Illstrator シェイプ形成ツールを使って簡単に効率よくアイコンやイラスト作成をしよう
こんにちは、デザイナーのナツコです。
フラットデザイン、SVG、CSS3、など…最近のwebデザインのトレンドで
デザイナーのみなさんは以前よりもIllustratorを使う機会が増えたのではないでしょうか?
最近は、様々なサイトで素敵なアイコンやイラストが配布されていますが、
デザイナーであれば出来ればオリジナルで作成したいものですよね。
そこで、今回はオリジナルのアイコンやイラストを作成する際にとっても便利な「シャイプ形成ツール」の基本的な機能、使い方をまとめたいと思います。
シェイプ形成ツールとは
シェイプ形成ツールは、重なった複数のシェイプを結合、削除できるツールです。
同じような機能でパスファインダーがありますが、
結合させたい部分や消去したい部分をマウスを使ってクリックやドラッグなど、
より直感的に指定し、操作できるのが魅力です。
個人的には選択したい「部分」をマウスで操作できるので、
パスファインダーよりも使いやすい気がしています。
シェイプ形成ツールを利用してイラストを作成してみました。
一見、複雑そうに見えますが、
単純な図形を組み合わせて、クリック&ドラック!
図形を組み合わせた後は、
ほぼシェイプ形成ツールしか使用していません。
ツールパネルのシェイプ形成ツールから選択します。
ショートカットキーは「shift+M」
シェイプ形成ツールでできること
シェイプ形成ツールの操作は、ものすごく簡単です!
基本的には結合や分割、消去したい部分を含むオブジェクトを選択して
「クリック」or「ドラック」するだけ!
その1:分割
1.選択ツールを使用して、分割したいオブジェクトを選択します。
2.分割したい部分をクリックします。
クリックした部分が分割されました。
その2:結合
1.選択ツールを使用して、結合するオブジェクトを選択します。
2.結合したい部分を通るようにドラッグします。
ドラックした部分が結合しました。
その3:消去
1.選択ツールを使用して、シェイプを選択します。
2.「Alt」(option)を押しながら、消去したい部分をクリックします。
クリックした部分が消去されました。
そのまま消去したい部分をドラックすると、
ドラックした部分が消去されます。
基本的な操作はこれだけです!
オプションの設定
基本的な操作はこれだけなのですが、
オプションの設定も割と重要なので載せておきたいと思います。
ツールパネルぼシェイプ形成ツールのアイコンをダブルクリックと
ダイアログボックスが表示されます。
隙間の検出
シェイプ形成ツールはは基本はクローズパスしか編集できませんが、
隙間の検出にチェックすれば、選択中のオブジェクト内にある隙間を検出し、
クローズパスとして編集できるようになります。
隙間の長さも設定できます。
塗りつぶされたオープンパスをクローズパスとして処理
塗りが設定されていれば、オープンパスでも
クローズパスと同様に認識して処理が行なえます。
結合モードで線をクリックしてパスを分割
線をクリックすると、線の一本一本を分割できるようになります。
これは結構便利です。
次のカラーを利用
・オブジェクト
結合する際、ドラックの開始点にあるオブジェクトのカラーになります。
・スウォッチ
結合や分割した部分が、スウォッチで選択中のカラーになります。
カーソルスウォッチプレビューにチェックを入れると、
スウォッチの選択中のカラーとその左右のカラーがマウスポインターのそばに表示されます。
キーボードの ← → でカラーを順番に変更できます。
こんなふうに、同時に色も塗れてしまうのは、
シェイプ形成ツールの魅力のひとつです。
おわりに
シェイプ形成ツールを使えば
簡単な操作で効率よくイラストやアイコン作成ができます。
とても便利な機能なので是非利用して、
オリジナルのアイコンやイラストを作成したいですね。