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【芸能・社会】鈴木雅之、ソロデビュー30周年&還暦 記念アルバム発売2016年7月31日 紙面から
ボーカリストの鈴木雅之(59)がソロデビューの年から今年で30年を数え、9月には還暦を迎える。「『バラードを丁寧に届けたい』との思いでブレずに続けることができた」と鈴木。7月13日には記念の新アルバム「dolce(ドルチェ)」を発売。「還暦はゴールじゃなくリスタート。ラブソングを歌い続ける美学をいつまでも追い求めたい」と、歌への情熱に衰えはない。 シャネルズ、ラッツ&スターを経て1986年2月に「ガラス越しに消えた夏」でソロデビューした鈴木。「この30年間の自分の音楽を振り返った時、時には甘く、時にはほろ苦いラブソングを歌い続けてきて、それってデザートのようなものだなという気持ちになった」と明かす。 頭の中にデザートを意味するイタリア語の「dolce」が浮かび、アルバムタイトルに。レーベル仲間のアンジェラ・アキをはじめ、久保田利伸や谷村新司、松任谷由実ら縁のあるアーティストたちに参加を依頼。彼らが提供してくれた「素材」を、自らは「パティシエ」として「少しずついっぱい食べてと、『鈴木スペシャル』で盛り付けた」と笑う。 全13曲で30周年記念シングルの第1弾「泣きたいよ」をはじめ、珠玉のラブソングが並ぶ新アルバム。なかでも、きたやまおさむが作詞し「旅は終わらない」「夢は終わらない」と歌い上げている「エンドレス・ジャーニー」は、「還暦を迎える『今の鈴木雅之』だからこそ歌える『還暦ソウル』」と自負する。 記念の全国ツアーは9〜11月に22カ所を回る予定。「ツアー中に誕生日を迎え、50代の最後と60代の自分を味わう珍しい体験ができそうだし、還暦を意識していろいろなことを確認させてくれそう」と鈴木。「いつまでも凜(りん)としたボーカリストであり続けたいとあらためて感じた。そして、70代になって20代の若い女の子とデュエットアルバムなんかを作ったら、いいプレゼントになるなあ」とサングラスの奥の目を細めた。 ツアーは誕生日の9月22日に東京・オーチャードホール、11月19日に名古屋・日本特殊陶業市民会館などで。 (伊藤智英) <鈴木雅之(すずき・まさゆき)> 1956(昭和31)年9月22日、東京都出身。75年にシャネルズを結成し、80年に顔を黒塗りにタキシード姿で歌った「ランナウェイ」でデビュー。83年にグループ名を「ラッツ&スター」に改めた後も「め組のひと」などがヒットした。86年のソロデビュー後も「もう涙はいらない」などのヒット曲を生み出している。歌手の鈴木聖美は姉。 PR情報
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