【ホーチミン市=富山篤】ベトナム航空は29日、同社と同国の国際空港のホームページが中国のハッカー集団に一時ハッキングされたと発表した。3時間にわたってトップページに「反ベトナム・フィリピン」「中国の領土は不可侵である」などと書かれていた。約40万人の会員の情報が漏れた可能性もあるという。
同社によると「1937CN」という中国では有名なハッカー集団の犯行。2014年5月に中国が西沙諸島(英語名パラセル)付近で石油掘削をしたのに対し、ベトナムが反発した時も自治体など200以上のホームページをハッキングした。