高市総務相、NHK受信料「引き下げが適切」

読売新聞 / 2016年7月29日 21時7分

 NHKの受信料が下がる可能性が出ている。

 高市総務相は29日の閣議後の記者会見で、「引き下げも含めて検討してもらうのが適切ではないか」と述べた。NHK改革を検討する総務省の有識者会議は今月下旬に公表された中間とりまとめ案で、受信料のあり方を「利益を視聴者に還元し、受信料を納得感のあるものにすべきだ」と指摘していた。今後の議論で、国民の理解を得られる水準に導けるかが焦点になる。

 NHKの受信料は現在、口座引き落としで2か月払いの場合、地上契約で月額1260円(税込み)、衛星契約で月2230円となっている。受信料収入は2015年度に6625億円と過去最高となり、税引き後利益にあたる事業収支差金は288億円に上った。

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