ロシア極東で国際芸術祭 オペラやバレエ上演

ロシア極東で国際芸術祭 オペラやバレエ上演
ロシア極東のウラジオストクで、日本や中国など10の国や地域の芸術家が、オペラやバレエなどを12日間にわたって上演する、初めての国際芸術祭が始まりました。
この芸術祭は、バレエとオペラの劇場として世界的にも有名なロシア、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場が、極東の主要都市ウラジオストクで初めて開きました。
初日の30日夜は、3年前に完成した極東最大のオペラバレエ劇場に、満席となる1400人近い観客が集まり、マリインスキー劇場で芸術監督を務める著名な指揮者、ワレリー・ゲルギエフ氏が指揮してオペラの名作「修道院での結婚」が上演されました。
芸術祭には日本や中国、韓国など10の国や地域から、およそ300人の芸術家が参加していて、来月10日まで毎日、オペラやバレエなど、さまざまな演目が披露されることになっています。
ロシアは、こうした催しを通じて、ウラジオストクをアピールし、日本や中国などアジアからの観光客を呼び込みたい考えで、ロシア経済が低迷するなか、外貨獲得にもつなげたい考えです。
マリインスキー劇場の指揮者ゲルギエフ氏は「ウラジオストクは文化交流の拠点となる大きな可能性を秘めている。これから多くのイベントを開いてきたい」と話していました。