【都知事選】安倍首相、増田氏応援に来ず…代わりに来たのは西川きよし

2016年7月30日18時18分  スポーツ報知
  • 増田寛也氏(左)の応援に突然現れた西川きよし

 東京都知事選(31日投開票)に立候補している増田寛也元総務相(64)=自民、公明、日本のこころ推薦=は選挙戦最終日となった30日、銀座4丁目交差点(中央区)などで「最後のお願い」をした。初の応援に入るかどうかが注目された安倍晋三首相(61)は結局、姿を見せなかった。

 各社の世論調査で小池百合子元防衛相(64)との接戦が伝えられる増田氏だけに、最終日に首相がサプライズで応援演説し、小池氏に流れた自民支持層の掘り起こしを図るのでは、との見方が広がっていたが、実現せず。関係者によると、増田氏陣営から打診はしていたものの、最終的に調整がつかなかったものとみられる。

 安倍首相のサプライズ応援を待ち受けていた報道陣の前で、実際にマイクを握ったのは、元参院議員でタレントの西川きよし(70)だった。「たった今、鶴の恩返しではなく『目玉の恩返し』のために大阪からやって参りました! いよいよ明日は増田さんに都知事になっていただくための投票日。皆さん、ぜひ『増田寛也』とお書き下さい!」。1986~2004年の議員時代、増田氏の父親である増田盛氏(故人)に、そして増田氏本人にも世話になった恩があり、駆け付けたと説明した。

 増田氏は「求められるのはクリーンな都知事。私は全くの民間人で政治資金は持っておりません!明日、投票箱が閉まるまで、しっかりお訴えしていきます!増田都政の実現に力をお貸し下さい! ぜひ勝たせて下さい。最後の最後の心からのお訴えでございます!」と呼び掛けた。

 選挙カーの上には菅義偉官房長官(67)、茂木敏充選対委員長(60)、石原伸晃都連会長(59)ら自民党幹部がズラリと並んだ。陣営スタッフの中には、内田茂都連幹事長(77)の姿もあった。

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