米ソーシャルメディア最大手のフェイスブック(FB)が税務当局から約30億~50億ドル(約3060億~5100億円)の追徴課税をされる可能性があることがわかった。FBが28日に米証券取引委員会(SEC)に提出した報告書で明らかにした。
FBの報告書によると、27日、米内国歳入庁(IRS)から米国外の子会社に移転した資産について、2010年以降の納税申告額の不足分を支払うよう通知があったという。FBは米租税裁判所に異議申し立てをするとしている。
FBは法人税の低いアイルランドの子会社に資産を移転しており、米国での法人税の支払いを逃れていると批判されてきた。
米ウォールストリート・ジャーナル紙によると、裁判に持ち込まれれば、結論が出るのに数年かかる可能性もある。マイクロソフトやアマゾン、コカ・コーラなど同様の手法をとっている米国の大企業は他にもあり、IRSとの法廷闘争になっている企業もある。(ニューヨーク=宮地ゆう)
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朝日新聞国際報道部
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