今年3月26日、米国ハワイから日本に向かっていた旅客機内で、「ヨガをやりたい」と主張して騒ぎを起こし、米国連邦捜査局(FBI)に逮捕された70代の韓国人男性が、航空会社に5000万ウォン(約458万円)を支払うことになった。
AP通信は今月28日(現地時間)、ハワイ州ホノルルの連邦裁判所が、韓国人のB被告(72)に「ユナイテッド航空に対し3年間で4万4235ドル(約451万円)を支払うように」と命じる判決を下したと報じた。
連邦裁判所によると、韓国で長く農業を営み、最近引退したB被告は今年3月、結婚40周年を記念して妻とハワイへ旅行に出かけた。ところが、日本経由で韓国へ帰国しようとした際に問題が起こった。客室乗務員たちが機内食を提供していたとき、B被告は「ヨガをやりたい」と言って機内後方に移動した。止めようとした妻を押しのけた上、乗務員や乗客たちに「皆殺しにしてやる」と言い放ったという。B被告が騒ぎを起こしているとの報告を受けた機長は、出発地のホノルル国際空港に引き返し、降機させられたB被告は直ちにFBIに逮捕された。