ベトナムに高島屋がオープン 日本の大手デパートで初

ベトナムに高島屋がオープン 日本の大手デパートで初
経済成長が続く東南アジアの消費を取り込もうと、ベトナム最大の都市ホーチミンでは30日、日本の大手デパートとして初めて「高島屋」がオープンしました。
高島屋がオープンしたのは、人口およそ800万のベトナム最大の都市、ホーチミンの中心部で、30日、テープカットをして開店を祝いました。
ベトナムで初めてとなる日本の大手デパート、高島屋は地上5階、地下2階の商業施設の中核となるテナントで、開店直後から大勢の買い物客が訪れました。このうち、化粧品のコーナーでは、女性客が店員からアドバイスを受けながら気に入った商品を次々と買い求めていました。
また、地下の食品売り場、いわゆる「デパ地下」では、訪れた人たちが本格的な和菓子を試食したり、握りずしなどを買って休憩スペースで味わったりしていました。
買い物客の男性は「中心部にあって便利だし、欲しい物は何でもそろっているので、必ずまた来ます」と話していました。
高島屋が海外に出店するのは、シンガポールと上海に続いて3店舗目で、来年にはタイの首都バンコクにも新たな店舗をオープンさせ、経済成長が続く東南アジアの消費を取り込みたい考えです。
高島屋ベトナムの山本秀行社長は「東南アジアはこれから伸びていく市場で、シンガポールでの23年間の経験があるので、そういったノウハウを使って、ますます発展していきたい」と話していました。