茹でて溶かしたのを、冷やして固めた物なの。     寒天は、天草を寒い中で干した物…ね?違うでしょ?」 スーザン「え〜っと、最初からお願い出来ますか?」 ガクッとなったまさみに、紳介は大笑い。 解答者 紫色4人目・スーザン 灰色5人目・田里まい 緑色5人目・野久保なおき 紳介「パボも2人目まで出てきたっちゅうのに、Triple-Sはまだ残ってんねんな〜」 さやか「ノックが答えへんね〜ん!」 野久保「俺のせい!?」 ワハハ… 紳介「問題!」 Q12 「チョウザメの卵を塩漬けにした、世界三大珍味の1つは何でしょう?」 野久保「フォアグラ?」 ブー 野久保「う〜わ、間違った!」 スーザン「分かった〜!キャビア〜!」 ピンポンピンポン♪ 解答者 紫色5人目・木下ゆきな 灰色5人目・田里まい 緑色5人目・野久保なおき 紳介「ユッキーナも出たのに、まだTriple-Sが揃わない!」 さやか「紳介さん喧しい!」 ワハハ… ゆきな「今日マジ勝てるかもしんね」 紳介「問題!」 Q13 「紫外線の事をアルファベット2文字で何というでしょう?」 ゆきな「あ、UVだ」 ピンポンピンポン♪ まい「あ〜…分かってたのに〜…」 解答者 紫色6人目・上地ゆうすけ 灰色5人目・田里まい 緑色5人目・野久保なおき 紳介「さあ、最下位出てきました」 上地「おっしゃ〜!」 紳介「今日は、ここまで抜けるテンポが異常にいいです。なのにまだ、さやかが出てこない」 さやか「うっさいな〜!」 ワハハ… 紳介「問題!」 Q14 「1950年代後半に『三種の神器』と呼ばれた電化製品は、白黒テレビ、洗濯機と何でしょう?」 野久保「クーラー?」 ブー まい「冷蔵庫?」 ピンポンピンポン♪ まい「あ?嘘!?やった〜」 これで灰色も、アンカー・つる野たけしにバトンタッチ。 残されているのは、羞・恥・心の3人と、さやかのみ… 解答者 紫色6人目・上地ゆうすけ 灰色6人目・つる野たけし 緑色5人目・野久保なおき 紳介「番組開始直後、誰がこんな光景を予想したでしょうか。    羞・恥・心の後ろにおるのは、Triple-Sの西郷さやかです」 ワハハ… さやか「もう構わんといて〜!」 紳介「問題!」 Q15 「スポーツなどで これまでの最高記録と等しい記録の事を『?記録』というでしょう?」 野久保「やった〜!タイ記録!」 ピンポンピンポン♪ 解答者 紫色6人目・上地ゆうすけ 灰色6人目・つる野たけし 緑色6人目・西郷さやか 紳介「ようやく、さやかが出てきました。思えば、ここまで長かった…」 つる野「でも紳介さん、今日だったら俺勝てますよ」 上地「あ、なら俺も俺も」 紳介「さやか、馬鹿にされとんで」 さやか「大丈夫やて、次で抜けたるから」 胸を張るさやかに、紳介は首を傾げる。 紳介「その自信は、どこから出てくんねん…問題!」 Q16 「『卓袱台』この漢字を何と読むでしょう?」 つる野「これは来たでしょう!たっきゅうだい!」 ブー つる野「え〜?」 補足・たっきゅうだい=卓球台 さやか「たくじょうだい?」 ブー さやか「も〜知らんって、こんなん〜」 すると何と、あの上地が押した…! 上地「ちゃぶだ〜い!」 ピンポンピンポン♪ 紳介「上地…何で分かったん?」 上地「あの野球漫画で、よくひっくり返すじゃないですか?俺も野球部だったんで」 紳介「…まあ、ええわ。紫色チーム、100点獲得〜!」 おんぷ・麻木・品川・スーザン・ゆきな・上地「ワ〜!!!!!!」 現在の得点状況 紫色・50+100点 緑色・80+?点 灰色・110+?点 紳介「さて、つる野が答えたら、灰色に50点入って逆転優勝。    万が一さやかが答えたとしても、優勝は紫色になります。    これで緑色の優勝は無くなって、さやかのアホが証明されました」 さやか「ええ加減に、うち弄るんやめ〜!」 解答者 紫色・1位抜け 灰色6人目・つる野たけし 緑色6人目・西郷さやか Q17 「『郵政三事業』と呼ばれるものは『郵便』『簡易保険』と、もう一つは何でしょう?」 つる野「来た〜っ!郵貯!郵便貯金!」 ピンポンピンポン♪ 紳介「はい、50点獲得で灰色が逆転優勝〜!」 まさみ・田中・タムケン・香田・まい・つる野「ワ〜!!!!!!」 得点最終結果 紫色・150点 緑色・80点 灰色・160点 そしてセットには、終始お馬鹿を貫き通した、さやかが1人取り残されていた。 さやか「…終わってもうたん?」 呆然とするさやかに、紳介が歩み寄る。 紳介「さやか、今さっき事務所と話付いたん。ヘキサゴン、レギュラー出演決定」 さやか「や〜ん!それ、うちアホ丸出しや〜ん!」 紳介「しゃあないやん。ほんまにアホやねんから」 ワハハ… 紳介「おんぷとまさみは要らんわ。特に、まさみは来るな」 まさみ「何でですか!?」 紳介「お前は頭、良すぎるねん。他の普通のクイズ番組やっとれや。    おんぷは…たまにやったら来てもええ」 おんぷ「てへっ♪」 これには、Triple-Sの残り2人が怒る。 さやか「贔屓や!」 まさみ「依怙(えこ)贔屓!」 しかし紳介は、最後までニヤニヤし続けていた… 番組終了… 視点は再び、元魔女ガエル村へ… ももこ「アヒャヒャヒャヒャ…」 案の定、腹を抱えて大爆笑しておられる方が1名… マジョ梅「今日は、おジャ魔女が3人も出とったから、いつもより楽しかったのう」 マジョ竹「本当に面白かったのう。特に、さやかは最高じゃ」 マジョ松「さやかは、お馬鹿じゃのう。笑えるから次も見逃さんようにせんとのう」 ももこ「アヒャヒャヒャヒャ…さやちゃん最高〜!!」 さやかは人間界どころか、魔女界でもブレイクし始めていたのだった… 次回予告 おんぷ「夏の終わりに、優雅に船旅なんてどうかしら?」 まさみ「風が水面(みなも)に帆を立てる…うん、いい感じ…」 さやか「のんびり優雅やったら、うちは暇持て余しそうや〜…ほへ?」 おんぷ「どうしたの?」 さやか「何や、この嫌な感じ…多分うちら、また一仕事ありそうやな…     次回、おジャ魔女おんぷTriple‐S(トリプル・エス)    『ロイパトさやか、大海原の風になる!』なったろやないか!プレサ〜パトレ〜ヌ!」 25話端書き はい、雰囲気出てるでしょうか…ヘキサゴンですw 紫色チームにおんぷ、緑色チームにさやか、灰色チームにまさみ… なぜか色合いが分かりやすくなってるのは、ご愛敬という事で… 魔法使うシーンが無いだろう、というご指摘もあるでしょうが、よくよくお読み下さい。 本編では魔法のシーンが無くとも、見習い服姿のシーンはあるようになっている筈です。 尤も、例外的に魔法もお着替えも何もない話が、数話あるようですが… …という訳で今回は、ももこの見習い服姿という事で、どうか我慢なさって下さい… 一応、帽子脱ぎ・靴脱ぎ素足というサービス要素も入れてますから(笑) 筆者の駄文じゃ分からないかもですが(汗) 問題は全て、本当のヘキサゴンの過去問です。お馬鹿解答も、実際に出たものばかりですw 出演者の名前などは、微妙な表記揺れで誤魔化してみました。 元ネタは分かるようになってると思います、はい… なお今後、さやかは大食い・アホ路線、まさみは若きクイズ女王路線で行く予定ですw