朝の8時に目が覚めて、まだまだ眠くて二度寝して、次に起きたの10時すぎ、空腹感じて朝食食べて、寝転がりながら、DVD鑑賞。
難解なストーリーに眠気して、首振る扇風機を固定して、生ぬるい風を贅沢に浴びながらまどろむ。気づくと白河夜船の高いびき。
眠りながら気づくと言う表現も可笑しいが自分がこの暑さに茹だって眠りの中にあることを知りながら気持ちよくいびきかく。
ぐーぐーZuーZuー…。ぐーぐーZuーZuー…。
開け放った窓にレースのカーテンが揺れる。ぶわぶわ揺れる。少しは外に出かけて散歩しなきゃ、と頭を上げるがギラギラ太陽。
こんなに暑くちゃアイスキャンデーだってすぐにぐちゃぐちゃに溶けちゃうよ。僕は、外に出かけて散歩するかどうかを賭けた。
財布から10円玉を取り出してコイントス。
表→出かける
裏→出かけない
コイントスした。→表
僕は、ちっと舌打ちをして出かける準備をする。髭を剃り、顔を洗い、服を選び、ドアを開ける。熱風に負けじ、とずんずん歩く。
汗が吹き出し堪らずコンビニに入り冷凍庫の中からアイスキャンデーを取り出し会計を済ませる。週刊雑誌は都知事選で、盛上る。
アイスキャンデーを舐めながら考えた。僕が都知事選に出馬するなら、14時〜17時は、スペインと同じシエスタを導入いたします。
シエスタ、どうでしょう?(547字)