ハンドシェイカー(大阪)【舞台探訪・聖地巡礼】
アニメイト30周年記念アニメとして、2017年1月より放送予定の「ハンドシェイカー」の舞台となる場所を訪ねてきました。
制作会社が大阪に本社を構えるGoHandsということもあって、本作品は大阪が舞台となるようです。
PVに登場している場所は、大阪に住んでいる人間であれば、見ただけでどこか分かるような、名所やビル等が登場しており、まさに大阪中心地が舞台となるものなのだと思われます。
御堂筋沿線の舞台が多くなっています。エリアでまとまっているところはエリアごとに区切って比較を上げておきます。
とりあえず、一番北から南に並べておきます。
随時カットは追加していきますが、超広角レンズがないと再現は難しいですね。
【JR新大阪駅新幹線ホーム】
□梅田エリア
【JR大阪駅】
【JR大阪駅前】

【阪神百貨店・大阪丸ビル】

【泉の広場】

□淀屋橋エリア
【淀屋橋】

【大阪市中央公会堂】

□心斎橋エリア
□難波エリア
【】
現在、地道にカットを回収しておりますが、とりあえずマップを置いておきます。
数カット、特定できていないものもあります。プロット位置は適当です。
制作会社が大阪に本社を構えるGoHandsということもあって、本作品は大阪が舞台となるようです。
PVに登場している場所は、大阪に住んでいる人間であれば、見ただけでどこか分かるような、名所やビル等が登場しており、まさに大阪中心地が舞台となるものなのだと思われます。
御堂筋沿線の舞台が多くなっています。エリアでまとまっているところはエリアごとに区切って比較を上げておきます。
とりあえず、一番北から南に並べておきます。
随時カットは追加していきますが、超広角レンズがないと再現は難しいですね。
【JR新大阪駅新幹線ホーム】
□梅田エリア
【JR大阪駅】
【JR大阪駅前】
【阪神百貨店・大阪丸ビル】
【泉の広場】
□淀屋橋エリア
【淀屋橋】
【大阪市中央公会堂】
□心斎橋エリア
□難波エリア
【】
現在、地道にカットを回収しておりますが、とりあえずマップを置いておきます。
数カット、特定できていないものもあります。プロット位置は適当です。
スポンサーサイト
終電ちゃん(東京)【舞台探訪・聖地巡礼】
=関連記事=
終電ちゃん(東京)【舞台探訪・聖地巡礼】
終電ちゃん(大阪)【舞台探訪・聖地巡礼】
モーニング2015年40号から月1で連載がスタートした藤本正二先生の漫画「終電ちゃん」の舞台を訪ねてきました。
先に大阪環状線の終電ちゃんの舞台を巡ってから2ヶ月、ようやく中央本線・山手線・小田急小田原線の終電ちゃんに会いに来れました。
それでは、早速比較記事です。
東京の主要駅が舞台たのめ、人が全く減らず、殆どの写真に沢山の人間がフレームインしている他、そういった状況下でもあるため、細かい角度等を気にして写真を撮るのは極めて厳しかったです。
時間の都合で日中の訪問でしたが、本気でやろうと思ったら、ド早朝に行く他、手がないように思います。
【JR新宿駅】

0話より。新宿駅のカットはかなり難解なものばかりです。人があまりに多すぎるというのは勿論ですが、00:15新宿発高尾行きの実際の中央線の終電と色々な矛盾が起こっています。
作中では高尾行きの終電は16番線に入ってくることになっていますが、中央線「快速」の下り列車は通常11番線12番線ホームからの出発です。最終列車は16番線から出発する様ですが、作中のホームの様子は15番16番線ホームより、11番線12番線ホームに近いです。
15番16番線ホームには、作中の様なタイプの発車標と時計が並んでいる場所はありません。従って、これに関しては11番12番ホームをモデルにしたのではないかと思います。その他、何処なのか分からず回収できなかったカットが多数あり、15番16番線ホームではない場所をモデルにしたり、創作で描いているカットも多いのではないかと思われます。

0話より。こちらは15番16番ホームで撮影しました。何となく…の一致です。

0話より。15番16番ホームに実際にこのタイプの自販機が設置されています。ただ、手前の「しんじゅく」を入れて撮影しても、こういう絵にはならないです。演出上の改変というところでしょうか。寄りかかってる柱ですが、結構ホームの端の方にありますから、酔っぱらってあそこに寝てたら、下手すると電車に跳ねられます。

1話より。これはもう、そのまんまですね。
【小田急新宿駅】

7話より。JRから小田急への乗換改札口です。

7話より。乗換改札のところのポスターは乗換の注意事項が表示されていて、作中のように旅情を誘うポスターではありませんでした。
【JR吉祥寺駅】


【JR高尾駅】


終電ちゃん(東京)【舞台探訪・聖地巡礼】
終電ちゃん(大阪)【舞台探訪・聖地巡礼】
モーニング2015年40号から月1で連載がスタートした藤本正二先生の漫画「終電ちゃん」の舞台を訪ねてきました。
先に大阪環状線の終電ちゃんの舞台を巡ってから2ヶ月、ようやく中央本線・山手線・小田急小田原線の終電ちゃんに会いに来れました。
それでは、早速比較記事です。
東京の主要駅が舞台たのめ、人が全く減らず、殆どの写真に沢山の人間がフレームインしている他、そういった状況下でもあるため、細かい角度等を気にして写真を撮るのは極めて厳しかったです。
時間の都合で日中の訪問でしたが、本気でやろうと思ったら、ド早朝に行く他、手がないように思います。
【JR新宿駅】
0話より。新宿駅のカットはかなり難解なものばかりです。人があまりに多すぎるというのは勿論ですが、00:15新宿発高尾行きの実際の中央線の終電と色々な矛盾が起こっています。
作中では高尾行きの終電は16番線に入ってくることになっていますが、中央線「快速」の下り列車は通常11番線12番線ホームからの出発です。最終列車は16番線から出発する様ですが、作中のホームの様子は15番16番線ホームより、11番線12番線ホームに近いです。
15番16番線ホームには、作中の様なタイプの発車標と時計が並んでいる場所はありません。従って、これに関しては11番12番ホームをモデルにしたのではないかと思います。その他、何処なのか分からず回収できなかったカットが多数あり、15番16番線ホームではない場所をモデルにしたり、創作で描いているカットも多いのではないかと思われます。
0話より。こちらは15番16番ホームで撮影しました。何となく…の一致です。
0話より。15番16番ホームに実際にこのタイプの自販機が設置されています。ただ、手前の「しんじゅく」を入れて撮影しても、こういう絵にはならないです。演出上の改変というところでしょうか。寄りかかってる柱ですが、結構ホームの端の方にありますから、酔っぱらってあそこに寝てたら、下手すると電車に跳ねられます。
1話より。これはもう、そのまんまですね。
【小田急新宿駅】
7話より。JRから小田急への乗換改札口です。
7話より。乗換改札のところのポスターは乗換の注意事項が表示されていて、作中のように旅情を誘うポスターではありませんでした。
【JR吉祥寺駅】
【JR高尾駅】
終電ちゃん(大阪)【舞台探訪・聖地巡礼】
=関連記事=
終電ちゃん(東京)【舞台探訪・聖地巡礼】
終電ちゃん(大阪)【舞台探訪・聖地巡礼】
モーニング2015年40号から月1で連載がスタートした藤本正二先生の漫画「終電ちゃん」の舞台を訪ねて来ました。
本作のメインとなる舞台は東京ですが、2016年5月19日に発売のモーニング25号にて、ついに、待望の関西の終電ちゃんが登場したのです!
しかもその終電は、私も乗車したことのある終電だったので、居ても立ってもいられなくなり、早速大阪環状線の終電ちゃんに会いに行ってきました。
といっても大阪環状線の天王寺発の終電は大阪駅までしか行かず、成す術がないので、終電のカットではありませんが…。
それでは比較画像です。
【天王寺駅11番・12番ホーム】

大阪環状線(内回り)の終電は、天王寺を0時19分に出発し、大阪駅に0時40分に到着します。
大阪駅にその時間に到着しても、接続している列車は全くなく、この終電に乗っている人たちは、基本的に沿線に住んでいる人達だと思われます。
このカットですが、作中のものは、ひとつ先の駅が「てらだちょう」となっていることから12番ホーム側から11番ホーム側を見ていますが、撮影で再現しようとすると、画角が確保できないので、写真は11番ホーム側から撮影しています。

一方で、12番ホーム側からですと、路線図と時刻表の位置関係が作中とは合わなくなります。
【鶴橋駅】

天王寺を出発した5分後の0時24分に終電ちゃんの乗った電車は鶴橋駅に着きます。
ここから本話の主人公圭一が乗り込んでくるというわけです。
訪問していた取引先は「講談製作所」となっており、大阪の下町工場なのでしょう。
鶴橋は東大阪市を貫通する近鉄奈良線という路線の駅になっていますが、東大阪市といえば、日本屈指の工業都市として知られるモノづくりのまちです。
ただ、このカットは駅の東側の出口になっているので、近鉄から乗り換えたのではなく、鶴橋駅の周辺にある工場なのかもしれません。

駅舎に入ったあたりです。天井の構造はとても似ていますが、一致する場所は見出せませんでした。

改札を入ってすぐ正面にある階段です。

駅のホームの屋根とか、これはあまり一致しません。

鶴橋駅のホームはせまくて、電車を側面からこの様に撮るには画角が足りないので、これば別の駅で撮影したものです。
電車の車両タイプに合わせて撮影したものですが、写真の電車は「大和路快速」という奈良訪問に向かう電車です。
作中の電車はモノクロなので、断定はできないですが、ラインカラーの描き方からして、該当する列車が大和路快速の221系電車以外にありません。
ですが、だとすると実際の終電は環状線の普通列車なので、作中とは合わなくなります。

こちらが、2016年1月に実際に私が天王寺発大阪行きの最終電車に乗車した時に使用されていた車両です。


普通列車はこのオレンジの、201系・103系がメインで使用されていますが、右の様なタイプも一部使用されています。
ただ、いずれにせよ、作中のものとは合わない様に思われます。

仮に大和路快速と同型の電車が終電に運用されたとし、今度は車内の座席配置が一致しないことになってしまいます。
【京橋駅】

鶴橋駅を出発した8分後の0時33分、終電は京橋駅に到着です。
圭一と取引先はここで下車し、ラーメンを食べてそれぞれ自宅とホテルに帰るようです。
京橋駅周辺ですが、食べログで3.5を超えているラーメン屋がたくさんあり、その内、幾つかは終電後でも開いていることが確認できました。
この駅周辺はビジネスホテルもいくつかあるので、圭一はその何処かに泊まったのでしょう。
ということで、比較カットは以上です。
この電車にそのまま乗っていると、0時40分に大阪駅に到着しますが、この電車の後に大阪駅に到着する電車は東海道線の京都発大阪行きのみとなっており、大阪駅は静まり返っています。
何せ、JR大阪駅の周辺にはマンションもアパートもほぼありませんから、この終電で大阪駅に来る人はとても少ないのです。
私が乗った時も、大半が途中駅で降りて、大阪駅まで乗っている人はあまりいませんでした。

これが終電ちゃんが乗っている筈の電車が大阪駅に着いた直後の様子です。
この時はすでに終電ちゃんの連載が始まっていたので、終電ちゃんをとても意識しながら乗車した上、ツイッターに関西の終電ちゃんをぜひ、登場させて!という内容の投稿を画像つきでしていましたw
まさか、実際にその電車が終電ちゃんに登場するとは、本当に驚きでしたし、大好きな作品に大阪環状線が登場して本当にうれしいです。
中央線高尾行きの終電に乗りにいくのはあまりにリスクが高いので、今度、大阪環状線の終電ちゃんには再度、会いに行きたいと思います。
終電ちゃん(東京)【舞台探訪・聖地巡礼】
終電ちゃん(大阪)【舞台探訪・聖地巡礼】
モーニング2015年40号から月1で連載がスタートした藤本正二先生の漫画「終電ちゃん」の舞台を訪ねて来ました。
本作のメインとなる舞台は東京ですが、2016年5月19日に発売のモーニング25号にて、ついに、待望の関西の終電ちゃんが登場したのです!
しかもその終電は、私も乗車したことのある終電だったので、居ても立ってもいられなくなり、早速大阪環状線の終電ちゃんに会いに行ってきました。
といっても大阪環状線の天王寺発の終電は大阪駅までしか行かず、成す術がないので、終電のカットではありませんが…。
それでは比較画像です。
【天王寺駅11番・12番ホーム】
大阪環状線(内回り)の終電は、天王寺を0時19分に出発し、大阪駅に0時40分に到着します。
大阪駅にその時間に到着しても、接続している列車は全くなく、この終電に乗っている人たちは、基本的に沿線に住んでいる人達だと思われます。
このカットですが、作中のものは、ひとつ先の駅が「てらだちょう」となっていることから12番ホーム側から11番ホーム側を見ていますが、撮影で再現しようとすると、画角が確保できないので、写真は11番ホーム側から撮影しています。
一方で、12番ホーム側からですと、路線図と時刻表の位置関係が作中とは合わなくなります。
【鶴橋駅】
天王寺を出発した5分後の0時24分に終電ちゃんの乗った電車は鶴橋駅に着きます。
ここから本話の主人公圭一が乗り込んでくるというわけです。
訪問していた取引先は「講談製作所」となっており、大阪の下町工場なのでしょう。
鶴橋は東大阪市を貫通する近鉄奈良線という路線の駅になっていますが、東大阪市といえば、日本屈指の工業都市として知られるモノづくりのまちです。
ただ、このカットは駅の東側の出口になっているので、近鉄から乗り換えたのではなく、鶴橋駅の周辺にある工場なのかもしれません。
駅舎に入ったあたりです。天井の構造はとても似ていますが、一致する場所は見出せませんでした。
改札を入ってすぐ正面にある階段です。
駅のホームの屋根とか、これはあまり一致しません。
鶴橋駅のホームはせまくて、電車を側面からこの様に撮るには画角が足りないので、これば別の駅で撮影したものです。
電車の車両タイプに合わせて撮影したものですが、写真の電車は「大和路快速」という奈良訪問に向かう電車です。
作中の電車はモノクロなので、断定はできないですが、ラインカラーの描き方からして、該当する列車が大和路快速の221系電車以外にありません。
ですが、だとすると実際の終電は環状線の普通列車なので、作中とは合わなくなります。
こちらが、2016年1月に実際に私が天王寺発大阪行きの最終電車に乗車した時に使用されていた車両です。
普通列車はこのオレンジの、201系・103系がメインで使用されていますが、右の様なタイプも一部使用されています。
ただ、いずれにせよ、作中のものとは合わない様に思われます。
仮に大和路快速と同型の電車が終電に運用されたとし、今度は車内の座席配置が一致しないことになってしまいます。
【京橋駅】
鶴橋駅を出発した8分後の0時33分、終電は京橋駅に到着です。
圭一と取引先はここで下車し、ラーメンを食べてそれぞれ自宅とホテルに帰るようです。
京橋駅周辺ですが、食べログで3.5を超えているラーメン屋がたくさんあり、その内、幾つかは終電後でも開いていることが確認できました。
この駅周辺はビジネスホテルもいくつかあるので、圭一はその何処かに泊まったのでしょう。
ということで、比較カットは以上です。
この電車にそのまま乗っていると、0時40分に大阪駅に到着しますが、この電車の後に大阪駅に到着する電車は東海道線の京都発大阪行きのみとなっており、大阪駅は静まり返っています。
何せ、JR大阪駅の周辺にはマンションもアパートもほぼありませんから、この終電で大阪駅に来る人はとても少ないのです。
私が乗った時も、大半が途中駅で降りて、大阪駅まで乗っている人はあまりいませんでした。
これが終電ちゃんが乗っている筈の電車が大阪駅に着いた直後の様子です。
この時はすでに終電ちゃんの連載が始まっていたので、終電ちゃんをとても意識しながら乗車した上、ツイッターに関西の終電ちゃんをぜひ、登場させて!という内容の投稿を画像つきでしていましたw
まさか、実際にその電車が終電ちゃんに登場するとは、本当に驚きでしたし、大好きな作品に大阪環状線が登場して本当にうれしいです。
中央線高尾行きの終電に乗りにいくのはあまりにリスクが高いので、今度、大阪環状線の終電ちゃんには再度、会いに行きたいと思います。
彼女と彼女の猫-Everything Flows-(大阪)【舞台探訪・聖地巡礼】
新海誠監督の原点とも言える名作「彼女と彼女の猫」を、スタッフ陣新たに各話8分間×4話のテレビアニメ化した作品「彼女と彼女の猫-Everything Flows-」のメインの舞台となる大阪市の塚本駅周辺を訪ねてきました。
制作がライデンフィルム京都スタジオ、監督が元京都アニメーションの坂本一也監督ということもあると思いますが、本作では舞台地として関西の地が選ばれています。
関西ウォーカーに、京都伏見や大阪塚本駅近辺でロケハンをした旨が掲載されたため、当初より、関西舞台の作品として、注目されていました。
訪問時の最新話は第3話となっていますが、登場するカットは今のところ殆どが塚本駅周辺で、伏見はあまり出てきていませんね。

なお、今回の訪問に際しては舞台巡礼の実録(その0)さんの記事を参考にさせて頂きました。
後述しますが、本作品の舞台はストーリー上、幼少期が京都、現在が大阪となっている様に思われるのですが、何故か幼少期のカットも塚本駅周辺の実在の風景が使用されています。
そのため、幼少期のカットは塚本駅周辺で探すつもりすらなかったのですが、上記の記事が見事にそれらのカットも塚本駅周辺にあることを解き明かしています。
私も一応、未発見であったと思われるカットは見つけてはきましたが。
それでは比較画像です。東側から順に掲載しています。
【淀川右岸河川敷(下淀川橋梁上流側)】

キービジュアル。川の向こうに見えるのは梅田の高層ビル群です。作中では実際より梅田のビルが遠くに見えている様ですね。
手前に見える芝生部分は野球場の外野です。

OP。こちらは堤防の上に主人公とダルが座っていると仮定して撮影してみました。

1話。こちらは河川敷を出来る限り橋に近づいて撮影してみました。これ以上近づくと水の中に入ることになります。

1話。主人公の自宅からの風景です。実際にこんな風景が見えそうなアパートは、幾つかはありましたが、作中の設定場所よりやや橋から離れた場所になります。作中では赤い下淀川橋梁ですが、実際は白いです。
【塚本幼稚園】

2話に登場。幼稚園の敷地内に設置された飛び出し坊やです。新北野公園側の交差点に設置されています。
主人公は幼少期京都に住んでいたという設定と思われますが、このカットは現在の主人公の住まいの近くに所在しています。
以後も同様に主人公とダルの出会いを描く2話中に登場しますが、塚本駅周辺の風景が参考にされています。
【ヘアサロンハシモト】

2話に登場。ダルの入ったダンボールを持った母親がこのお店の前を通り過ぎます。
これは難易度高かったです。お店のシャッターが閉まっているので、パッと見ではわかりません。
手前の植木やお店の電気メーター、左のお店の庇の形状から見ても、ここで間違いないと思います。
【豊ガスケット裏手の道路】

2話に登場。通学路と一方通行の標識です。
【花川公園】

2話。ダルを橋の下に捨てようとした後に立ち寄る公園です。なお、その橋は京都でしたが…こちらは大阪です。位置関係はあまり深く考えない方がいいようです。

2話。実際より作中では公園の奥行きがなくなっていますね。

2話。左側の植え込みは一致していますね。

2話。上記と同じカットです。ズームで撮影するとはっきり分かりますが、奥の建物の窓の形状などが一致しています。

2話。こちらですが、ブランコの後ろにはこの様な形状の場所がなく、公園の東側の入り口で撮影しました。

2話。私の貧弱なカメラでははっきりわかりませんが、このカット、奥に見える住宅に停車している自動車の形まで一致しています。
ダルと出会ったのは幼少期の頃のはずなので、この住宅の家主は車を10年以上乗り換えていないのことに。これも気にしない方がいいですね。
【参考】

2話に登場。幼少期住んでいた団地です。ストーリ上は京都(京阪宇治線桃山南口駅周辺)の方にあるのが自然ですが、幼少期のカットが塚本駅周辺で登場していることを考えると、塚本駅界隈にモデルがあるのかもしれません。こちらは塚本駅付近にある某団地で撮影したものですが、一致しません。

2話。そしてこちらが今回発見できなかった2カットです。桃山南口駅周辺の可能性もあるので、塚本駅周辺にあるかは分かりませんし、そもそもモデルがない可能性もあります。ただ、花川公園の周辺はこういう雰囲気の場所が多いので、塚本駅界隈にモデルがあるような気がしています。
以上、比較カットでした。
塚本駅といえば、JRで大阪駅まで1駅3~4分ほど(ただし快速・新快速は停車しませんが)という交通至便の場所です。
その割に淀川を跨いで梅田とは反対側ということもあって、オフィスビルなど、高層の建物は殆どありません。
周囲に住宅街が広がり、駅前にはちょっとしたアーケード街なんかがある、大阪の下町といった雰囲気の場所です。
彼女を疲れさせる“街“と、彼女が唯一癒される場所を川1本挟んで対比させるには、うってつけの場所の様に思えます。
であるからにして、ダルからも彼女が向かう街が見える場所ということで、この地が舞台に選ばれたのかもしれませんが。


塚本駅というと、ホームに撮り鉄が群れている駅、というイメージしかありませんでしたが、今回、本作を機会に初めて下車することができてよかったです。京都のカットもそのうちに撮りにいってみたいと思っています。
制作がライデンフィルム京都スタジオ、監督が元京都アニメーションの坂本一也監督ということもあると思いますが、本作では舞台地として関西の地が選ばれています。
関西ウォーカーに、京都伏見や大阪塚本駅近辺でロケハンをした旨が掲載されたため、当初より、関西舞台の作品として、注目されていました。
訪問時の最新話は第3話となっていますが、登場するカットは今のところ殆どが塚本駅周辺で、伏見はあまり出てきていませんね。
なお、今回の訪問に際しては舞台巡礼の実録(その0)さんの記事を参考にさせて頂きました。
後述しますが、本作品の舞台はストーリー上、幼少期が京都、現在が大阪となっている様に思われるのですが、何故か幼少期のカットも塚本駅周辺の実在の風景が使用されています。
そのため、幼少期のカットは塚本駅周辺で探すつもりすらなかったのですが、上記の記事が見事にそれらのカットも塚本駅周辺にあることを解き明かしています。
私も一応、未発見であったと思われるカットは見つけてはきましたが。
それでは比較画像です。東側から順に掲載しています。
【淀川右岸河川敷(下淀川橋梁上流側)】
キービジュアル。川の向こうに見えるのは梅田の高層ビル群です。作中では実際より梅田のビルが遠くに見えている様ですね。
手前に見える芝生部分は野球場の外野です。
OP。こちらは堤防の上に主人公とダルが座っていると仮定して撮影してみました。
1話。こちらは河川敷を出来る限り橋に近づいて撮影してみました。これ以上近づくと水の中に入ることになります。
1話。主人公の自宅からの風景です。実際にこんな風景が見えそうなアパートは、幾つかはありましたが、作中の設定場所よりやや橋から離れた場所になります。作中では赤い下淀川橋梁ですが、実際は白いです。
【塚本幼稚園】
2話に登場。幼稚園の敷地内に設置された飛び出し坊やです。新北野公園側の交差点に設置されています。
主人公は幼少期京都に住んでいたという設定と思われますが、このカットは現在の主人公の住まいの近くに所在しています。
以後も同様に主人公とダルの出会いを描く2話中に登場しますが、塚本駅周辺の風景が参考にされています。
【ヘアサロンハシモト】
2話に登場。ダルの入ったダンボールを持った母親がこのお店の前を通り過ぎます。
これは難易度高かったです。お店のシャッターが閉まっているので、パッと見ではわかりません。
手前の植木やお店の電気メーター、左のお店の庇の形状から見ても、ここで間違いないと思います。
【豊ガスケット裏手の道路】
2話に登場。通学路と一方通行の標識です。
【花川公園】
2話。ダルを橋の下に捨てようとした後に立ち寄る公園です。なお、その橋は京都でしたが…こちらは大阪です。位置関係はあまり深く考えない方がいいようです。
2話。実際より作中では公園の奥行きがなくなっていますね。
2話。左側の植え込みは一致していますね。
2話。上記と同じカットです。ズームで撮影するとはっきり分かりますが、奥の建物の窓の形状などが一致しています。
2話。こちらですが、ブランコの後ろにはこの様な形状の場所がなく、公園の東側の入り口で撮影しました。
2話。私の貧弱なカメラでははっきりわかりませんが、このカット、奥に見える住宅に停車している自動車の形まで一致しています。
ダルと出会ったのは幼少期の頃のはずなので、この住宅の家主は車を10年以上乗り換えていないのことに。これも気にしない方がいいですね。
【参考】
2話に登場。幼少期住んでいた団地です。ストーリ上は京都(京阪宇治線桃山南口駅周辺)の方にあるのが自然ですが、幼少期のカットが塚本駅周辺で登場していることを考えると、塚本駅界隈にモデルがあるのかもしれません。こちらは塚本駅付近にある某団地で撮影したものですが、一致しません。
2話。そしてこちらが今回発見できなかった2カットです。桃山南口駅周辺の可能性もあるので、塚本駅周辺にあるかは分かりませんし、そもそもモデルがない可能性もあります。ただ、花川公園の周辺はこういう雰囲気の場所が多いので、塚本駅界隈にモデルがあるような気がしています。
以上、比較カットでした。
塚本駅といえば、JRで大阪駅まで1駅3~4分ほど(ただし快速・新快速は停車しませんが)という交通至便の場所です。
その割に淀川を跨いで梅田とは反対側ということもあって、オフィスビルなど、高層の建物は殆どありません。
周囲に住宅街が広がり、駅前にはちょっとしたアーケード街なんかがある、大阪の下町といった雰囲気の場所です。
彼女を疲れさせる“街“と、彼女が唯一癒される場所を川1本挟んで対比させるには、うってつけの場所の様に思えます。
であるからにして、ダルからも彼女が向かう街が見える場所ということで、この地が舞台に選ばれたのかもしれませんが。
塚本駅というと、ホームに撮り鉄が群れている駅、というイメージしかありませんでしたが、今回、本作を機会に初めて下車することができてよかったです。京都のカットもそのうちに撮りにいってみたいと思っています。
珈琲店タレーランの事件簿(京都)【舞台探訪・聖地巡礼】
岡崎琢磨先生原作の日常ミステリー「珈琲店タレーランの事件簿」を峠比呂先生が作画した漫画版の舞台探訪記事です。
漫画版は「このマンガがすごい!WEB」に2015年2月から掲載され9月に1期の最終回を迎えました。
そして、2016年2月に待望の2期がスタートしています。
原作で京都の一角にあるとされるタレーランですが、漫画版でも実在の京都の風景が描かれています。
特に原作第四章、漫画版では第三章に当たる「盤上チェイス」というエピソードなどは、京都特有の地理あってこその展開となっており、舞台地と作品内容が不可分の作品です。
久しぶりに強い訪問意欲を掻き立てられる物語でした。
それでは、比較画像です。
先ずは、本作のメイン舞台たるタレーラン付近から4ブロックに分けて紹介します。
■①タレーラン付近
【純喫茶タレーラン】

第三章「盤上チェイス」の背景です。残念ながら、本作のメイン舞台となるタレーランのお店自体は実在していません。
周囲の風景は実在のものを参考にされているので、所在場所に関してはモデルがあります。
実際は左手の建物がデザイン事務所、右手が民家の様で、その間にタレーランがある設定になっています。
単行本上にタレーランの位置などが記されており、隠す意味がないためそのまま私が作成したマップにも掲載しています。

上記が2巻から引用した場所の設定です。なぜか背景となっている建物は、タレーランのプロットされている場所から富小路通りを挟んで反対側に位置していました。原作においては位置関係などから「Cafe Bibliotic Hello!」がファンの間でモデルではないかとされている様ですが、漫画版の位置設定図を見ても、近い場所には所在しています。
ただし、原作者岡崎先生は、漫画版1巻の重版記念インタビューにおいて、モデルはないと明言されています。
一方で、“モデルを探して本を片手に珈琲店に行くのは、作品を楽しんでくれているということなのでうれしい”という旨のこともおっしゃっています。まさに、それを実践してきたという感じです(漫画版ですけども)。
そのままタレーランの所在することになっている富小路通沿いの風景を紹介します。
【富小路通と二条通の交差点】

第一章「事件は二度目の来店で」でアオヤマが雨に濡れながら歩いている場所です。オアヤマが歩いている通りが二条通、左右にクロスしているのが富小路通になります。
【富野小路通沿いタレーランの少し南側】

第一章「事件は二度目の来店で」に登場。ひとつ前のカットで、交差点を右手に曲がって富小路通に入ったアオヤマは、この辺りで前方にあるタレーランの看板を見つけるというわけです。作中では、前方左手にタレーランがあることになっていますが、実際の風景モデルは右手側です。社団法人中京納税協会と掲げられたビルの前あたりになります。
【富小路通り沿いタレーラン近くの自販機】

第八章「また逢えたなら、あなたの淹れたコーヒーを」で胡内が潜んでいた自動販売機と思われる場所です。
位置関係は合わないのですが、自販機は付近にここしかないのです。タレーランの場所モデルのすぐ南にあります。
【富小路通と竹屋町通の交差点】

第三章「盤上チェイス」で主人公が丸太町富小路からタレーランが見えるか検証する際に登場する場所です。
交差点から北川方向を向いています。富小路通は実際には南側に向かって一方通行になっているので、作中の様に、お尻を南方向に向けたトラックは違反車でない限りはない筈です。
■②三条界隈
【丸太町橋左岸側】

さて、ここからは三条界隈です。といいながら、いきなりちょっと三条から離れていますが、分類上、また記事の進行上、丸太町橋はここに入れさせてもらいます。第三章「盤上チェイス」でアオヤマが真美から逃げている時に登場する場所です。
【三条駅】

ひとつ上のカット同様、第三章「盤上チェイス」でアオヤマが真美から逃げている時に登場する場所です。鴨川沿いを南に下ってきたというわけですね。
【三条京阪駅】

京阪の三条駅前で真美に見つかったアオヤマは、真美が使っていると思われる京阪電車ではなく、地下鉄三条京阪駅の入り口に走りこんでいきます。
作中でも言及されていますが、三条駅→京阪/三条京阪駅→市営地下鉄という駅名になっているので、地元の人でないと混乱してしまいそうですね。野田阪神駅なんかもそうですが、関西ではよくあることです…
【京都市役所前駅】

三条京阪駅から京都市営地下鉄東西線に乗車したアオヤマでしたが、乗車した列車は運悪く、隣の駅である京都市役所前止まりでした。基本的には東西線は終点である太秦天神川行きが多いのですが、30分に1本位の確立で京都市役所行きなのです。そういう意味では、市役所の裏手にあるタレーランとアオヤマはやはり運命的な関係だっということに他なりませんね。因みにですが、作中のアオヤマと同様、カット回収のために京都市役所の三条駅の1駅間を利用しましたが、たった500mという短距離で210円かかりますので、ご注意ください。京都市営地下鉄は初乗り210円というやたら高い設定なのです。

こちらは駅のホームです。撮影箇所は適当です。
【京都市役所前駅出口】

京都市役所前駅で降車したアオヤマは、京都市役所の東側の出口(河原町通側)に出てきます。
【押小路通と河原町通の交差点】

そして、河原町通を北に駆け上がっていき、京都市役所の北側、つまり押小路通に入っていきます。
そしてそのまま、タレーランに向かうというわけです。三条付近の「盤上チェイス」のカットは以上です。
【河原町三条交差点】

第一章「事件は二度目の来店で」に登場します。
交差点の東側からアーケードの入り口を見たカットです。
【御料理めなみ】

第四章「past, present, f*****?」で二人がデート?していた木屋町の居酒屋はこの居酒屋ではないかと推察されます。
お店の入り口は1階なので、エレベーターで階上に上がって入るお店ではないのが気になるところではありますが。

少なくとも、この通り、お店の入っているビルは間違いなくこのビルです。入居している他のお店はバーとイタリアンですし、おばんざいを売りにしているお店はこのお店だけですので、モデルと考えて差し支えないのではないかと思います。
店内には入店していないので、店内カットが一致するかは不明ですが、ネット上の写真と見比べる限りは、違っていそうな雰囲気です。入って一度、確かめてきたいと思います。
■③今出川通沿い
【銀閣寺道前バス停】

第七章「animals in the closed room」に登場。
現段階では、京都市街から一番離れたカットがこちらになります。
東方向へ向かう側のバス停です。アオヤマの住居の最寄バス停がこちらという設定です。
【進々堂 京大北門前】

第二章「ビタースウィート・ブラック」ほかに登場。
ネタばれになってしまいますので、詳細は避けますが、その後も複数回登場する重要な場所です。

店内は撮影禁止になっていますので、写真はありませんが、内部の様子も作中とかなり近い雰囲気です。
特に「office」と書かれた従業員用の出入り口付近の描写では、細長いゴミ箱の形も置いてある場所も一致しており、取材なしでは描けないカットになっていました。
【緑寿庵清水】

第六章「流れ星の長い旅」に登場する金平糖屋、「京寿庵真水」のモデルです。日本に唯一の金平糖専門店だそうです。
名前はちょっと変わっていますが、そのまんまですね。

一番安い金平糖で555円(税抜)でした。私も購入してみたのですが、作中同様、実際に店員さんが、お店の外までお礼の挨拶で出てきて下さいます。このカットも実際にお店に行っていないと、描けないカットだなと感じました。

なお、こちらのお店、「美味しんぼ」内にも登場している様で、レジ前には単行本が置いてあるほか、入り口のショーウインドウでも「美味しんぼ」のカットを引用した金平糖の説明がありました。
【BON BON CAFE】

第五章「乳白色にハートを秘める」でアオヤマと美星バリスタがいたカフェです。

作中ではPON PON CAFEになっています。そういえば有頂天家族にも登場していたので、訪れたことがあったのですが、それを言うと、鴨川デルタなど、いったい何作品に登場しているのかという感じですね。
【加茂大橋】

第五章「乳白色にハートを秘める」で少年が走り去っていった場所です。BON BON CAFEの前なので、ここで間違いない筈なのですが、なんだか合いません。
【鴨川デルタ】

第五章「乳白色にハートを秘める」で少年たちから猫の入った給食袋を取り返す場所です。
この橋は出町橋ですが、さすがに作中の様にデルタが見えることはないと思います。演出上の改変でしょう。
【加茂大橋左岸上流側河川敷】

第三章「盤上チェイス」でアオヤマが京都の風景を楽しみながら歩いている場所です。鴨川デルタが見えていますね。
【加茂大橋右岸下流河川敷】

ひとつ前のカット同様、第三章「盤上チェイス」でアオヤマが歩いている場所です。
■④京都駅付近
【JR京都駅西口改札前】

第二期第一章「拝啓 未来様」の冒頭にて登場します。
【京都駅前市バスターミナル】

第二期第一章「拝啓 未来様」に登場。奥に見えるビルは京都中央郵便局です。
【日本生命京都ヤサカビル前(塩小路通沿い)】

第二期第一章「拝啓 未来様」の冒頭にて登場。
京都タワーとビル形から日本生命京都ヤサカビル前あたりから東方向を見た図だと思われます。
他のカットと比べるとビルの形など、ややアレンジが多めですね。
以上で比較画像は終わりです。
カフェやフレスコ、三条のアーケード街など、幾つか未特定になっているカットもあるのですが(そもそもモデルのあるカットかも不明ですが)、作中の主要な場所は、おおむね回りきることができたかと思います。
元々、京都の町が好きだということ、京都の町だからこそ成り立つ物語であることもありますが、何より、美星バリスタの造形とキャラクターがあまりに自分好みだったこともあって、かなり楽しい現地訪問でした。
今まで、あまり京都のカフェは廻ったことがなかったので、これを機に、私の美星バリスタを探しに、また京都に出かけたいなと思います。
漫画版は「このマンガがすごい!WEB」に2015年2月から掲載され9月に1期の最終回を迎えました。
そして、2016年2月に待望の2期がスタートしています。
原作で京都の一角にあるとされるタレーランですが、漫画版でも実在の京都の風景が描かれています。
特に原作第四章、漫画版では第三章に当たる「盤上チェイス」というエピソードなどは、京都特有の地理あってこその展開となっており、舞台地と作品内容が不可分の作品です。
久しぶりに強い訪問意欲を掻き立てられる物語でした。
それでは、比較画像です。
先ずは、本作のメイン舞台たるタレーラン付近から4ブロックに分けて紹介します。
■①タレーラン付近
【純喫茶タレーラン】
第三章「盤上チェイス」の背景です。残念ながら、本作のメイン舞台となるタレーランのお店自体は実在していません。
周囲の風景は実在のものを参考にされているので、所在場所に関してはモデルがあります。
実際は左手の建物がデザイン事務所、右手が民家の様で、その間にタレーランがある設定になっています。
単行本上にタレーランの位置などが記されており、隠す意味がないためそのまま私が作成したマップにも掲載しています。
上記が2巻から引用した場所の設定です。なぜか背景となっている建物は、タレーランのプロットされている場所から富小路通りを挟んで反対側に位置していました。原作においては位置関係などから「Cafe Bibliotic Hello!」がファンの間でモデルではないかとされている様ですが、漫画版の位置設定図を見ても、近い場所には所在しています。
ただし、原作者岡崎先生は、漫画版1巻の重版記念インタビューにおいて、モデルはないと明言されています。
一方で、“モデルを探して本を片手に珈琲店に行くのは、作品を楽しんでくれているということなのでうれしい”という旨のこともおっしゃっています。まさに、それを実践してきたという感じです(漫画版ですけども)。
そのままタレーランの所在することになっている富小路通沿いの風景を紹介します。
【富小路通と二条通の交差点】
第一章「事件は二度目の来店で」でアオヤマが雨に濡れながら歩いている場所です。オアヤマが歩いている通りが二条通、左右にクロスしているのが富小路通になります。
【富野小路通沿いタレーランの少し南側】
第一章「事件は二度目の来店で」に登場。ひとつ前のカットで、交差点を右手に曲がって富小路通に入ったアオヤマは、この辺りで前方にあるタレーランの看板を見つけるというわけです。作中では、前方左手にタレーランがあることになっていますが、実際の風景モデルは右手側です。社団法人中京納税協会と掲げられたビルの前あたりになります。
【富小路通り沿いタレーラン近くの自販機】
第八章「また逢えたなら、あなたの淹れたコーヒーを」で胡内が潜んでいた自動販売機と思われる場所です。
位置関係は合わないのですが、自販機は付近にここしかないのです。タレーランの場所モデルのすぐ南にあります。
【富小路通と竹屋町通の交差点】
第三章「盤上チェイス」で主人公が丸太町富小路からタレーランが見えるか検証する際に登場する場所です。
交差点から北川方向を向いています。富小路通は実際には南側に向かって一方通行になっているので、作中の様に、お尻を南方向に向けたトラックは違反車でない限りはない筈です。
■②三条界隈
【丸太町橋左岸側】
さて、ここからは三条界隈です。といいながら、いきなりちょっと三条から離れていますが、分類上、また記事の進行上、丸太町橋はここに入れさせてもらいます。第三章「盤上チェイス」でアオヤマが真美から逃げている時に登場する場所です。
【三条駅】
ひとつ上のカット同様、第三章「盤上チェイス」でアオヤマが真美から逃げている時に登場する場所です。鴨川沿いを南に下ってきたというわけですね。
【三条京阪駅】
京阪の三条駅前で真美に見つかったアオヤマは、真美が使っていると思われる京阪電車ではなく、地下鉄三条京阪駅の入り口に走りこんでいきます。
作中でも言及されていますが、三条駅→京阪/三条京阪駅→市営地下鉄という駅名になっているので、地元の人でないと混乱してしまいそうですね。野田阪神駅なんかもそうですが、関西ではよくあることです…
【京都市役所前駅】
三条京阪駅から京都市営地下鉄東西線に乗車したアオヤマでしたが、乗車した列車は運悪く、隣の駅である京都市役所前止まりでした。基本的には東西線は終点である太秦天神川行きが多いのですが、30分に1本位の確立で京都市役所行きなのです。そういう意味では、市役所の裏手にあるタレーランとアオヤマはやはり運命的な関係だっということに他なりませんね。因みにですが、作中のアオヤマと同様、カット回収のために京都市役所の三条駅の1駅間を利用しましたが、たった500mという短距離で210円かかりますので、ご注意ください。京都市営地下鉄は初乗り210円というやたら高い設定なのです。
こちらは駅のホームです。撮影箇所は適当です。
【京都市役所前駅出口】
京都市役所前駅で降車したアオヤマは、京都市役所の東側の出口(河原町通側)に出てきます。
【押小路通と河原町通の交差点】
そして、河原町通を北に駆け上がっていき、京都市役所の北側、つまり押小路通に入っていきます。
そしてそのまま、タレーランに向かうというわけです。三条付近の「盤上チェイス」のカットは以上です。
【河原町三条交差点】
第一章「事件は二度目の来店で」に登場します。
交差点の東側からアーケードの入り口を見たカットです。
【御料理めなみ】
第四章「past, present, f*****?」で二人がデート?していた木屋町の居酒屋はこの居酒屋ではないかと推察されます。
お店の入り口は1階なので、エレベーターで階上に上がって入るお店ではないのが気になるところではありますが。
少なくとも、この通り、お店の入っているビルは間違いなくこのビルです。入居している他のお店はバーとイタリアンですし、おばんざいを売りにしているお店はこのお店だけですので、モデルと考えて差し支えないのではないかと思います。
店内には入店していないので、店内カットが一致するかは不明ですが、ネット上の写真と見比べる限りは、違っていそうな雰囲気です。入って一度、確かめてきたいと思います。
■③今出川通沿い
【銀閣寺道前バス停】
第七章「animals in the closed room」に登場。
現段階では、京都市街から一番離れたカットがこちらになります。
東方向へ向かう側のバス停です。アオヤマの住居の最寄バス停がこちらという設定です。
【進々堂 京大北門前】
第二章「ビタースウィート・ブラック」ほかに登場。
ネタばれになってしまいますので、詳細は避けますが、その後も複数回登場する重要な場所です。
店内は撮影禁止になっていますので、写真はありませんが、内部の様子も作中とかなり近い雰囲気です。
特に「office」と書かれた従業員用の出入り口付近の描写では、細長いゴミ箱の形も置いてある場所も一致しており、取材なしでは描けないカットになっていました。
【緑寿庵清水】
第六章「流れ星の長い旅」に登場する金平糖屋、「京寿庵真水」のモデルです。日本に唯一の金平糖専門店だそうです。
名前はちょっと変わっていますが、そのまんまですね。
一番安い金平糖で555円(税抜)でした。私も購入してみたのですが、作中同様、実際に店員さんが、お店の外までお礼の挨拶で出てきて下さいます。このカットも実際にお店に行っていないと、描けないカットだなと感じました。
なお、こちらのお店、「美味しんぼ」内にも登場している様で、レジ前には単行本が置いてあるほか、入り口のショーウインドウでも「美味しんぼ」のカットを引用した金平糖の説明がありました。
【BON BON CAFE】
第五章「乳白色にハートを秘める」でアオヤマと美星バリスタがいたカフェです。
作中ではPON PON CAFEになっています。そういえば有頂天家族にも登場していたので、訪れたことがあったのですが、それを言うと、鴨川デルタなど、いったい何作品に登場しているのかという感じですね。
【加茂大橋】

第五章「乳白色にハートを秘める」で少年が走り去っていった場所です。BON BON CAFEの前なので、ここで間違いない筈なのですが、なんだか合いません。
【鴨川デルタ】
第五章「乳白色にハートを秘める」で少年たちから猫の入った給食袋を取り返す場所です。
この橋は出町橋ですが、さすがに作中の様にデルタが見えることはないと思います。演出上の改変でしょう。
【加茂大橋左岸上流側河川敷】
第三章「盤上チェイス」でアオヤマが京都の風景を楽しみながら歩いている場所です。鴨川デルタが見えていますね。
【加茂大橋右岸下流河川敷】
ひとつ前のカット同様、第三章「盤上チェイス」でアオヤマが歩いている場所です。
■④京都駅付近
【JR京都駅西口改札前】
第二期第一章「拝啓 未来様」の冒頭にて登場します。
【京都駅前市バスターミナル】
第二期第一章「拝啓 未来様」に登場。奥に見えるビルは京都中央郵便局です。
【日本生命京都ヤサカビル前(塩小路通沿い)】
第二期第一章「拝啓 未来様」の冒頭にて登場。
京都タワーとビル形から日本生命京都ヤサカビル前あたりから東方向を見た図だと思われます。
他のカットと比べるとビルの形など、ややアレンジが多めですね。
以上で比較画像は終わりです。
カフェやフレスコ、三条のアーケード街など、幾つか未特定になっているカットもあるのですが(そもそもモデルのあるカットかも不明ですが)、作中の主要な場所は、おおむね回りきることができたかと思います。
元々、京都の町が好きだということ、京都の町だからこそ成り立つ物語であることもありますが、何より、美星バリスタの造形とキャラクターがあまりに自分好みだったこともあって、かなり楽しい現地訪問でした。
今まで、あまり京都のカフェは廻ったことがなかったので、これを機に、私の美星バリスタを探しに、また京都に出かけたいなと思います。