エイノユハニ・ラウタバーラさん(フィンランドの現代音楽作曲家)所属するレコード会社によると、27日、ヘルシンキで死去、87歳。転倒した後に受けた臀部(でんぶ)の手術の合併症を患っていた。

 ヘルシンキ出身。交響曲や協奏曲、オペラなど多くの楽曲を制作した。代表曲は、フィンランド北部の湿地で自ら録音した鳥のさえずりを使用した協奏曲「カントゥス・アルティクス」(72年)。94年の「交響曲7番『光の天使』」で初めて世界的な注目を集めた。(時事)