ことのきっかけは、M570を落下させてしまい、サイドボタンが潰れてしまったことです。
サイドボタン以外は無事だったこのトラックボールを、サイドボタンの修理で完全復活させよう というのが今回の狙いでした。
チャタリングが起こりやすいと言われているロジクールですが、そのせいか左右クリックに使われるスイッチの交換事例は数多く挙げられています。
しかし、自分がぶっ壊してしまったサイドボタンに使われているタクトスイッチの交換事例はネットに上がっておらず、とても難航しました。
今回の自分の記事が、少しでも同様に困っている方の参考になったら嬉しいです。
サイドボタンに用いられているタクトスイッチ今回交換用として用意したのは、ALPS製 SKQGA
FE010 (
製品情報) というもの。
秋葉原の千石電商さん本店2階にて55円(税込)で購入。

今回使うのは突起があるスイッチです。売り場にはこれの近くに突起がないもの(SKQGA
EE010)もあるので注意。
準備するもの半田ごてと半田・
マイナスドライバーがあれば十分です。
スイッチ交換作業
交換後の写真を用いて手順を説明していきます。
取り外し
①赤丸の二か所のはんだを溶かしながら、赤矢印の位置からマイナスドライバーを差し込み、スイッチの赤丸側を浮かせる
②青丸側でも同様に行う
これで取り外すことができます。
自分ははじめピンセットでつまみ上げようと思っていましたが、マイナスドライバーを使ったほうが確実でした。
取り付け
以前スイッチが付いていたところに交換用のスイッチをのせ、丸が付いている4か所をはんだ付けする。
スイッチに上下は関係ないようですので、交換前と同じ位置に載せてはんだ付けをするだけで大丈夫です。
これでスイッチの交換は完了です、
スイッチの交換も終わり、外装も付け直した。あれれ!?サイドボタンが押せないぞ!!????そんなときは、サイドボタンの
タクトスイッチが付いている小さな基盤を回して位置を調節してみましょう。
小さな基盤のねじを止め直した際に、ねじの回転につられて小さな基盤が回ってしまうことが原因のようです。
少しその分を補正してあげると、サイドボタンが動くようになると思います。
これは、左右クリックのマイクロスイッチを交換した際にも起こりやすいようなので、注意しましょう。
交換後の感触交換後のスイッチはクリック感が強まっています。
また、コチコチッ という音が交換前のスイッチと比べて大きくなっているので注意です。(自分はあまり気になりませんw)
自分は新しいスイッチのクリック感が気に入りました。
基板に表面実装されたもののはんだ付けは初めてでかなり苦戦してしまったため、ろくに写真を残せませんでした…
でも、無事に成功しただけ良しとしたいです!
※修理・改造は自己責任で行ってください。また、当記事はDIYによる修理を助長するものではございません。※