22日、北朝鮮の平安北道新義州(シニジュ)市の黄金坪(ファングムピョン)から脱北した兵士2人のうち1人が、中国人民解放軍に拘束・連行された。(関連記事)
冒頭の写真は、兵士が連行される時の決定的瞬間を撮影した写真だが、デイリーNKが独占入手した。(関連記事)
脱北した北朝鮮軍人2人のうち、残りの1人の逮捕のニュースは聞こえてこない。消息筋は「現在、武装した中国軍人も見えず、駅での検問も行われていない」としながら「このような姿を見ると、残りの1人も捕まった可能性が高いとすることができる」と述べた。
相次ぐ「脱北兵士による強盗事件」は軍規の乱れ
昨年末も、中朝国境地帯の中国側で脱北兵士が食べ物欲しさに老人4人を殺害する事件が起きたが、強盗殺人が相次ぐ背景には、朝鮮人民軍の下級兵士たちの厳しい困窮事情がある。