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【プロ野球】

筒香31号単独キング

2016年7月30日 紙面から

広島−DeNA 4回表2死一、二塁、31号3ランを放った筒香 =マツダスタジアムで(吉澤敬太撮影)

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◇DeNA19−3広島

 DeNAがともに今季チーム最多の24安打19得点。筒香が1回に3ラン、4回に31号3ランを放って6打点。6回には梶谷の満塁本塁打などで加点した。石田がチームトップの7勝目。広島は自身8連勝中だった野村が打ち込まれた。

 DeNAは今季最多の24安打、19得点の圧勝劇。立役者は主砲だった。筒香は1回、内角直球を右中間に先制30号3ラン。4回にはフルカウントから外角低めのチェンジアップをバックスクリーン左へ31号3ラン。2発6打点の大暴れで貢献した。

 「チームが一試合一試合、丁寧に勝っていこうという中で、自分の数字は置いといて、という感じです」

 素っ気ない言葉だが、ヤクルト・山田に並び、追い抜く30&31号は記録ずくめの2発。7月の1試合複数本塁打は6回目。これは1976年5月の阪神・ブリーデンの5回を上回るリーグ新記録。月間15本塁打は2013年4月のブランコを抜く球団新だ。

 不動の心で臨む。「相手が首位とか最下位とか関係ない。時間がくれば毎日試合が始まる。いろんな投手と対戦する中で、変えるという感情はない」。現在進行形で追求している自分の形がある。相手にかかわらず、信じた形で振り抜く。だから強い。崩れない。

 ラミレス監督は試合前、「敵に筒香がいたら?歩いてください、だね」と話した。5回は2死一、三塁では、敬遠気味の四球だった。記録の話には「どうでもいいです」と繰り返す主砲。現在1冠。そして、打点は4差、打率は7厘差と猛追。三冠王も射程圏だ。 (鈴木創太)

 

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