真夏の大輪、95万人が歓声
東京の夏の風物詩「第39回隅田川花火大会」が30日夜、台東、墨田の両区境を流れる隅田川で開かれた。豪快な大玉や鮮やかな仕掛け、息をのむスターマインなど約2万発の競演に、訪れた約95万7000人(主催者発表)の見物客は歓声を上げた。
警視庁は混雑が予想される道路に機動隊の車両を並べて暴走車の侵入を阻止する対策を取った。フランス・ニースで花火見物の群衆にトラックが突っ込んだテロを受けた初の取り組み。テロ発生時の初動対応を担う専門部隊も配備し、警戒にあたった。
会場に近い東京スカイツリーでは、約1000人が展望デッキから見物。夜景に浮かぶ花火を見下ろしながら楽しんだ。【野島康祐】