おはようございます。このようなニュースが流れてきました。
このニュースが流れる前に、朝日新聞の記者がこのようなことをつぶやいていました。
神奈川県警「現場が障害者の入所する施設で、氏名の非公表を求める遺族からの強い要望があった」→匿名発表だと、被害者の人となりや人生を関係者に取材して事件の重さを伝えようという記者の試みが難しくなります。https://t.co/mhTpyjPn8X
— 渡辺志帆 Shiho Watanabe (@shiho_watanabe) 2016年7月27日
補足です)記者は、報道被害を生まないよう十分気をつけつつ、社会で起きた事件を正確に記録し人々に伝えようと努めています。被害者・遺族の意向を顧みないでいいとか、匿名では事件が軽くなると言うつもりはありません。とてもデリケートな問題ですが、議論が深まればと思います。
— 渡辺志帆 Shiho Watanabe (@shiho_watanabe) 2016年7月27日
朝日新聞の記者のつぶやきと記事を読むと、どうやら朝日新聞は被害者は匿名発表では満足できないようです。
そもそも、遺族が被害者の実名報道を拒否している段階で、「そうですよね、実名公開によって、卒業アルバムや経歴などが暴露されるのは嫌ですよね」ということで終わりだった話でした。
しかし、朝日新聞の記者が火に油を注ぎ、「議論が深まればいいと思います」という、実質「これからも実名報道バンバンしていくよ宣言」をしてしまって、炎上していました。
そもそも個人の権利として、自分の個人情報をコントロールする権利はあるべきだと思います。今回は遺族が強い要望を行ったのですが、もし実名報道をした場合、朝日新聞をはじめとしたマスメディアが遺族のもとを訪れ、様々な報道被害が起きることは目に見えています。
私の個人的な意見ですが、被害者の実名報道はやめていただきたいと思います。ついでに言うと容疑者の卒業文集や、経歴を報道する必要もありません。
ジャーナリストの方々には、まず市民が本当に実名報道を望んでいるか聞いてみては如何でしょうか。