2016-07-31

精神科の通院歴があるため妊娠6ヶ月目で突然分娩を拒否された

セレブ病院と評判の近所の産婦人科に「精神科に通院したことがある方は基本的にこちらでは分娩を受け付けてはいない」と分娩を拒否された。

私は数年前に職場セクハラ被害あい精神科でストレス障害という診断を受けたことがある。だが、現在症状はなく治癒している。少なくとも自覚症状はない。

どうしてもここでお産がしたいのなら治ったという診断書を持ってこいというので、数年ぶりに精神科へ行きそのような旨の診断書精神科先生に書いていただき、それを産科に持っていった。しかし、先生は「一度精神科にかかったことのある人は妊娠中に精神不安定になりやすい」「うちが閉まっている午後5時から朝8時の間に具合が悪くなったらどうするんだ」「ストレス障害なんて僕は聞いたことがない」と言って、「今私は病気ではないです」という私の言葉を「精神科に行っている人はみんなそう言うんだよ」と一蹴した。

職場でのセクハラはとても凄惨もので、自分なりにこの数年間必死に心身を立て直してきたつもりだった。念願の赤ちゃんに恵まれ、新しい生活への希望を抱いていた矢先にこの言葉はあまりにもショックだった。断られたのがだいぶ妊娠が進んでからだったのもあり、すでに妊娠6ヶ月にもかかわらず分娩先が決まらず、私の通院歴のために自分の子供や夫にも辛い思いをさせていると思うと久しぶりに涙が止まらない。

これまでその病院には検診等でお世話になり、分娩は仮予約まで済ませ、助産師さんには妊婦学級の説明なども受けていた。

とても綺麗な病院でこんなところでお産ができるなんて自分も運がまわってきたな、なんてのんきに構えていた自分を殴りたい。

結局、ああいうところは人生に一度もつまずいたことがないお金持ちでおしゃれな人間が行くところだったんだ。

精神科に行っている人はみんなそう言うんだよ」という先生言葉が今も忘れられない。

別に好き好んで精神科に行ったわけじゃない。その当時はずっとやりたかった仕事につけてものすごく嬉しくて、少しくらい先輩にいじめられてもやり抜こうと思っていた。そしたら気づいたら心も体もボロボロになっていて、一歩も外に出れなくなっていた。

死にたいと思ったこともあったけど、それでも生きていろんなことがしたい、できればこんな思いをしている人を少しでも減らしたいと思って新しい業種に転職したりもした。

夫とも出会って人生希望が芽生えた。

でも、あの先生から見たら、私はいつまでたっても病気なんだな。ものすごく悲しい。

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    精神科ってのは最近では心療内科だのメンタルクリニックだのとずいぶん市民権を得たような風潮になってきたが、 悪い言い方をすれば精神病院であり、植松と同類の人と見なされても...

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    結局、ああいうところは人生に一度もつまずいたことがないお金持ちでおしゃれな人間が行くところだったんだ。 我々キモくて金のないおっさんが世の事象に常々思っていることと同...

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    晒せば? 同じ境遇の人はたくさんいるだろうから、病院名がシェアされればあらかじめ回避できて、病院にとっても妊婦にとっても有益だろう

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