【南城】南城市はこのほど、市内に居住する低所得者の新婚夫婦に最大18万円の住居費、引っ越し費用などの補助を出す「市結婚新生活支援事業」を始めた。低所得者の支援や少子化対策の強化が目的。内閣府子ども・子育て本部の同事業費補助金を活用した事業で、県内初。 対象者は(1)7月1日から2017年2月末までの婚姻(2)世帯の所得が300万円未満(3)市在住—などを満たす世帯。他の自治体で婚姻届を提出した後に、同市に転居する場合も対象となる。住宅の購入費用や賃料、敷金、礼金などの費用を補助する。 市社会福祉課の中本和正課長は「若者の負担軽減や少子化の改善が期待できる。事業を機に、市への転入が増えて人口増につながれば」と語った。(内間安希)